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果物で美容と健康をサポートするコツ

公開日: 更新日:2024.11.27
時計とフルーツ

つやつやの肌、しなやかな髪、そして心も体も元気いっぱい。そんな理想の自分になりたいと思いませんか?

実は果物には、美容と健康をサポートしてくれる、驚くべき力が隠されているんです。

「果物っていつ食べたら一番効果があるの?」
「夜食べると太るって本当?」

そんな疑問をお持ちのあなたへ。
果物を食べるタイミングによって、美容効果や健康効果は大きく変わるのです。このブログでは、美と健康を引き出すための「果物の黄金時間」についてお話します。


果物を食べる黄金時間がある理由

いろいろなフルーツ

果物を食べるタイミング

果物はビタミン、ミネラル、食物繊維、抗酸化物質など、多くの健康に良い成分を含んでいます。これらの成分は、体内での役割や吸収される速度が異なるため、いつ果物を食べるかが重要です。

消化のスピード:果物は消化が早い食品です。食後に食べると、他の食事の消化を妨げる可能性があります。
血糖値の影響:果物に含まれる糖質は、血糖値を上昇させます。いつ食べるかによって、血糖値の変動が異なり、体への影響も変わってきます。
栄養素の吸収:栄養素の種類によって、吸収されやすい時間帯が異なります。

果物を食べるタイミングはその栄養素を体内で効果的に利用するためのキーとなります。一日のうちで最も効果的な時を選ぶことで、果物が持つ栄養の恩恵を最大限に受け取ることができるでしょう。


果物と血糖値

果物に含まれる主な糖分は「フルクトース」と呼ばれるもので、砂糖の仲間です。このフルクトースは、他の糖分と比べて、血糖値を急激に上げにくいという特徴があります。
しかし、食べ過ぎには注意し、自分の体と相談しながら、美味しく食べることが大切です。

【果糖と血糖値】
フルクトースは、グルコース(ブドウ糖)と比べて血糖値を急激に上昇させることは少ないため、糖尿病の人でも適量であれば比較的安全に摂取できることが多いです。しかし、果糖は肝臓で代謝されるため、過剰に摂取すると肝臓への負担が増え、脂肪肝や肥満のリスクを高める可能性があります。

【血糖指数(GI値)】
果物の血糖指数(GI値)は、食べ物が血糖値に影響を与える速度を示します。低GI食品は血糖値の上昇を緩やかにし、高GI食品は急激な上昇を引き起こします。
多くの果物はGI値が低いまたは中程度であり、血糖値の急激な上昇を避けるのに役立ちます。例えば、リンゴや梨、ベリー類などがこれに該当します。

【適切な摂取量とタイミング】
果物を食べる際は、量とタイミングに注意が必要です。
空腹時に果物だけを大量に摂取すると、血糖値が急上昇することがあります。また、果物は食事の一部として、または食後のデザートとして摂ることで、血糖値の急激な変動を抑えることができます。


果物のエネルギー効率

果物はその自然な糖分と栄養素によって、エネルギーの迅速な供給源となります。しかもその栄養素のおかげで、持続的なエネルギー効率の向上にも役立つ食品です。

【エネルギー源としての果物】
果物に含まれる主な糖分は、フルクトース(果糖)、グルコース(ブドウ糖)、スクロース(蔗糖)です。これらの糖分は消化されると直接血流に吸収され、即座にエネルギー源として利用されます。
特にグルコースは、筋肉や脳の主要なエネルギー源であり、即効性のエネルギーを提供します。

【エネルギー効率の向上】
果物に含まれるフルクトースは、肝臓で代謝される際にグリコーゲンとして貯蓄されます。これにより、運動中や活動的な時に必要なエネルギーの即時利用が可能になり、エネルギー効率が向上します。運動前に適量の果物を摂取することは、持久力を高める効果があります。

