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【キッチンを笑顔にするテクニック】シャバシャバカレー・シチューからの脱出

公開日: 更新日:2024.03.25
【キッチンを笑顔にするテクニック】シャバシャバカレー・シチューからの脱出

カレーやシチュー作りで悩まされたことはありませんか?
特に、「シャバシャバになってしまった!」という経験、一度はあるのではないでしょうか。

そんなシャバシャバカレーやシチューを見事に復活させ、さらに美味しくする水分調整のテクニックをご紹介します。
簡単な調整から、野菜を使った自然なとろみの出し方、魔法のような粉末調味料の活用法まで、これを読めばもう失敗知らず!

キッチンが笑顔になる魔法、始めてみませんか?


なぜカレーやシチューがシャバシャバになるの?

しゃばしゃばカレー

水分量過多?原因を探る

カレーやシチューがシャバシャバになってしまう最も一般的な理由は、単純に水分量が多すぎることにあります。一般的に、カレーは水に対してルーの比率が1:2~3、シチューは1:1~2が目安です。

しかし、レシピに記載されている水の量を正確に守っても、使用する野菜の水分量や、煮込む容器の蓋の閉まり具合によって、最終的な水分量に大きな差が出ることがあります。
特に、トマトやナスなど、水分を多く含む野菜を使用する場合や、蓋がしっかり閉まらない鍋を使用すると、予想以上に水分が残ってしまうことが多いです。

こうした状況を避けるためには、途中で味を確認しながら、必要に応じて水分を調整することが重要です。


煮込み不足?時間と温度のチェック

カレーやシチューにとろみが出るのは、じっくりとした煮込みのおかげです。

【加熱時間】
ルーに含まれるデンプンは、加熱することで糊化し、とろみを生み出します。しかし、十分な加熱時間が確保できていないと、デンプンが糊化せず、シャバシャバのままになります。
一般的なカレーやシチューは、ルーを入れてから弱火で10~20分ほど煮込む必要があります。しかし、使用する鍋の種類や火加減、野菜の量などによって、適切な加熱時間は異なります

【温度管理】
デンプンは、温度によって糊化の速度が変化します。低温ではゆっくりと糊化し、高温では急速に糊化します。
カレーやシチューを作る場合は、弱火でじっくりと加熱することで、デンプンが均一に糊化し、滑らかなとろみが出ます。また、沸騰させるとデンプンが壊れてしまい、とろみが弱くなるため、沸騰させないように注意が必要です。
適切な温度での均一な煮込みが、理想的なとろみを生み出す鍵となります。

【焦げ付き防止】
長時間加熱する場合は、焦げ付き防止のためにも、途中でかき混ぜながら加熱し、ルーが溶けきってとろみがつくまで煮込みましょう。
焦げ付きそうになったら、火を弱めたり、鍋底から離したりして、温度を調整します。


野菜の水分?素材による違いを理解

シチューやカレーに使用する野菜には、それぞれ異なる水分量が含まれており、この水分が料理全体の水分バランスに影響を与えます。水分量が高い野菜を多用すると、料理が思ったよりも水っぽくなる原因になり得ます。

【水分量の多い野菜】
トマト
ナス
きのこ類
ピーマン
キャベツ
白菜

【野菜の水分量を抑える対策】
調理前にキッチンペーパーなどで水気をしっかりと拭き取る
後から加えるようにする
煮込み時間を短くする
別途炒めて、水分を飛ばす

【水分量の少ない野菜】
じゃがいも
玉ねぎ
にんじん
さつまいも

水分量の少ない野菜は、カレーやシチューにとろみを与えることができます

野菜の種類に応じて水分量を調整することが、カレーやシチューがシャバシャバになるのを防ぐには、効果的です。


水分調整で劇的変化!とろみ復活の魔法

鍋で水分を飛ばす

水分調整の基本:簡単テクニック

カレーやシチューが思ったよりも水っぽくなってしまったとき、簡単な水分調整テクニックで理想のとろみを取り戻すことができます。

最も基本的な方法は、余分な水分を蒸発させるために、蓋を取り、弱火でじっくりと煮込むことです。
このプロセスでは、料理の温度を一定に保ちながら、水分が徐々に蒸発していきます。ただし、焦げ付きやすいので、途中でかき混ぜながら加熱しましょう。

