こんにちは、学生ライターの和仁です。
10月中旬に、地域でフードシェアを行っている方に同行しました。
この日行ったフードシェアの流れは、以下の通りです。
朝、スーパーマーケットに食品を引き取りに行く
↓
引きっとった商品の重さを記録する(報告のため)
↓
地域の方のもとに届ける
商品を引き取りに行ったスーパーマーケットは、食品ロス削減のために「ハローズモデル」の仕組みを採用されていました。
ハローズモデルについては一つ前のロスゼロブログをチェック!
その為、スーパーに直接商品を引き取りに行きました。
裏口から入店し、指定された段ボール2箱を引き取りました。
その後、報告・記録の為に受け取った商品の重さを測りました。
この日は、13.3キロでした。
多い時は20キロ、少ない時でも10キロ程度の商品を引き取っているそうです。
実際に段ボールを持ったり、重さを測ることで、
陳列することのできない商品の多さに驚きました。
受けっとった食品は、
・消費期限・賞味期限が近くいもの
・販売期限が過ぎてしまったもの
などです。
販売期限とは、店頭で販売する事の出来る期限を表します。
製造日から賞味期限までの期限の3分の2までとされ、
その期間を過ぎると賞味期限内であっても店頭から撤去され、
返品や廃棄されるのが一般的です。
食品の具体的な内容は、納豆や豆腐の他に、
おでんの練り物やもち巾着等も多かったです。
理由として、10月中旬にも関わらず気温30度程の
暑い日が続いた事が考えられます。
例年と気温が違うと売れるはずの商品が売れなくなってしまう事から、
スーパーマーケットでの食品ロスは気候との関連があることが分かりました。
この日は、高齢者対象の体操教室を行っている会場に商品を届けました。
食品を受け取った参加者の方たちは、
「食べ物を提供していただけてありがたい」
「食べられるのに捨てるのはもったいない」
「普段自分では選ばない商品だから珍しい」
などの感想を話されていました。
食品は無償で提供する為、地域の方の生活の助けになります。
また、普段選ばない商品を知るきっかけにもなるので、
食事の楽しみが増えたり、企業側にとっては商品を
新しく知ってもらえるチャンスになると感じました。
食品の配布方法は、
・支援を必要とする方の自宅へ食品を直接持っていく
・当日にSNSで発信し食べ物を受け取りたい人に取りに来てもらう
・イベントで配布をする
など多くの方法があるそうです。
「ハローズモデル」では、スーパーマーケットに
商品を引き取りにいった人がすぐに食品の配布を行います。
その為、配送方法ではより細かい対応をすることができると分かりました。
このように、ハローズモデルでのフードシェアはより支援を必要としている人に
届けることができます。スーパーマーケットにとっても、
食品ロスを削減することができます。
過去のロスゼロのブログに掲載したように、
フードバンクの活動には人手不足問題や認知不足などの課題もあります。
しかし、日本では、食品ロス削減に向けた取り組みとして
フードバンクの活動が着実に広まっていると言えるでしょう。
今回、フードバンクの活動に同行してみて、食品ロスについて
理解が深まりました。
地域全体で食品ロス問題に取り組めるような社会を目実現するために、
私はこれからも様々な取組みに足を運んで、自分にできることを
行っていこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。