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生姜パワーで毎日をもっとハッピーに

公開日: 更新日:2024.09.30
生姜

毎日を元気に過ごしたいけど、なんだか体がだるい…。そんなあなたに、今日は「生姜」のパワーをお伝えします。

スーパーで見かける生姜。あのピリッとした辛み成分は、実は私たちの体を温め、心も体も元気にしてくれるすごいパワーを持っていたんです。

生姜の基本的な知識から、選び方、保存方法、栄養成分とその効果、そして毎日の食事に取り入れやすいレシピまで、生姜の魅力を余すところなくご紹介します。

生姜の力を借りて、毎日をもっとハッピーに過ごしましょう!


生姜の基礎知識

茎がついた生姜

生姜について

生姜(しょうが、学名: Zingiber officinale)は、ショウガ科ショウガ属に属する多年草で、主に根茎を利用することで知られています。
熱帯アジアが原産であり、数千年前から料理や薬として使用されています。今日では世界中で栽培され、特にアジア、インド、アフリカの料理には欠かせないスパイスとされています。

生姜の根茎は、そのピリッとした辛味が特徴で、料理に独特の風味を加えるために使われます
この辛味の成分は主にジンゲロールという化合物に由来しており、加熱するとショウガオールに変化し、風味がマイルドになります。

生の生姜はシャープで強烈な辛みがあり、すりおろして使うことが多いです。一方、加熱した生姜はよりまろやかで暖かみのある味わいが楽しめ、炒め物やスープ、煮物に良く用いられます。


生姜と新生姜

生姜には大きく分けて「生姜」と「新生姜」の2種類があります。どちらも同じショウガ科の植物ですが、収穫時期や特徴が異なります。

生姜

生姜は、春に植えられた生姜を秋に収穫し、貯蔵することで通年販売が可能になります。一般的にスーパーなどで見かける生姜はこの種類がほとんどです。

【特徴】
皮が厚く、繊維質が多い
辛みが強く、香りが濃厚
水分が少ない

【用途】
料理の風味付け(生姜焼き、生姜湯など)
薬味(寿司、刺身など)
保存食(生姜漬けなど)


新生姜

新生姜は、植えられた生姜をまだ若い頃に収穫したもの。ハウス栽培では春から秋、露地栽培では秋が旬です
生姜に比べてみずみずしく、柔らかいのが特徴です。

【特徴】
皮が薄く、繊維が少ない
辛みが少なく、香りが爽やか
水分が多い

【用途】
生食(酢漬け、醤油漬けなど)
料理のアクセント(炒め物、和え物など)
ジャムやコンポート

生姜は、体を温め、消化を促進する効果が期待できます。新生姜は、みずみずしく、爽やかな香りが特徴です。
料理の用途や好みによって、使い分けましょう。


生姜の選び方と保存方法

輪切り生姜

新鮮生姜の見分け方

スーパーの野菜コーナーで生姜を選ぶ時、どれを選べば良いか迷いますよね。新鮮な生姜を選ぶポイントはいくつかあります。

1.皮の色とツヤ
新鮮な生姜は、皮の色が黄色みがかっていて薄く、ツヤがあり、しっかりとした手触りです。表面にしわが少なく、ぷりっとした弾力が感じられるものが良品です。逆に、皮が白っぽくシワシワしているものは、鮮度が落ちている可能性があります。

2.重み
同じ大きさの生姜でも、ずっしりと重いものが新鮮です。軽いものは水分が抜けてしまっている可能性があります。

3.形
形が揃っていて、傷や変色がないものを選びましょう。特に、根元の部分がふっくらとしているものは、新鮮な証拠です。

4.香り
生姜は、香りが強いのが特徴です。皮を少し削って香りを嗅いでみましょう。爽やかな香りがすれば、新鮮な生姜です。

5.断面
生姜の断面もチェックしましょう。色が明るく、繊維が細かいものが新鮮です。


生姜の正しい保存法

生姜を長持ちさせる保存方法は、湿度と温度管理が鍵となります。生姜は直射日光を避け、冷暗所で保存するのが理想的です。

1.常温での保存
生姜は直射日光を避け、冷暗所で保存するのが理想的です。常温保存する場合は、新聞紙やキッチンペーパーで包み、通気性の良い場所に置くとよいでしょう。