【持続可能なエネルギー供給】
果物は食物繊維も豊富に含むため、糖分の吸収を遅らせることができ、血糖値の急激な上昇と下降を防ぎます。これにより、エネルギーの供給が安定し、長時間にわたって活動する際の持続力が支えられます。
また、果物に含まれるビタミンやミネラルは、代謝を助ける重要な役割を果たし、全体のエネルギー効率の向上に寄与します。

【疲労回復とエネルギーの再充填】
運動後や肉体労働後の疲労回復にも果物は非常に効果的です。ビタミンCやポタシウムなど、果物に含まれる栄養素が筋肉の修復を助け、エネルギーの迅速な再充填を促進します。


朝果物の効果

フルーツのスムージー

一日を元気にスタート

「朝はご飯を食べないとダメ」という考え方は、昔からの常識ですが、現代では、朝食にフルーツを取り入れる人も増えています。なぜ、朝にフルーツを食べるのが良いのでしょうか?

それは、フルーツに含まれるブドウ糖が、私たちの脳のエネルギー源となるからです。睡眠中に消費されたブドウ糖を補給することで、脳が活発に働き始め、一日の始まりをスッキリと迎えられます。
また、フルーツに含まれる食物繊維は、腸の働きを活発にし、便通を良くする効果も期待できます。

果物を朝食に取り入れた人はそうでない人に比べて、午前中の集中力が高いといわれています。

例えば、バナナやオレンジなど、炭水化物とビタミンが豊富な果物は、速やかにエネルギーを供給し、朝のスタートダッシュを助けます。
また、リンゴにはペクチンという水溶性食物繊維が豊富です。ペクチンは、腸内環境を整えるだけでなく、血糖値の上昇を緩やかにする働きもあります。そのため、朝食にリンゴを食べることで、午前中の血糖値の急上昇を防ぎ、集中力を維持することができます。


朝食にプラス効果

朝食にフルーツをプラスするだけで、さまざまなメリットが得られます。

栄養バランスの改善:フルーツには、ビタミンCやカリウムなどの栄養素が豊富です。朝食にフルーツを食べることで、一日の栄養バランスを整えることができます。
代謝アップ:フルーツに含まれるクエン酸は、エネルギー代謝を活発にする働きがあります。そのため、朝食にフルーツを食べることで、一日の代謝をアップさせ、ダイエット効果も期待できます。
抗酸化作用:フルーツに含まれるポリフェノールには、強い抗酸化作用があります。活性酸素から体を守り、老化を予防する効果が期待できます。
美肌効果:フルーツに含まれるビタミンCは肌のコラーゲン生成を助け、紫外線ダメージから肌を守る効果があります。朝のルーチンにこれらの果物を取り入れることで、日焼けによる肌の老化を防ぎ、全体的な肌の健康を維持することができます。


ビタミンの吸収最適化

私たちの体は、睡眠中に多くのビタミンを消費します。特に、肌の再生に欠かせないビタミンCは、夜間に活発に働きます。そのため、朝にフルーツを食べることで、一晩で消費されたビタミンを効率よく補給できるのです。

朝食後に果物を食べることは、ビタミンの吸収を助けます。特に、ビタミンCやAなど、水溶性のビタミンは、食事で摂取した他の栄養素と一緒に摂ることで体内への吸収率が向上します。

例えば、オレンジやキウイはビタミンCが豊富で、これらを朝食時に取り入れることで、日中の免疫力向上や肌の健康維持に役立ちます。
朝の忙しい時間に手軽に摂れるスムージーなどで果物を取り入れるのもおすすめです。


夜果物の効果

ボウルに入ったカットフルーツ

睡眠の質アップ

「夜に果物を食べると太る」というイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、すべての果物が太るわけではありません。むしろ、睡眠の質を向上させる効果がある果物も存在します。

特に、バナナやキウイは睡眠の質を改善するのに効果的です。これらの果物に含まれるカリウムとマグネシウムは自然な筋肉リラクサントとして機能し、リラックスを促進します。
また、キウイに含まれるセロトニンは睡眠を誘うホルモンの働きを助け、より深い睡眠を促します。
バナナにはセロトニンという神経伝達物質の前駆体となるトリプトファンが含まれており、これがリラックス効果をもたらし睡眠を促します。加えて、バナナのカリウムは体のむくみを解消し、リラックス効果を高める働きがあります。
さらに、チェリーに含まれるメラトニンは体内時計を調整し、質の高い睡眠をサポートすることで知られています。

夜の食事後にこれらの果物を少量摂ることで、睡眠の質が向上し、翌日の活動に備えることができます。


太りやすいって本当?

