秋と言えば食育の秋ですね。
美味しい野菜が増える時期になりました。
ところで、皆さんは「好きな野菜」と「嫌いな野菜」
どちらが多いですか?
野菜が大好きという方もいれば、嫌いな野菜ばかりという方もいるかもしれません。
嫌いな野菜が減り、好きな野菜が増えることは、皆さんの食事の楽しみが増えるだけでなく、食べ残しが減る事で食べられるのに捨てられる食材(食品ロス)を削減することができます。
食品ロス削減推進法(正式名称:食品ロスの削減の推進に関する法律)では、毎年10月を食品ロス削減月間、10月30日を食品ロス削減の日と定めています。
日本の食品ロス問題については過去のロスゼロブログをチェック!
嫌いな野菜について2019年にタキイ種苗が行った調査では、次のような結果が出ました。
<子どもが嫌いな野菜ランキング>
1位 ゴーヤ
2位 ピーマン
3位 春菊
<大人が嫌いな野菜ランキング>
1位 セロリ
2位 ゴーヤ
3位 春菊
ゴーヤや春菊など共通の野菜が上位ということから、大人になっても野菜嫌いを克服できていないことが分かります。
■どうして嫌いなのかを考えてみよう
例えば、・味が苦手
・青臭い匂いが苦手
・食感が気持ち悪い
・見た目や色が嫌い
・嫌な思い出がある
・食わず嫌い
他にも、嫌いな理由があるかもしれません。
この嫌いな理由を1つずつ無くせば、嫌いな野菜も食べることが出来るようになるはずです。
■嫌いな野菜を克服する方法
野菜嫌いを克服する為には、食べる事が出来た!という成功体験の積み重ねが必要になります。
今回は、嫌いな野菜を食べる為の方法を5つご提案します。
・見た目を変える【食わず嫌い、見た目が嫌いな方向け】
視覚は五感の中で最も強く、目からの情報は影響が大きいです。
その為、食事は見た目が8割と言われいます。
小さく刻んでハンバーグ・チャーハン等に混ぜこむと野菜だと認識しづらくなります。
・食感を変える【食感が気持ち悪い方向け】
調理方法や切り方によって野菜の食感を簡単に変えることができます。
例えば、私は椎茸の独特な弾力が苦手で椎茸が大嫌いでした。
しかし、焼きシイタケは食べることができました。
水分が飛んで、弾力が無くなった為です。
これは、ナスの食感が嫌いな方にも応用できます。
他にも、シャキシャキした食感や硬さが苦手な場合蒸す・煮ることで軟らかくすることができます。
ミキサーにかけてポタージュスープにすることもおすすめです。
・味つけを工夫する【味、匂いが苦手な方向け】
チーズ、バター、お肉、香味野菜(にんにく等)などうま味や味が濃いものと一緒に調理することで、野菜の味や青臭さを感じにくくさせます。
私は、ゴーヤの苦味が嫌いでしたが、お肉多めのゴーヤチャンプルーを完食できた事がきっかけでゴーヤ嫌いを克服しました。
・加熱時間の工夫する【苦味が嫌いな方向け】
野菜は、加熱時間により味が変化します。
例えば、セロリは生よりも加熱して、ポトフやスープにすることで苦味を抑えることができます。
風味が苦手な人が多い春菊は、10秒以上加熱することで苦味が増加します。
・野菜の選び方を変える【全ての方向け】
野菜は生もののため鮮度が味に大きく影響します。
また、季節の巡りに併せて成長した旬の野菜は、うま味や香りが豊かです。
同じ種類の野菜でも、鮮度、産地、季節によって味が異なるのです。
地域で採れた旬の野菜を選ぶことをおすすめします。
いかがだったでしょうか
嫌いな野菜を食べる為のヒントとなれば嬉しいです。
一口でも小さな成功体験の積み重ねできっと野菜嫌いは克服できます。
是非、お試しください。