2.冷蔵庫での保存
生姜は、冷蔵庫の野菜室で保存するのが一般的です。ビニール袋に入れ、空気を抜いて乾燥から守りましょう。

3.冷凍保存
生姜をすりおろしたり、薄切りにして冷凍保存することもできます。小分けにして冷凍保存すると、必要な分だけ使えて便利で。また、冷凍保存することで、長期間保存が可能になります。

4.水につけて保存
生姜を水につけて保存する方法もあります。水は2~3日に一度交換しましょう。この方法だと、1ヶ月ほど保存できます。

5.土中保存
生姜は土中での保存も可能です。涼しい場所で、土に埋めて保存しましょう。


生姜の切り方とアレンジ

生姜を使う際、その切り方一つで料理の風味が大きく変わります。また、生姜の皮には、栄養が豊富に含まれているので、皮ごと使うのがおすすめです。

1.薄切り
薄切りにした生姜は、炒め物や煮物、マリネなど、さまざまな料理に使うことができます。生姜の風味をしっかりと味わいたいときにオススメです。

2.みじん切り
みじん切りにした生姜は、薬味や調味料として使われます。生姜焼きや、ネギトロ丼など、さまざまな料理に活用できます。

3.スライス
スライスした生姜は、紅茶やスープなどに浮かべたり、料理の飾り付けに使ったりすることができます。

4.千切り
千切りにした生姜は、サラダや漬物などに使われます。シャキシャキとした食感が楽しめます。

5.すりおろし
すりおろした生姜は、生姜特有の辛味を生かすことができ、和え物やお味噌汁、ドリンクに使うと新鮮な風味を楽しめます。


生姜の栄養素

生姜と紅生姜

生姜の主要栄養成分

生姜は、古くから薬味や食材として親しまれてきた食材ですが、実は栄養価も非常に高い食品なのです。

主な栄養成分は、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、カリウムなどです。これらの栄養素は、私たちの体のエネルギー産生や神経機能のサポートに役立ちます。
また、マグネシウム亜鉛も含まれており、これらのミネラルは免疫システムの強化や健康な皮膚、髪を維持するのに重要です。
生姜には食物繊維も含まれており、消化を助け、便秘解消にも効果的です。

特に注目したいのは、生姜に含まれる揮発性油です。この揮発性油の中には、ジンゲロールショウガオールという成分が含まれています。これらが生姜特有の辛みと香りを作り出しており、同時に私たちの体にさまざまな良い影響を与えてくれます。

さまざまな成分が調和し、生姜は日々の食生活に潤いを与えながら、健康維持に役立つ食材となっています。


ジンゲロールの効用

ジンゲロールは、生の生姜に多く含まれる辛み成分で、その効用が注目されています。

血行促進効果:体を温め、血行を促進する効果があります。冷え性の方や、手足の末端が冷えやすい方におすすめです。
消化促進効果:胃液の分泌を促し、消化を助ける働きがあります。食欲不振や消化不良に悩んでいる方にもおすすめです。
抗菌作用:細菌の増殖を抑え、食中毒予防に役立つと言われています。
抗炎症作用:体内で炎症反応を引き起こす物質の働きを抑え、痛みや腫れを軽減する効果が期待できます。


ショウガオールの効果

ショウガオールは、生姜を加熱したり乾燥させたりすることで、ジンゲロールから変化して生成されます。

抗酸化作用:体内の自由基と戦い、細胞の酸化を防ぐことで、老化の予防やがんリスクの低減に役立つ可能性があります。
抗炎症作用:炎症を抑える働きがあります。関節痛や筋肉痛の緩和に役立つと言われています。
鎮痛作用:痛みを和らげる働きがあります。頭痛や生理痛の緩和に役立つ可能性が指摘されています。
代謝促進効果:基礎代謝を上げ、脂肪燃焼を促進する効果があると言われています。ダイエット中の方にもおすすめです。

生姜は、さまざまな栄養素を含んだ、とても体に良い食品です。特に、ジンゲロールとショウガオールは、私たちの健康をサポートしてくれる働きがあります。

生姜を毎日少しずつでも摂ることで、健康的な生活を送ることができます


生姜の効果効能

生姜とジンジャーエール

生姜で温活

冷え」は、私たちの体の不調の原因のひとつと言われています。
ジンゲロールやショウガオールには血行を促進し、体を芯から温める作用があり、それらを含む生姜は「冷え」に効果的な食材なのです。冷え性で悩んでいる方や、手足が冷えやすい方は、生姜を積極的に摂ることで、体の芯から温まることができるでしょう。


