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「彼らに売れないものは存在しない」との異名を持つインキュベーションセンター

公開日: 更新日:2023.05.11
「彼らに売れないものは存在しない」との異名を持つインキュベーションセンター

【インド出張レポート】

国内線でグジュラード州・アーメダバードへ移動。

インド最高峰の経営系の大学があり、

そこに併設されているインキュベーションセンターを訪問。

インキュベーションセンター

スタートアップを全面的に支援してしており、

「彼らに売れないものは存在しない」と異名をとるくらいの施設だとか。

プロダクトアウト型ではなく、ちゃんとマーケットの方向を向いた、

いわゆるデザインシンキングなんだと思います。

「マーケットをいかに入るか(既存のマーケット参入)」ではなく、

「自分たちがどうマーケットを作り出すか」というニュアンスでした。

説明する男性

このインキュベーションセンターではワークショップ、

資金調達面でのバックアップ(ファンド3つ)、

非常にしっかりしたメンター制などなど、サポートが非常に充実。

スタートアップがビジコンなどに応募するアプリは18,000個ほどだそうで、

ブラッシュアップされたわずかなスタートアップが

6ヶ月のアクセラレーション・プログラムを受け、最終的には5~6個に。

なんと熾烈なことか。

ちなみにこのインキュベーションセンターでは多くの失敗例も共有されていて、

これも非常に大切なサポートだと思いました。

インキュベーションセンターで説明を聞くロスゼロ文美月社長

日本では一度失敗すると残念ながらやり直しが難しい社会ですが、

ここではスタートアップが思いきってビジネスに踏み出せるように、

ベーシックインカムのスタートアップ版があるそう。

もちろんそういうのに頼るようなマインドの人は全くおらず

ひたすら向上を目指し、何倍何十倍になるそうですが。

シリコンバレーでもインド人の存在感は大きいですが、

13.7億人のトップ層はいったいどれだけ頭がいいのか、もはや私には想像もつきません😆

参考:

Center for Innovation Incubation&Entrepreneurship(CIIE)

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この記事を書いた人

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は長風呂。