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健康と環境に優しい!有機米の魅力と選び方

公開日: 更新日:2024.02.09
健康と環境に優しい!有機米

私たちの食卓に欠かせない主食であるお米。
近年、有機栽培の米(=有機米)が注目を集めています。

しかし、有機米が一体何なのか、その真のメリットや特徴を理解している人は少ないかもしれません。

実は自然にも身体にも優しい有機米。なぜ今注目されているのか、その理由を深掘りしていきましょう。


有機米の定義と特徴

自然な環境下で作られる有機米

有機米とは?

有機米とは、特定の基準を満たした栽培方法で育てられた米のことを指します。一般に、化学肥料や農薬を使用せず、自然な環境下で丁寧に育てられるのが特徴です。

有機栽培は、土壌の健康を維持し、生態系への配慮を重視しています。このため、有機米は環境に優しく、持続可能な農業の一環として注目されています。
日本では、有機JASマークが付けられた商品が有機農産物として認証されており、消費者はこのマークを見て有機米を識別できます。


有機米のメリット

有機米のメリットは多岐にわたります。

【環境への配慮】
有機米の栽培には、農薬や化学肥料を使いません。そのため、土壌や水質の汚染を防ぎ、生物多様性を保つことができます。また、より自然な状態で育つことができ、米本来の味わいを楽しむことができます。

【栄養価の高さ】
有機米は、普通米に比べて栄養価が高いという研究結果があります。特に、ミネラルやビタミン類の含有量が高いとされています。

【安全性の高さ】
有機米は、農薬による残留リスクが低く、化学肥料の影響を受けないため、安全性が高いともいわれています。


有機米の種類

有機米の種類は、栽培される地域や品種によって異なります。

日本国内では、さまざまな地域で独自の特色を持つ有機米が生産されています。例えば、冷涼な気候で栽培される北海道の有機米は、粒がしっかりとしていて味わい深いと評価されています。

また、品種によっても味や食感に違いがあり、消費者は自分の好みに合わせて選ぶことができます。有機米は、その生産地や品種によって多様な味わいを楽しむことができるのです。

 


有機栽培とは

 有機米は安全性が高い

有機栽培の基準

平成18年に「有機農業の推進に関する法律」が制定され、有機栽培の条件が定義されました。
「有機農業の推進に関する法律」による有機農業の定義は以下のとおりです。

〇化学的に合成された肥料及び農薬を使用しない
〇遺伝子組換え技術を利用しない
〇農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減する
農業生産の方法を用いて行われる農業です。

有機栽培の基準は、化学肥料や農薬を使用せず、自然の力を最大限に活かすことに重点を置いています。この栽培法では、土壌の健康を維持し、生物多様性を保護することが求められます。

日本での有機農産物の認証基準は、農林水産省が定めるJAS規格によって管理されており、この基準に適合した農産物のみが有機JASマークを表示できます。このマークは、厳しい基準をクリアした高品質な有機農産物であることを消費者に保証するものです。


有機栽培のメリット

有機栽培には以下のメリットがあります。

【環境への配慮】
有機栽培では、農薬や化学肥料を使いません。そのため、土壌や水質の汚染を防ぎ、生物多様性を保つことができます。

【栄養価の高さ】
有機栽培では、土壌の微生物が活性化するため、植物が栄養をより効率的に吸収することができます。そのため、有機米は、普通米に比べて栄養価が高いという研究結果があります。

【安全性の高さ】
有機栽培では、農薬や化学肥料の影響を受けないため、安全性が高いともいわれています。

有機栽培の最大のメリットは、農薬や化学肥料を使わないことによる環境への配慮です。自然に優しい栽培方法は、土壌の健康を維持し、生物多様性を守る上で重要な役割を果たします。

また、有機栽培された作物は、化学物質による汚染のリスクが低く、消費者にとっても安全性が高いとされています。さらに、有機農法は持続可能な農業のモデルとして、地球環境の保全に寄与しています。