また、煮込み途中で小麦粉や片栗粉を少量の水で溶いたものを加えることも有効です。
この際、ダマにならないようにするために、しっかりと混ぜ合わせることが重要です。約10分程度煮込むことで、料理は自然なとろみを帯び、味もより濃厚になります。
ただし、加えすぎると、食感が悪くなるので注意が必要です。


裏技大公開:味も濃縮する方法

カレーやシチューの水分調整では、ただ単にとろみを加えるだけでなく、同時に味を濃縮させることが可能です。

【トマト缶を加える】
トマト缶を加えると、酸味と旨味が加わり、味に深みが出ます。また、トマトに含まれるペクチンという成分が、とろみを生み出す効果もあります。

【味噌を加える】
味噌を加えると、塩味と旨味が加わり、コクが出ます。また、味噌に含まれるデンプンが、とろみを生み出す効果もあります。

【チーズを加える】
チーズを加えると、コクと風味がアップします。とろけるチーズや粉チーズなどがおすすめです。ただし、加熱しすぎると分離してしまうので注意が必要です。

【はちみつを加える】
はちみつを加えると、甘みとコクが出ます。また、はちみつに含まれる糖分が、水分を吸収してとろみを生み出す効果もあります。


火加減&時間調整:とろみ復活のポイント

カレーやシチューのとろみを復活させるには、火加減と煮込む時間の調整が非常に重要です。

理想のとろみを達成するためには、弱火での長時間煮込みが鍵となります。
弱火でじっくりと煮込むことにより、材料から出る自然なデンプンがゆっくりと溶け出し、料理全体に均一なとろみを与えます。10分ごとくらいに料理の様子を確認し、必要に応じて水分量を調整します。

また、最終段階で中火に切り替えて迅速に水分を飛ばすことで、とろみを最終調整することができます。

火加減と時間を適切に管理することで、理想の食感と味わいが生まれます。

木べらを持ち上げたときに、ゆっくりと流れ落ちるくらいが、理想的なとろみです

野菜の魔法で自然なとろみを生み出す

トマトピューレ

野菜の長時間煮込み:素材別最適な時間

野菜を使ってカレーやシチューに自然なとろみを出す方法の一つに、長時間煮込むという手法があります。
ただし、野菜は種類によって、適切な煮込み時間が異なります。適切な時間煮込むことで、野菜の甘みや旨味を引き出し、自然なとろみを生み出すことができます。

【煮込み時間の目安】
じゃがいも:煮込むことでホクホクとした食感と自然なとろみを生み出すことができます。煮込み時間は、20~30分程度が目安です。
玉ねぎ:じっくりと煮込むことで甘みが増し、とろみがつきます。煮込み時間は、30~40分程度が目安です。
にんじん:煮込むことで柔らかくなり、自然な甘みととろみがつきます。煮込み時間は、15~20分程度が目安です。
キャベツ:煮込むことで葉が柔らかくなり、甘みが増します。煮込み過ぎると、葉が溶けてしまうので注意が必要です。煮込み時間は、15~20分程度が目安です。
ほうれん草:アクが出るので、最初にサッと茹でてから煮込むのがおすすめです。煮込み過ぎると、色が悪くなり、栄養価が損なわれるので注意が必要です。煮込み時間は、5~10分程度が目安です。
白菜:芯の部分は火が通りにくいので、部位によってカットサイズを変えるのがおすすめです。煮込み過ぎると、食感が悪くなるので注意が必要です。煮込み時間は、20~30分程度が目安です。
きのこ類:煮込み過ぎると風味が損なわれるため、さっと煮込むのがおすすめです。煮込み時間は、5~10分程度が目安です。

【野菜の煮込み時間調整のポイント】
○野菜の大きさや硬さによって、煮込み時間を調整する必要があります。
○焦げ付き防止のため、途中でかき混ぜながら煮込みましょう。
○竹串を刺してみて、すっと通れば野菜は煮込み完了です。

