こんにちは。
学生インターンの上野です。
あなたは、【世界がもし100人の村だったら52人が女性です。48人が男性です。】
このような文章をみたことがありますか?
ロスゼロブログにはとてもわかりやすく勉強になる記事を取り揃えていますが、今回は、そういった内容から少し離れ環境問題や社会問題に対する興味関心をきっと後押ししてくれる
「世界がもし100人の村だったら」
についてお話したいと思います!
「世界がもし100人の村だったら」とは
(撮影者:上野)
「世界がもし100人の村だったら」とはそもそも何なのか。どのような内容なのか。
現在はこのように書籍化されたりもしていますが、はじまりはある小文でした。
原作は、アメリカの、ドネラ・メドウスという教授が1990年、世界を1000人の村にたとえ「村の現状報告」として人種、経済、政治、宗教などについてを説明した小文でした。
日本では、2001年3月にアメリカで当時世界銀行に勤務していた中野裕弓が、元同僚から受け取ったものを日本語に訳したのが最初だと言われています。
この文章が、チェーンメールのようにして内容が付け足されたり、削除されたりしながら、また1000人が100人となり世界的に広まっていきました。
これが、現在の
「世界がもし100人の村だったら」です。
【世界がもし100人の村だったら70人が有色人種で、30人が白人です。】
このように、数字が小さいので身近で想像しやすくわかりやすいですよね。
そこで今回は食品ロスにも関係する食や富についての項目を取り上げてみたいと思います。
世界が100人の村だったら栄養は?
【20人は栄養がじゅうぶんではなく、1人は死にそうなほどです。でも15人は太りすぎです】
現在日本では、肥満が原因となる生活習慣病の患者が増加している傾向にあります。
また、そうでなくてもほとんどの人が生きるために十分な食事をとっていることだと思います。
私たちは、栄養不足や飢餓で苦しむ20人よりも恵まれているということになります。
SDGsの2番目にも「飢餓をゼロに」という目標が設定されています。
飢餓で苦しむ人がいる一方、私たちの国では食糧に溢れ、廃棄している。
とても、矛盾していますよね。
世界が100人の村だったら富は?
【すべての富のうち6人が59%をもっていて、みんなアメリカ合衆国の人です。74人が39%を、20人がたったの2%を分け合っています】
【すべてのエネルギーのうち20人が80%を使い、80人が20%を分け合っています】
この文章を初めてみたときは本当にショックを受けました。
所有する財産や使用しているエネルギーに差があることは理解していましたが
こうしてわかりやすい数字としてみるとあまりの格差に言葉を失います。
また、SDGs7番目の目標
「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」
では、発展途上国のエネルギー状況での課題解決についても触れられています。
日本のエネルギー事情についてはこちらでも
ロスゼロブログ SDGとは何か?⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
このように、食品ロスをなくさなければならない
環境に配慮しなければならない
自分たちはとても恵まれている
わかってはいてもなかなか具体的にイメージを掴むのは難しいですよね。
そんな時に「世界がもし100人の村だったら」が、その手助けしてくれればと思います。
広い視野で世界をみること
日本で暮らしていると
なかなか気づかないこと
知らないこと
知らない方が幸せだったなと思うことがたくさんあります。
しかし、世界では今どんな事が起こっているのか視野を広く、知ろうとすることはとても大切なことだと私は思います。
今回紹介した内容以外にもジェンダー、教養、戦争や拷問、宗教、このような視点からみた世界についても書かれています。
これらは、「世界がもし100人の村だったら」 で
ネットやyoutubeなどで検索すると、全文読むことができます。
100人村の全文
https://www.apa-apa.net/kok/news/kok214-2.htm
書籍として読みたい方は、単行本が出版社のマガジンハウスから出版されています。
また、この文章をもとに作成されたドキュメンタリー番組があります。
「予防接種を受けることができず歩く力を失った少年」
「少年兵として最前線でたかかう少年」
など、思わず目を背けたくなる内容ですが少しでも気になった方は是非1度、ご覧になってください。
(レンタルショップなどで観ることができます。)
ロスゼロブログで何度も取り上げられているSDGsや、環境問題、食糧問題についてより深く、積極的に知りたくなる、学びたくなるそんなきっかけになるはずです。
今回は私が環境問題・社会問題に興味をもつきっかけとなった世界がもし100人の村だったらについてお話させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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