有機栽培の課題

一方で、有機栽培にはいくつかの課題も存在します。

【収量の低下】
有機栽培では、農薬や化学肥料の使用により、病害虫や雑草の被害を受けやすくなります。そのため、収量が低下する傾向にあります。

【生産コストの高さ】
有機栽培は、農薬や化学肥料を使わない分、手間やコストがかかります。そのため、有機米の価格は、普通米に比べて高くなる傾向にあります。

まず、化学肥料や農薬を使用しないため、害虫や病気の管理が難しく、収穫量が減少する可能性があります。これにより、有機農産物の価格が非有機農産物に比べて高くなることが多いです。
また、有機栽培は手間がかかり、労力や時間が多く必要とされます。

これらの課題に対処するためには、新しい農法の開発や技術の進歩、消費者の理解と支持が不可欠です。


有機米と健康の関係

有機米と健康

有機米の栄養価

有機米は、その栄養価の高さで知られています。化学肥料や農薬を使用しない自然な栽培環境により、米本来の栄養成分が豊富に含まれているとされています。

特に、ビタミンB1は、普通米に比べて約1.5倍、ビタミンEは約2倍含まれているという研究結果があります。また、有機米の食物繊維は、普通米に比べて約1.3倍含まれているという研究結果もあります。

これらの栄養素は、日々の健康維持に不可欠であり、特にビタミンB群はエネルギー代謝を助ける重要な役割を果たします。

有機米は、栄養豊かな食生活を送る上で優れた選択肢の一つです。


健康への寄与

有機米を食べる最大の利点の一つは、化学物質の摂取リスクを低減できることです。

有機米の栽培では、化学肥料や合成農薬の使用を避けるため、これらの物質が米に残留するリスクが格段に少なくなります。通常の米に比べ、有機米は自然な状態で育てられるため、消費者が摂取する食品中の化学物質の量を減らすことができます。

これにより、長期的な健康への影響を考えたとき、有機米はより安全な食品選択肢と言えます。特に、農薬に敏感な小さな子供や妊娠中の女性にとって、有機米は健康面でのメリットが大きいと考えられています。

また、有機栽培によって保全された豊かな土壌から育つ有機米は、栄養価が高く、特にビタミンやミネラルが豊富に含まれているとされています。これらの栄養素は、日々の健康維持に役立つだけでなく、免疫力の向上や代謝の促進にも寄与します。

【生活習慣病の予防】
有機米のビタミンやミネラルなどの栄養素は、生活習慣病の予防に役立つと考えられています。例えば、ビタミンEは、動脈硬化や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患の予防に役立つと考えられています。

【アレルギーの予防】
有機米は、農薬や化学肥料の影響を受けないため、アレルギーの原因となる物質が少ないと考えられています。そのため、アレルギーの予防に役立つと考えられています。

【認知機能の維持】
有機米のビタミンB1は、認知機能の維持に役立つと考えられています。そのため、認知症の予防に役立つと考えられています。


有機米と普通米の違い

米本来の栄養成分がより豊富

成分と安全性

有機米と普通米の最も大きな違いの一つは、成分と安全性にあります。

有機米は化学肥料や農薬を使用せずに栽培されるため、米本来の栄養成分がより豊富に含まれる傾向があります。特にビタミンやミネラル、食物繊維などが普通米に比べて多いとされています。また、化学肥料や農薬を使用しないため、農薬残留のリスクが非常に低いとされています。

一方、普通米は化学肥料や農薬の使用によって、これらの栄養素が減少する可能性があり、さらに化学肥料や農薬の残留物が米に残るリスクがあります。

消費者は、安全性を考慮する上で、これらの違いを理解することが重要です。


栽培方法の対比

有機米と普通米の栽培方法には顕著な違いがあります。

  有機米 普通米
農薬・化学肥料 使用しない 使用する
肥料 有機肥料 化学肥料
収量 低下する 高い
コスト 高くなる 安い

有機米は、自然環境に優しい農法を採用し、化学肥料や農薬の使用を避けることで、土壌の健全さを保ち、生態系のバランスを維持します。
これに対し、普通米の栽培では、高い収穫量を確保するために、化学肥料や農薬が一般的に使用されます。