そんな生姜の温活方法は、とっても簡単です。

生姜湯を飲む:温かい生姜湯を飲むと、体の中からポカポカ温まります。
料理に生姜を加える:お味噌汁や炒め物など、普段の料理に生姜を加えてみましょう。
生姜紅茶:紅茶に生姜を加えて飲むのもおすすめです。
生姜ハチミツ:生姜をすりおろして蜂蜜と混ぜて食べるのも美味しいですよ。体を温める効果が高いともいわれており、おすすめです。

また、寝る前に生姜湯を飲むことで、より良い眠りにつながり、翌朝の目覚めも良くなるとも言われています。


生姜と美容効果

生姜は美容にも優れた効果を持っています

生姜に含まれる抗酸化物質は、私たちの体をサビつかせる原因となる活性酸素から守ってくれます。活性酸素は、肌の老化を早めてしまう原因のひとつ。生姜の抗酸化作用が、この活性酸素の働きを抑制し、肌のハリやツヤを保つのに役立つといわれています。
さらに、生姜には血行を促進する働きもあります。血行が良くなると、肌に栄養が行き渡りやすくなり、肌の色がワントーン明るくなったり、肌荒れやニキビが改善されたりする効果が期待できます。

生姜を日常的に摂取することで、体内から美肌を支える栄養素を補い、自然な肌の輝きを保つことができるでしょう。
また、食べるだけではなく、生姜パック生姜風呂で、肌に直接生姜の成分を与えることもできます。


生姜でダイエット!?

生姜には代謝促進効果があります。代謝が良くなると、体の中のエネルギーが燃えやすくなり、脂肪が燃えやすくなるため、ダイエット効果が期待できます
特に、食事に生姜を加えることで、脂肪燃焼効果を期待することができるので、無理なく健康的に体重管理を行うのに役立ちます。

ただし、生姜を食べるだけで簡単に痩せることができるわけではありません。生姜はあくまでダイエットのサポート食品であり、バランスの取れた食事と適度な運動を続けることが大切です。

生姜をダイエットに取り入れる方法としては、生姜茶を飲む、料理に生姜を加えるなどが挙げられます。
特に、食事の前に生姜を摂取することで、代謝が上がり、脂肪燃焼効果が高まるとも言われています。


生姜の簡単レシピ

豚の生姜焼き

生姜を使った冷たいレシピ

体を温めるイメージのある生姜ですが、冷たいドリンクに加えることで爽快感がアップし、また、生姜の辛味が暑さで疲れた体をリフレッシュさせてくれます

☆ジンジャーエール☆
生姜をすりおろし、水、砂糖と一緒に弱火で煮詰め、冷めたらレモン汁を加えて生姜シロップを作り、冷蔵庫で冷やします。
グラスに氷を入れ、冷やしたシロップを適量注ぎ、炭酸水で割ると、さっぱりドリンクの完成です。
シロップは加熱しているので、冷蔵庫で1週間程度保存できます。

☆生姜とフルーツのフローズン☆
すりおろした生姜とカットしたフルーツ、ヨーグルト、ハチミツをミキサーに入れて攪拌するだけ。
フルーツの種類やはちみつの量により、お好みの味や甘さにすることができます。

☆生姜と梅肉のお茶漬け☆
ご飯の上に、刻んだ梅干し、すりおろした生姜、刻んだ大葉、塩昆布をのせます。白湯(熱水・冷水も可)をご飯の上に注ぎ、お醤油をかけて完成です。
このレシピは消化を助け、熱中症後の体調不良や疲労回復に役立つとされています。


生姜を使ったドリンクレシピ

生姜はドリンクに加えることで、味わいに深みとスパイスを加えることができます。
また、生姜を使ったドリンクは、体を温めたり、リフレッシュ効果が期待できたりと、さまざまなメリットがあります。

