こんにちは、学生ライターの篠原です。
突然ですが!
私は20年間、生まれも育ちも福岡県で、現在は「北九州市」にある大学へ通っています。
北九州市は福岡県の北部、九州の最北端に位置します。
そんな北九州市は海や山といった「自然」が多いことから豊富な「食材」にも恵まれています。
また交通の便も良く、コロナ禍以前は地元でのお祭りやイベントも開催されており、とても魅力あふれる住みやすい街です。
(プライベートで訪れた高塔山のあじさい畑)
(同じくプライベートでドライブに行った若松港のイルミネーション♪)
北九州市は工業が栄えていたことから、高度経済成長期には非常に「公害問題」に苦しんだという過去があります。
このことをきっかけに環境問題に関して市民の意識が芽生え、
1997年には日本最大級のエコタウン事業への取り組みを開始しました。
そして2011年に国から「環境未来都市」に選定、
2018年には「SDGs未来都市」に選定されました。
実際に私も小学生の頃に社会見学で若松区にあるエコタウンを訪問したことがあることや、現在大学内の講義の中でもよく北九州市のSDGsについての取り組みについてお話を聞く機会が多いです。
(★高塔山から見た北九州市の夜景★)
さまざまな取り組みを行っている中でも10月は「食品ロス削減月間」であることから今回は食品ロスに着目し、
北九州市が行っている「残しま宣言」について紹介させていただきます。
令和元年の調査結果では北九州市の家庭からは年間2.6万トン(約61㎏/世帯)の食品ロスが発生していました。
そこで北九州市では、食べものの「もったいない」をなくすための取り組みとして、市民や飲食店が簡単に実行できる「残しま宣言」運動を実施しています。
食べものの「残しま宣言」運動 - 北九州市 (kitakyushu.lg.jp)
【残しま宣言】
外食時には・・・
一.食べ切ることができる量を注文します!
[食べきれないと思ったら、注文時に少なめにできるか聞いてみましょう。]
一.宴会時に食べ切りを声かけします!
[宴会前に幹事の方は、食べ切りの声かけをしましょう。
また、宴会中も料理の残り具合をみて、皆で声かけしましょう。]
一.グループ間で料理をシェアします!
[皆で料理をシェアして、食べ残しをなくしましょう。]
一.食事を楽しむ時間をつくります!
[宴会や会食時には、開始後30分、終了前10分などは、
席を立たずに料理を楽しく食べる時間を作りましょう。]
一.注文した料理は食べ切ります!
[注文した料理は、しっかり味わって食べ切りましょう。]
家庭では・・・
一.必要以上に買いすぎません!
[買い物に行く前に冷蔵庫の中身を確認し、
必要な分だけ買うようにしましょう。]
一.買った食材は使い切ります!
[余った食材は、保管して早めに使い切りましょう。]
一.作った料理は食べ切ります!
[食べられる量だけ作るようにしましょう。]
一.生ごみを捨てるときは水を切ります!
[生ごみの約80%は水分です。
生ごみを捨てる前にしっかりと水を切りましょう。]
一.賞味期限と消費期限の違いを理解します!
[賞味期限と消費期限の意味は違います。正しく理解しましょう。]
こちらの記事をチェック→
【消費期限】と【賞味期限】の違い - ロスゼロブログ - 食品ロス (losszero.jp)
以上が北九州市の掲げる「残しま宣言」です。
どうですか?どれも今日から実践できそうなカンタンなものばかりですよね!
他にも市民の食べきりを促進するための取り組みを行っている飲食店等を「残しま宣言応援店」として登録しており、登録店には下記のようなステッカーが目印として貼られています。
ぜひコロナ禍が収束したら訪れてみてください!
食べものの「残しま宣言」運動 - 北九州市 (kitakyushu.lg.jp)