これらの違いは、土壌の状態、生態系への影響、そして最終的な米の品質にも影響を及ぼします。


消費者の選択:味・舌ざわり、価格

消費者が有機米と普通米を選ぶ際、味や舌ざわり、価格は重要な要素です。

【味・舌ざわり】
有機米は化学肥料や農薬を使用しないため、米本来の味が強く感じられることがあります。また、粒がしっかりとしていて舌ざわりが良いと評価されることがあります。
有機米は、普通米に比べて、タンパク質や脂質の含有量が低いため、あっさりした味になる傾向があるとされています。さらに、有機米は、普通米に比べて、ぬめりが多いため、炊き上がりの食感も異なる場合があります。
ただし、これらの感覚的な評価は、米の品種や栽培地域によって異なります。
また、近年では、品種や栽培技術の進歩により、味や舌ざわりが高品質な普通米も存在します。

【価格】
有機米は農薬や化学肥料を使わないため、手間やコストがかかり、さらに生産量が少ないため、普通米に比べて価格が高い傾向があります。
普通米は、大量生産が可能であり、より安価で購入することができます。これは、日々の家計に影響を与える重要な要素となります。

消費者は、自身の好みや価格に応じて、どちらを選ぶかを決定します。また、環境や健康への配慮も選択の理由となり得ます。
最終的には、味、質感、価格のバランスを考慮して、個々に合った選択をすることが大切です。


選び方と保存方法

生産者の信頼

有機米の選び方

有機米は安全な食品とされています。しかし、有機米でも、残留農薬や化学肥料が検出されるケースはゼロではありません。そのため、安全な有機米を選ぶためには、以下の点に注意しましょう。

【JAS認証マークの有無を確認する】
JAS認証マークは、農林水産省が定めた有機農産物の認証基準を満たした農産物にのみ、付与されるマークです。JAS認証マークの付いた有機米は、残留農薬や化学肥料の基準をクリアしているため、安全性が高いと言えます。

【産地や収穫時期を確認する】
有機米でも、産地や収穫時期によって、残留農薬や化学肥料の検出率が異なる場合があります。そのため、産地や収穫時期が明記された有機米を選ぶようにしましょう。

【生産者の信頼性を確認する】
直接生産者と取引できる場合は、生産者の信頼性を確認することも大切です。生産者の顔が見えるような有機米であれば、より安心して食べることができます。

有機栽培による食品は、長期的な健康への影響や環境への配慮も考慮されています。日々の食生活において、より安全で健康的な選択をする際、有機米は信頼できる選択肢となるでしょう。


保存方法のコツ

有機米の保存方法は普通米と同じです。お米の品質を維持するためには、以下の点に注意しましょう。

【直射日光を避けて保存する】
直射日光を浴びると、ビタミンなどの栄養素が失われてしまいます。直射日光を避けて、風通しの良い場所で保存しましょう。

【湿気を避けて保存する】
湿気が多いと、カビや虫が発生しやすくなります。湿気を避けて、乾燥した場所で保存しましょう。

【密閉容器に入れて保存する】
空気に触れると、風味が落ちてしまいます。密閉容器に入れて保存しましょう。

まず、直射日光や高温多湿を避けることが重要です。有機米は湿気や温度変化に敏感なため、涼しく乾燥した場所で保存することが望ましいです。また、密閉容器や冷暗所での保存が理想的です。

これにより、米の風味や品質を長持ちさせることができます。さらに、長期保存の場合は冷蔵や冷凍も効果的です。


賞味期限と品質

有機米の賞味期限は、保存状態や米の種類によって異なります。一般的には、購入後6ヶ月から1年が目安とされていますが、適切に保存されていればそれ以上の期間も品質が保たれることがあります。

