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【発酵食品DE腸活】美肌・ダイエット効果・時短!備えておきたい米麹と麹調味料

公開日: 更新日:2024.02.10
【発酵食品DE腸活】美肌・ダイエット効果・時短!備えておきたい米麹と麹調味料

美と健康は、キッチンから始まる。

古来から伝わる米麹の魅力を探り、日々の生活に溶け込む麹調味料の秘密を紐解きます。

あなたの食卓が、より豊かで健康的なものに変わるその一歩を、一緒に踏み出しましょう。


発酵パワーで美肌・ダイエット!麹の魅力

美肌


健康生活への第一歩

近年、腸内環境と健康の関係性が注目されています。腸内環境を整えることで、免疫力が向上したり、便秘や下痢などの消化器症状が改善されたり、肌荒れやアレルギーが軽減されたりすると言われています。

発酵食品には、腸内環境を整える善玉菌を増やす効果があります

発酵食品の代表格である米麹は、私たちの健康生活に不可欠な要素を多く含んでいます。
米麹に含まれるビタミンB群や酵素は、代謝を促進し、エネルギー生成をサポートします。特にビタミンB1は炭水化物の代謝を助けるため、積極的に取り入れることで、体の内側から健康を守ることができます。

米麹を日常の食事に取り入れることで、体の基礎から健康を築いていくことができます。

麹による美肌効果

米麹には、美肌効果が期待できる成分が豊富に含まれています。

ビタミンB群:肌のターンオーバーを促進し、シミやそばかすを防ぐ
ビタミンC:コラーゲン生成を促進し、肌のハリや弾力を保つ
ビタミンE:抗酸化作用により、肌の老化を防ぐ
食物繊維:腸内環境を整え、肌トラブルの原因となる便秘を解消する

また、米麹には、美肌効果のあるアミノ酸も豊富に含まれています。
コウジ酸:メラニン生成を抑制し、シミやそばかすを防ぐ
γ-オリザノール:抗酸化作用により、肌の老化を防ぐ

これらの成分が複合的に働きかけることで、肌の乾燥やシミ、そばかす、くすみなどの悩みを改善し、透明感のある美しい肌へと導いてくれます。

健康的な肌を保つためにも、米麹を含む発酵食品の摂取は非常に有効です。


麹でダイエットサポート

米麹はダイエットの強い味方です。

低カロリー:100gあたり約60kcalと低カロリー
食物繊維:満腹感を得やすく、食べ過ぎを防ぐ
ビタミンB群:代謝を促進し、脂肪燃焼をサポート

また、米麹に含まれる酵素は、消化を助け、代謝を高める効果があります。
特に、脂肪の代謝を助けるリパーゼという酵素は、体内での脂肪燃焼を促進し、効率的なダイエットをサポートします。さらに脂肪の吸収を抑制する効果のあるGABAも含まれています。

これらの特性を活かして、バランスの良い食事と組み合わせることで、健康的な体重管理が可能です。


初心者でも安心!米麹の基礎知識

米麹の基礎知識


米麹には生麹乾燥麹の二種類があります。
生麹は鮮度が命で、麹菌の活動が活発なため、短期間での使用がおすすめです。一方、乾燥麹は保存が利き、手軽に使えるのが特徴です。


米麹の種類と選び方

米麹には、大きく分けて「白麹」「黄麹」「黒麹」の3種類があります。
白麹:甘酒や塩麹などによく使われます。
黄麹:味噌や日本酒などによく使われます。
黒麹:焼酎や醤油などによく使われます。
それぞれのデンプン分解酵素や特徴を理解し、目的に合わせて選ぶようにしましょう。

米麹を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
:白麹は白く、黄麹は黄色い。変色やカビがないか確認する。
香り:麹の良い香りがする。異臭がないか確認する。
硬さ:適度に硬く、弾力がある。柔らかすぎるものは劣化している可能性がある。
産地:国産のものの方が安心安全。

