こんにちは、ウェブ担当の前川です。
食品ロスの勉強をしていると、いろんな言葉との出会いがあります。
今回は「フードバンク」と「フードドライブ」の意味をご紹介します。
なんとなく知っているようできちんと知らなかったのですが、実は私たちでも気軽に参加できる、"フードロス削減"活動です。
「フードバンク」とは
主に企業や農家から発生する、まだ十分食べられるのに余っている食品を寄贈してもらい、食べ物を必要としている人のもとへ届ける活動および団体を指します。
賞味期限が近い食品や、規格外野菜・規格外食材が集まります。
フードバンクでは食品の収集・保管・管理・配布までの一連の活動全般を行います。
集められた食品は、児童養護施設の子供たちや、DV被害者のためのシェルター、路上生活を強いられている人たちに、無料配布しています。
令和元年5月に可決された「食品ロス削減推進法」により、企業や農家にとっては寄贈しやすい環境が、またフードバンクの活動に国が支援をする仕組みが整ってきました。
農水省:フードバンク活動マニュアル
「フードドライブ」とは
主に家庭で余っている食べ物を持ち寄り集めて、地域の福祉団体や、フードバンク等へ寄付します。
スーパーの入り口や自治体のお祭り・フェスタなどで、食品を持ち寄るためのコーナーを見かけるようになってきましたが、まだまだ認知度は低いです。
お家で余っている食品を捨てるのではなく、必要としている人に届けることができるこのシステム。
世界ではずいぶん前から気軽に行われているようです。
日本でももっと浸透していくようになればいいなと思います。
ちなみに”ドライブ”とは、”寄付”という意味です。
「フードバンク」と「フードドライブ」の違い
フードバンクとは、企業や農家から寄付された食品を、必要とする人や団体に無料で提供する団体のことです。
一方、フードドライブとは、家庭で余った食品を集めて、フードバンクや福祉団体に寄付する活動のことです。
つまり、フードバンクは食品を提供する団体であり、フードドライブは食品を集める活動であるという違いがあります。また、フードバンクは主に企業からの寄付を受けていますが、フードドライブは一般家庭からの寄付を受けています。
<フードバンク・フードドライブ参考サイト>
2000年に活動をはじめた、日本でも代表的なフードバンクシステムです。
フードドライブ活動も行っています。
日本でのフードバンクの推進・ノウハウ共有・立ち上げ支援などを行っています。
おおさかパルコープ店舗でフードドライブを行っています。
「フードバンク」も「フードドライブ」も、食べ物が余っている人と、食べ物が足りない人をつなげるという意味では同じ活動です。
身近にフードバンクやフードドライブを見かけたら、ぜひお家で余っている食品を預けてください。
フードロス削減に取り組むことは実はとても簡単です。
「もったいない」が「ありがとう」に変わるのが、
フードバンク・フードドライブです。
とても大切なフードロス活動ですね。
フードバンクについての記事↓
・フードバンクへの寄付・食品のシェア 私たちが今できること。
- フードロス削減、楽しい挑戦にしよう!
- 通販サイト「ロスゼロ」では、様々な理由で行先を失くした「食品ロス予備軍」を、その背景やつくり手の想いと共に、たのしく届けています。一緒におトクにおいしく社会貢献しませんか?