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ケニアにおける食品ロス事情

公開日: 更新日:2023.09.06
ケニアにおける食品ロス事情

はじめまして!

ロスゼロの「営業部長」兼「小学生ジャーナリスト」ことみっちゃんの母です。

 

 

先日、仕事の関係でケニアへ。

 

その際、

ロスゼロの代表文美月さんから宿題を仰せつかったみっちゃんのお伴ということで・・。

ケニアのロスゼロ&エコ意識・対策事情を取材。

 

 

何かしらお題を頂くと、見方が多角的になって非常によいな、と思いました。

旅に出る時は、誰かに宿題をもらって出かけるのがお勧めかも?

 

部長の報告書を添えて、報告致します(・∀・)♫

ケニアのロスゼロレポート

 

■食品ロス事情の一端

 

ケニア投資庁というところで取材したところによると、

 

 

【①スーパー等の店舗で賞味期限が切れてしまった商品】

⇒何と、メーカーに買取義務があるそうです。

例えばビール等。

 

価格転嫁(回収分を見越してビールの価格が高いとか・・・?)

のきらいもあるようですが、

それでも、売りすぎ・仕入れすぎを防ぐ効果はありそう。

 

なかなかの大胆な政策。

 

なお、ケニア投資庁では、製造業およびSDGs分野への支援、投資に積極的とのこと。

とくに、ポストハーベストの問題は、社会的にも意識されていて、

「まだ未解決のビッグマーケット」だとか。

 

例えば、

豊作のときは作りすぎて廃棄が増え、不作のときは収入が乏しくなる等。

 

廃棄される果物

 

野菜等を乾燥させて、通年で農業従事者の収入を安定させる等、

付加価値を施した生産が推奨されるようになっているものの、

まだまだ成功例、ビジネス化は目に見えていませんでした。

 

これからの市場、耳よりです!

 

なお、今回は視察まで出来ませんでしたが、ホテルのなかには、

ゴミを収集・分別してエネルギー源にして電力にしているところもあるとか。

 

興味深いですね。

 

 

【②消費者の手元でのロス】

 

インドのデザート

 

⇒「賞味期限をあまり気にしない人が多いので・・・

あまり捨ててないのではないかしら・・・」

 

なるほど・・・φ(.. )。

 

インドと比べて、湿度が低く、その分食糧の保存はできるのかな?

ただ、後ほど訪問したバイオマスガス開発者のお話によると、

やはり、有機性廃棄物の問題は存在するとのこと。

 

・・・・でも、スラム街のマーケットには、

インドのような大量の生ゴミの山はなかったなあ・・

 

他方で、売り方はインドと似ていて、果物や野菜が山積みのうえ、

「1㎏数十円」の世界。

 

インドの山積み野菜

 

まだまだこの点は調査不足ですが、気候や文化の違いでしょうか。

・・・少なくとも、日本ほど賞味期限コンシャスで,

捨てすぎていることはないのでしょう。

 

 

【③ドギーバッグでお持ち帰り】

 

余ったピザ

 

⇒レストランで食べきれなかったピザとサラダは「ドギーバッグを御願いします」と言うと、

全く嫌な顔をされることなく、

綺麗にアルミホイルと紙バッグに包んで持ち帰らせてもらえました。

 

米国でもそうだったな・・・。

日本もお残しお持ち帰りはもっと当たり前になってもよいですよね。

 

 

■エコ・コンシャス

 

ドギーバッグのお持ち帰りのほかにも、ケニアはエココンシャス、と感じたのが

 

【①プラスチックバッグ(日本でいうコンビニ袋)は禁止!】

 

エコバックを持つ人

 

外で持ち歩いていると、警官に呼び止められるとか(+_+)。

代わりに、おしゃれなエコバッグ売ってます。

 

 

【②ストローはやっぱり紙製。】

 

紙製ストローとジュース

 

・・・なんか、日本って遅れてるな・・・と、改めて反省・・・。

ただ、スラム街だけは、排水、ゴミ、未解決問題山積・・・

 

 

報告は以上となります!

 

報告を受けた、ロスゼロ代表・文美月のレポートはこちら

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この記事を書いた人

中角

関西学院大学総合政策学部卒業。
カンボジアの現地企業にて、ゼロウェイスト関連の仕事に従事したのち、ロスゼロの広報担当として社内のことやSDGsについて発信しています。
趣味は犬と戯れること。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。