最近では、スーパーやネット通販でも米麹を購入することができます。購入時は、麹菌が均等に分布しているか、異臭がないかを確認しましょう。


米麹づくりの基本ステップ

自家製米麹の写真

米麹は自宅で作ることもできます。


【基本ステップ】
洗米:米を洗い、ぬめりを取る。
浸水:米を水に浸し、30~60分ほど吸水させる。
蒸米:米を蒸す。
種付け:麹菌を米に振りかける。
保温:麹菌を繁殖させるために、温度と湿度を一定に保つ。
完成:麹菌が全体に繁殖したら完成。

まず、お米を洗い、しっかりと水を吸わせてから蒸します。お米の水分量が多すぎるとうまく米麹が増えないので、古米を使うのもおススメです。蒸し上がった米を冷まし、適温になったら種麹をまぶします。これを適切な温度と湿度の環境で1~2日保温し、麹菌を育てます。この過程で米が麹菌によって発酵し、米麹が完成します。

手順を丁寧に守ることで、美味しい米麹を作ることができます。


温度管理と保温のコツ

米麹づくりの成功には、温度管理と保温が鍵となります。
温度が高すぎると麹菌が死んでしまい、低すぎると繁殖が遅くなります。また湿度が低すぎると乾燥し、高すぎるとカビが生えてしまいます。過程で専用の容器がない場合は晒(さらし)などの布にくるんで、水分を吸収することで湿度調整ができる状態にするのがおススメです。

温度:30~35℃を保つ。
湿度:60~70%を保つ。

温度管理には、温度計やヨーグルトメーカーが便利です。
保温には、発泡スチロール箱や電気毛布などが使えます。また、冬場は室温が低いため、床暖房やヒーターなどを活用するのも良いでしょう。

米麹づくりは、最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れれば誰でも簡単にできます。


米麹の保存方法と保存期間

米麹を長持ちさせるには適切な保存方法が必要です。一般的に生麹は冷蔵庫で約1週間、冷凍庫で約1ヶ月。乾燥麹は冷暗所で数ヶ月間保管できます。

【保存方法】
冷蔵庫保存: 密閉容器に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存する。
冷凍庫保存: 密閉容器に入れ、冷凍庫で保存する。

【解凍方法】
冷蔵庫解凍: 冷凍庫から冷蔵庫に移し、ゆっくり解凍する。
流水解凍: 流水に当てて解凍する。

【注意点】
米麹は乾燥に弱いので、密閉容器での保存がベストです。特に生麹の場合は、湿気を吸収しやすく、カビの発生の原因になります。
保存容器は通気性の良いものを選び、冷蔵庫の中でも乾燥しやすい場所に置きましょう。
冷凍保存した米麹は、解凍後に水っぽくなることがあるので、水気を切って使用してください。

定期的に容器を開け、麹の状態をチェックすると良いでしょう。適切な保管方法で、新鮮な米麹を長く楽しむことができます。
ただし、いずれの場合も、保存期間が経過すると風味が落ちるので、早めの使用がおすすめです


保存食にも!自家製麹調味料の作り方

醤油麹


失敗しない!基本の塩麹の作り方

塩麹は、米麹と塩を混ぜて発酵させた万能調味料です
塩麹は初心者でも簡単に作ることができ、肉や魚を漬け込むと、柔らかくジューシーに仕上がります。

【材料】
米麹 100g
塩 60g
水 100ml(必要に応じて調整する)

【作り方】
米麹をほぐし、塩と混ぜ合わせる。
水を加えて、全体になじませる。
清潔な容器に入れ、蓋をして常温で保存する。
毎日1~2回、かき混ぜる。
1週間~10日ほどで完成。
保存は冷蔵庫で、約1ヶ月間持ちます。

【ポイント】
米麹は、白麹でも黄麹でもどちらでも使用できます。
塩は、天然塩や粗塩などを使うと、まろやかな味わいになります。
水は、浄水やミネラルウォーターを使うと良いです。
米麹の乾燥具合で、必要な水分は変わってきます。米麹がひたひたになる状態で発酵させてください。
保存容器は、煮沸消毒した瓶などを使用します。