このように、野菜の種類に応じた煮込み時間を把握することが、理想的な料理の完成に繋がります。


野菜ピューレで風味アップ

野菜をピューレにして加えることで、カレーやシチューに豊かな風味と自然なとろみを加えることができます。

【おすすめの野菜】
じゃがいも:マイルドな味わい
玉ねぎ:甘みとコク
かぼちゃ:濃厚な味わい
さつまいも:優しい甘み

【野菜ピューレの作り方】
1.野菜を柔らかく煮込む。
2.ミキサーやブレンダーでピューレ状にする。
3.カレーやシチューに加えて、混ぜ合わせる。

ピューレを加えるタイミングは、料理がほぼ完成した段階で行うと、風味が飛ぶことなく、とろみをしっかりと感じることができます。
このシンプルな一手間が、料理の味わいを格段に引き上げます。


自然な濃縮でとろみ増:自然なとろみを生む食材

料理に自然なとろみを加えるためには、ねばねば食品も有効です。

オクラや納豆、モロヘイヤ、海藻類、長芋や山芋などは、ペクチン、フコイダンなどの粘性成分を持っています。
これらの食材は、少量加えるだけで料理全体のテクスチャーを豊かにし、深みのある味わいを演出します。

それぞれの食材に下処理を施した後、料理に加えます
ネバネバ食品は、加熱し過ぎると風味が損なわれるので、注意が必要です。

オクラやモロヘイヤは、カレーやシチューが完成する直前に加えて、軽く煮る程度にします。
納豆や豆腐は、火を通し過ぎると固まってしまうので、最後に加えて温める程度にします。
○長芋や山芋は、すりおろしてから加えると、溶け込みやすくなります。
ワカメや昆布は、煮込み過ぎると食感が悪くなるので、最後に加えてさっと煮る程度にします。
これらの食材は、過剰に加えると料理の味が偏る可能性があるため、加える量には注意が必要です。

自然な食材を使ったとろみの調整は、健康的でありながら、料理のクオリティを高める素晴らしい方法です。


魔法の粉末調味料活用

カレー粉

味ととろみの二重奏

粉末調味料の魔法は、カレーやシチューに深い味わいと適切なとろみを同時にもたらします。

【カレー粉】
カレー粉には、ターメリック、クミン、コリアンダーなどのスパイスが含まれています。これらのスパイスは、カレーに風味とコクを与え、とろみを生み出す効果もあります。カレー粉の量を調整することで、味の濃さととろみを同時に調整することができます。

【シチュールー】
シチュールーには、デンプンが含まれているため、とろみを生み出す効果があります。また、塩、胡椒、野菜エキスなどが含まれているため、シチューの味を簡単に整えることができます。水溶き片栗粉と組み合わせて使用することで、より滑らかなとろみを作ることができます。

【コンソメ】
コンソメには、塩、胡椒、野菜エキスなどが含まれています。コンソメを加えることで、カレーやシチューに塩味と旨味を加え、とろみを生み出す効果もあります。野菜スープの素と組み合わせて使用することで、より深い味わいを作ることができます。

【その他】
チリパウダー、ガーリックパウダー、オニオンパウダーなど、さまざまな粉末調味料を活用することができます。これらの粉末調味料を組み合わせて使用することで、オリジナルの味ととろみを作ることができます。

粉末調味料は少量の水で溶かしてから料理に加えると、均一に分散しやすくなります。この手法を利用することで、味とテクスチャーの両方を一度に調整することが可能です。
特に、仕上げに加えることで、味のバランスを微調整しつつ、理想のとろみを実現できます。


粉末調味料で時短

忙しい日々の中で、時間を節約しながら美味しい料理を作ることは重要です。

粉末調味料は事前に混合されているため、スパイスやハーブを個別に計量して混ぜ合わせる手間が省けます。さらに、粉末状の調味料は料理に素早く溶け込み、味が均一になるため、料理の味を調整するために必要な時間も短縮されます。これにより、全体の調理時間を減らしつつ、一貫した味わいを確保することができるのです。