☆生姜紅茶☆
生姜紅茶は、生姜の風味が紅茶に良く合い、体を温める効果も期待できます。
作り方は簡単で、紅茶にスライスした生姜を加えて数分蒸らすだけです。お好みでレモンや蜂蜜を加えても美味しくいただけます。

☆生姜湯☆
生姜湯は、寒い冬にぴったりの温かい飲み物です。
生姜をすりおろし、熱湯を注いで作ります。お好みで砂糖や蜂蜜を加えても美味しくいただけます。
生姜湯には、体を温めるだけでなく、消化を促進する効果もあると言われています。

☆生姜とハチミツのドリンク☆
生姜をすりおろし、蜂蜜とレモン汁を加えて温めたお湯に混ぜると、体が温まるだけでなく、風邪予防にも効果が期待できるドリンクになります。
生姜の辛みが苦手な方は、蜂蜜を多めに加えて甘めにすると飲みやすくなります。


生姜を使ったダイエットレシピ

生姜は消化を助け、代謝を促進する効果があるため、脂肪燃焼にも繋がり、ダイエット効果が期待できます。

☆生姜焼き☆
生姜焼きは、定番のダイエットメニューです。豚肉に生姜をすり込んで焼くことで、肉の臭みを消し、風味豊かな一品になります。
生姜焼きには、豚肉に含まれる良質なタンパク質と、生姜の辛み成分による代謝アップ効果が期待できます。

☆生姜と鶏むね肉の野菜炒め☆
鶏むね肉は低カロリーで高タンパク質な食材です。
お好みの野菜と鶏むね肉に生姜と醤油、みりん、ごま油などを加えて炒めると、風味豊かな一品になります。鶏むね肉は、ダイエット中に不足しがちなタンパク質を補うのに最適です。
野菜と一緒に生姜を炒めることで、満腹感を得やすく、食べ過ぎを防ぐことができます。

☆生姜と野菜のスープ☆
生姜とさまざまな野菜を一緒に煮込んだスープは、栄養満点でダイエットにもおすすめです。生姜の辛み成分が、スープの味を引き締め、食欲を刺激します。
また、和風、中華風、洋風など、味のバリエーションも楽しめ、豆腐や鶏肉を加えることでボリュームアップもできます。


生姜を使った抗炎症レシピ

生姜には、抗炎症作用があると言われており、筋肉痛や関節痛などの炎症を抑える効果が期待できます。

☆生姜風味のマリネ☆
鶏むね肉、玉ねぎ、パプリカを一口サイズに切り、オリーブオイル、レモン汁、すりおろした生姜、塩コショウでマリネする。冷蔵庫で30分以上置き、馴染ませてからしっかりと加熱します。
生姜の抗酸化作用とレモンのビタミンCが、免疫力アップに繋がります。マリネ液に漬け込むことで、鶏肉も柔らかく、風味豊かになります。

☆生姜とりんごのホットサラダ☆
みじん切りにした生姜と細かく切った林檎をバターで炒め、レモン汁、シナモン、ハチミツを加えてさらに炒め、火からおろしてクルミを加えて混ぜ合わせます。
特に寒い季節にぴったりで、体を温めながら免疫力を高める効果が期待できます。りんごとハチミツの自然な甘みが生姜のピリッとした味を引き立て、温かいデザートとしても楽しめます。
また、生姜の抗炎症作用や消化促進の効果はそのまま保たれるので、夏場は冷蔵庫でしっかり冷やして、冷たいデザートやサイドディッシュとしても楽しめます。

生姜は、古くから薬としても使われてきた食材です。抗菌作用や抗酸化作用など、さまざまな効能が期待できます。
生姜の持つ体を温める効果は、夏バテ予防にも役立ちます。また、他の食材と組み合わせることで、さらに健康効果が期待できます。
これらのレシピを参考に、ぜひご自身の食生活に取り入れてみてくださいね。
ただし、体質によっては合わない場合もありますので、ご注意ください。



生姜は、私たちの健康をサポートしてくれる素晴らしい食材です

自然の力を借りて、毎日をもっと明るく、活力あるものに変えていく一歩として、生姜の魅力を最大限に活用してみてください。





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この記事を書いた人

村上

サステナブルライターとして、SDGsや生活の知恵を発信しています。育児をしながら、子どもと一緒に地球に優しい生活を目指し中。趣味は料理と美術館巡り。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。