また、有機米は普通米に比べて、保存性が高い傾向にあります。そのため、賞味期限を過ぎても、比較的おいしく食べられる可能性があります。しかし、賞味期限を過ぎた米は、味や香りが落ちる可能性があるため、購入後はできるだけ早めに消費することをお勧めします。

保存状態に注意して品質を保つことが、有機米をおいしくいただくための鍵となります。


有機米を使ったレシピ

有機米を美味しく

美味しい炊き方

有機米を美味しく炊くためには、以下のポイントを押さえましょう。

【米を研ぐ】
有機米は、普通米に比べてぬめりが多いため、しっかりと研いでください。研ぎ汁は、3回程度に分けて、それぞれ30秒程度を目安に研ぎます。

【水加減】
水加減は、お米の種類や炊飯器の種類によっても異なります。目安としては、お米1合に対して水200mlが目安です。
一般的に、有機米は普通米よりも水を多めに必要とします。炊飯器を使用する場合、普通米用の水位より少し多めの水を加えるのがポイントです。

【炊き時間】
炊き時間は、お米の種類や炊飯器の種類によっても異なります。有機玄米なら「玄米モード」、有機米なら「白米モード」で大丈夫です。炊飯器の表示に従ってください。
炊飯器に「有機米モード」「無農薬米モード」があれば、それを選ぶと適切に炊飯できます。

また、炊飯の際に、以下の方法を試してみてはいかがでしょうか。

【炊飯前に米を30分程度浸水させる】
浸水させることで、お米の芯まで水が入り込み、ふっくらと炊き上がります。

【炊飯の際に、少量の酒を加える】
酒を加えることで、お米の甘みや香りが増します。

【炊飯の際に、少量のだし汁を加える】
だし汁を加えることで、お米の旨味が増します。


健康的なレシピ

有機米の自然な風味と栄養を活かした健康的なレシピです。

☆有機玄米と野菜の豆乳リゾット
【材料】
有機玄米
玉ねぎ、さまざまな季節の野菜(例:にんじん、ズッキーニ、ブロッコリー)
豆乳
にんにく
オリーブオイル、塩、胡椒

【調理法】
玉ねぎとにんにくをオリーブオイルで炒め、刻んだ野菜と玄米を加えてさらに炒める。
水と豆乳を加えて米が柔らかくなるまで煮込み、塩胡椒で味を調える。


☆有機米の栄養豊かなサラダ
【材料】
冷やした有機米
ミックスサラダ、アボカド、トマト、きゅうり
レモン汁、オリーブオイル、塩、胡椒

【調理法】
野菜を適当な大きさに切り、冷やした有機米と混ぜ合わせる。
レモン汁、オリーブオイル、塩胡椒で味付けし、軽く混ぜる。


☆有機米のかぼちゃ粥
【材料】
有機米
かぼちゃ、小葱
水、塩

【調理法】
かぼちゃを柔らかくなるまで蒸し、有機米と一緒に鍋に入れる。
水を加え、弱火でじっくりと煮込む。
塩で味を調え、小ねぎで彩りを加える。

玄米は白米に比べて食物繊維が豊富で、野菜と組み合わせることで栄養バランスの良い一皿になります。また、有機米を使ったサラダは、さまざまな季節の野菜やドレッシングとの相性が良く、軽やかながらも満足感のある食事を楽しめます。



有機米は私たちの食卓に、ただ美味しいだけでなく、環境への配慮と健康を考える、新たな選択肢です。

日々の選択が、未来への大切な一歩となることを忘れずに、ぜひ有機米を取り入れてみてはいかがでしょうか。



農林水産省:有機農業とは





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この記事を書いた人

中山

地球を愛する料理研究家であり、SDGsと食品ロスに情熱を傾けるライターです。食品ロス削減を通じて、環境保護と健康的な食生活の両立を促進し、持続可能な社会の実現を目指しています。趣味は家庭菜園。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。