こんにちは。学生インターンの高井です。
私は食に関することに関心があり、サークル活動でも食に関わっています。
今回は私が活動してきた中で感じたことをお伝えしたいと思います。
Table For Twoとは?
Table For Twoという活動をご存知でしょうか。
これは先進国の肥満問題と途上国の飢餓問題を同時に解決することを目的とした活動です。
世界の人口約75億人のうち、約10億人が飢餓や栄養失調の問題で苦しむ一方で、20億人近くが肥満など「食」に関連する問題を抱えられているといわれています。
国際支援と聞くと、ちょっと難しそうなイメージがありませんか?
自分と遠い話とも考えがちかも知れません。
しかし支援する側にもメリットがあるとしたら、興味が湧いてきませんか?
満足な食事をとるのがままならない人もいれば、必要以上に栄養を取ってしまっている人もいるのが現状です。
この2つの課題、つまり 先進国の肥満問題と途上国の飢餓問題を同時に解決しようと始まったのがTable For Two(以下、TFT)です。
TFTは2007年に日本発の社会貢献活動として始まりました。
支援先
現在ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、ケニア、マラウイ、フィリピンの6ヵ国で、学校給食支援が行われています。
単に食事の提供にとどまらず、こどもたちの学力向上にも貢献しています。
途上国では給食が食べられるから子供を学校へ通わせている家庭も少なくありません。
なので給食支援を行うことは教育機会を与えることも繋がっています。
また、学校内や地域に菜園を作って農業支援も行っています。
そうすることで継続的にその場所で暮らしていきやすくなります。
仕組み
TFTは社員食堂や学食などで提供されているTFTメニューを1食食べると支援先の子供の給食1食分である20円が寄付される仕組みになっています。
またカロリーを抑えたTFTプログラム対象商品を購入すると1食分寄付されるというものもあります。
そしてTFTプログラムはSDGsの17のゴールのうち7つの達成に貢献できるんです。
2021年4月末時点で累計81,529,189食の寄付をしています。
TABLE FOR TWO | アフリカ・アジアの子どもたちに給食を届ける (tablefor2.org)
出典:TABLE FOR TWOとは | TABLE FOR TWO | アフリカ・アジアの子どもたちに給食を届ける (tablefor2.org))
大学にて
私は大学内の食堂でTFTメニューを提供することを主軸にこの活動をしていました。
多くの人に興味を持ってもらえるようなヘルシーメニューを考えたり、ポップや看板を設置して少しでもTFTを知ってもらいたいと思っていました。
しかし、昨年コロナウイルス拡大の影響で学内での活動が難しくなりました。
活動ができなくなるということは寄付するお金を集められなくなるということです。
そこで他大学の方と交流して今後について話す機会を設けたり、学外でTFTメニューを提供してくれるお店はないか探したりしました。
すると私たちの考えに賛同してくださるお店に出会え、現在ではヴィーガンランチをTFTメニューとして提供してもらっています。
また、農業についても関心を持ち、農家さんのお手伝いをさせていただくようになりました。
そこで出会う方々にTFTについて知ってもらうきっかけができました。
食や環境などに興味がある方々とお話しすることで、今まで自分たちにはなかった視点を取り入れることができています。
最後に
TFTに参加することは一切難しくありません。
TFTメニューを美味しく頂くだけです。
支援する人もされる人も、どちらにもメリットがあるのがTFTです。
これを機に興味を持っていただけたら、
ぜひTFTメニューを提供しているお店を調べてみてください。