粉末調味料を活用することで、煮込み料理の時間を短縮しつつ、味に深みを加えることができます。

【時短テクニック】
○カレー粉やシチュールーなどの粉末調味料は、事前に他の調味料と混ぜ合わせておくと、溶けやすく、調理時間を短縮できます。
○粉末調味料を水で溶いてから加えると、ダマになりにくく、スムーズに溶け込みます。
○粉末調味料を少量の水で溶いて、電子レンジで加熱すると、より早く溶かすことができます。
○粉末調味料を油や水でペースト状にしてから加えると、香りや風味がより引き立ちます。


シャバシャバからのアレンジレシピ

カレーうどん

シャバシャバのカレーやシチュー。シャバシャバのままでアレンジしちゃいましょう。


カレーうどん

シャバシャバのカレーを熱々のうどんにかけて、日本の居酒屋風カレーうどんを楽しむことができます。

1.うどんを茹で、水気を切って、丼に入れます。
2.鍋にシャバシャバカレーと水を適量入れて温めます。好みによって和風だしをプラスしてもOK。
3.丼に入れたうどんにカレーをかけて、ネギ、天かす、卵、など好みの具材をトッピングします。


カレーリゾット

シャバシャバカレーを使って、イタリアン風のリゾットを作ることができます。

1.鍋にバターまたはオリーブオイルを熱し、玉ねぎ、にんにくを炒め、玉ねぎが透明になるまで炒めます。
2.米を加え、透明になるまで炒めます。
3.シャバシャバカレーを加え、よく混ぜ合わせます。この時点でカレーの水分が米に吸収され始めます。
4.温めたブイヨンを少量ずつ加え、常にかき混ぜながら米がブイヨンを吸収するのを待ちます。ブイヨンが吸収されたら、再び少量加える作業を繰り返します。
5.塩と黒コショウで味を調え、火から下ろす直前にパルメザンチーズを加え、よく混ぜ合わせます。
6.盛り付けて、刻んだパセリなどをトッピングして完成です。


シチューチャーハン

シャバシャバシチューを使って、意外なほどおいしい一皿ができます。

1.フライパンにオリーブオイルまたはバターを熱し、みじん切りにした玉ねぎとにんにくを炒めます。玉ねぎが透明になったら、溶いた卵を加え、卵がほぼ固まるまで炒めます。
2.卵がほぼ固まったら、冷えたご飯を加えます。
3.ご飯を炒めた後、フライパンの片側にご飯を寄せて、空いた側にシチューを加えます。シチューを強火で加熱し、水分を飛ばしながら煮詰めます。この時、シチューが少しとろみがつく程度になったら、ご飯としっかり混ぜ合わせます。
4.シチューがご飯に均一に絡んだら、塩・胡椒で味を整えます。シチュー自体に味がついているため、調味料は控えめにすることがポイントです。
5.お皿に盛り付け、青ネギなど、お好みでトッピングしてください。


シチューパンプディング

シャバシャバシチューを活用したユニークなアレンジレシピです。

1.耐熱容器の底に切ったバゲットや食パンの薄切りを敷き詰め、その上にシチューを流し込みます。
2.パンがシチューを吸収したら、上から卵液(卵と牛乳を混ぜたもの)をかけ、チーズをトッピングします。
3.オーブンで焼くことで、パンがシチューの味を吸収し、外はカリカリ、中はしっとりとしたパンプディングが完成します。


これらのリメイクレシピは、無駄を減らしつつ、さまざまな料理を楽しむための工夫として役立ちます。



シャバシャバになってしまったカレーやシチューも、ちょっとした魔法で生まれ変わります。今回ご紹介したテクニックを参考に、ぜひあなただけの魔法を試してみてください。

シャバシャバ問題を乗り越え、今日も美味しい発見を楽しみましょう。





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この記事を書いた人

村上

サステナブルライターとして、SDGsや生活の知恵を発信しています。育児をしながら、子どもと一緒に地球に優しい生活を目指し中。趣味は料理と美術館巡り。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。