万能!味噌麹の作り方

味噌麹は、米麹に味噌を加えて作る調味料です。肉や野菜のマリネ、煮物などに幅広く使え、味噌の旨味と麹の風味が料理を引き立てます。

【材料】
米麹 100g
味噌 100g

【作り方】
米麹をほぐし、味噌と混ぜ合わせる。
清潔な容器に入れ、蓋をして常温で保存する。
毎日1~2回、かき混ぜる。
1週間~10日ほどで完成。

【ポイント】
味噌は、好みのものを使用できます。
米麹と味噌の割合は、1:1が基本ですが、好みに合わせて調整できます。
保存容器は、煮沸消毒した瓶などを使用します。
発酵が進むにつれて、色が濃くなり、香りが強くなります。
冷蔵庫での保存期間は約1ヶ月が目安です。


おすすめ麹調味料の作り方

米麹を使って、いろいろな自家製麹調味料を作ることができます

【醤油麹】(おすすめ!)
醤油と米麹を混ぜて発酵させた調味料です。肉や魚の下味や、炒め物の味付けなどに使用できます。

【甘酒麹】
米麹と水を混ぜて発酵させた甘味飲料です。そのまま飲んだり、料理に使ったりできます。

【玉ねぎ麹】
玉ねぎと米麹を混ぜて発酵させた調味料です。ドレッシングやソースなど、様々な料理に活用できます。

【レモン麹】
レモンと米麹を混ぜて発酵させた調味料です。魚介類のマリネや、サラダのドレッシングなどに使用できます。

自家製麹調味料は、市販のものよりも塩分や糖分を抑えることができます。
また、発酵によって旨味が増し、料理の味を格上げしてくれます。
保存は冷蔵庫で、約1ヶ月が目安となります。


時短で美味しい!麹調味料活用レシピ

麹漬け


麹調味料で簡単!時短料理

麹調味料は、下味や味付けに使うことで調理時間を短縮することができ、忙しい日々にぴったりです。

【おすすめレシピ】
塩麹漬け焼き:鶏肉や豚肉を塩麹に漬け込み、焼くだけの簡単レシピ。
味噌麹炒め: 野菜を味噌麹で炒めるだけの簡単レシピ。
醤油麹パスタ:パスタを茹で、醤油麹と具材を炒めて和えるだけの簡単レシピ。

【ポイント】
麹調味料は、塩や醤油などの調味料代わりになるので、味付けを簡単に済ませることができます。
麹調味料に漬け込むことで、食材が柔らかくなり、調理時間も短縮できます。


いつもの料理を格上げ!麹調味料アレンジレシピ

麹調味料を使ったアレンジレシピは、普段の料理を特別な味わいに変えてくれます。

【おすすめレシピ】
塩麹ドレッシング:塩麹にオリーブオイルやレモン汁を加えて、サラダのドレッシングに。
味噌麹マヨネーズ:味噌麹にマヨネーズを加えて、サンドイッチやフライのソースに。
醤油麹鍋:醤油麹をベースに、野菜や肉、魚介類を煮込む鍋に。

【ポイント】
麹調味料は、様々な調味料と組み合わせて、オリジナルのレシピを作ることができます。
麹調味料のコクや旨味が加わることで、いつもの料理がより美味しくなります。


保存食にもなる!麹調味料を使った作り置き

麹調味料を使用した作り置き料理は、保存性が高く便利です。

【おすすめレシピ】
塩麹漬け野菜:野菜を塩麹に漬け込み、冷蔵庫で保存する。
味噌麹煮:野菜や肉、魚介類を味噌麹で煮込み、冷凍保存する。
醤油麹漬け卵:卵を醤油麹に漬け込み、冷蔵庫で保存する。

【ポイント】
麹調味料には、抗菌作用や防腐効果があるので、保存食作りに適しています。
作り置きしておけば、忙しい時でもすぐに食事の準備ができます。


麹調味料は、料理を簡単、美味しく、そして健康的にしてくれる万能調味料です。
ぜひ、色々なレシピに挑戦してみてください。



米麹は、美肌・ダイエット効果だけでなく、料理の幅を広げ、時短にも役立つ万能食材です。

ぜひご自身でも米麹作りや麹調味料作りに挑戦してみてください。
発酵食品のパワーで、健康で美味しい毎日を送りましょう!






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この記事を書いた人

村上

サステナブルライターとして、SDGsや生活の知恵を発信しています。育児をしながら、子どもと一緒に地球に優しい生活を目指し中。趣味は料理と美術館巡り。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。