「夜に果物を食べると太る」という説は、ある意味正しく、ある意味正しくありません。太る、太らないは、果物の種類と量によります

果物は自然な糖分を含むため、血糖値を上昇させやすいですが、果物には血糖値の急上昇を防ぐ食物繊維が豊富に含まれているため、全体として血糖値の急上昇を抑えることができます。しかし高GI値の果物を大量に摂取すると体重増加につながる可能性があります。

適量を守り、糖質が低めの果物を選べば、夜でも健康的に楽しむことができます
例えば、グレープフルーツやリンゴは低カロリーで、食後のデザートとして最適です。

夜の果物摂取は計画的に行い、全体のカロリー摂取を管理することが重要です。


夜食に果物OK?

夜遅くの食事は体重管理の観点から推奨されていませんが、お腹がすいて眠れないときには、軽くて健康的な選択肢として果物は適しています。しかし、全ての果物が夜食に適しているわけではありません。

夜食に選ぶ果物は、血糖値の上昇が緩やかで、消化が良いものがおすすめです

【低GI値の果物】
GI値とは、食べたものが血糖値をどれだけ上げやすいかを示す数値です。GI値が低い果物は、血糖値をゆっくりと上昇させ、寝つきを良くするのに役立ちます。

【食物繊維が豊富なもの】
食物繊維は、満腹感を与え、消化をゆっくりにするため、夜食にぴったりです。

【消化が良いもの】
寝る前に消化に負担がかかるものは避け、胃腸に優しい果物を選びましょう。

夜食におすすめする果物は、りんご、キウイ、バナナなどです。ただし、食べ過ぎには注意が必要です。消化不良を起こしたり、睡眠の質が低下したりする可能性があります。寝る2時間前までに少量を食べるようにしましょう
また、柑橘類は酸味が強く、胃もたれを起こす可能性があるので、夜食には向きません。


果物を食べてはいけないタイミング

フルーツ禁止マーク

食後のデザートに注意

「食後のデザート」として、食後すぐに果物を食べることは多くの人が実践している習慣です。しかし、果物の種類や量、食べるタイミングによっては、体に良い影響だけでなく、悪影響を与える可能性もあります。

【メリット】
食事の満足度アップ:甘い果物は、食事の最後にデザートとして食べると、満足感が高まり、次の食事までの間、間食を防ぐ効果が期待できます。
消化を助ける:一部の果物には消化酵素が含まれており、消化を助ける働きがあると言われています。特に、パイナップルに含まれるブロメラインは、たんぱく質の消化を助けることで知られています。

【デメリット】
血糖値の上昇:果物に含まれる果糖は、血糖値を上昇させやすいです。特に、食後に果物を食べると、すでに上がった血糖値がさらに上昇し、インスリンの分泌を促し、脂肪として蓄積される可能性があります。
消化の妨げ:果物は、他の食品に比べて消化が早く、胃に早く到達します。そのため、まだ胃の中に他の食物が残っている状態で果物を食べると、果物の消化が妨げられ、消化不良を起こす可能性があります。
発酵によるガス発生:停滞した果物が胃の中で発酵すると、ガスが発生し、お腹が張るなどの不快な症状を引き起こすことがあります。

理想的には、食物と果実を摂るタイミングは少なくとも30分程度の時間を空け、果物は食事の間や食間に摂ることがおすすめです。これにより、果物の栄養を最大限に摂ることができ、他の食品の消化を妨げることもありません。


空腹を満たさないで!

空腹時に果物を食べることは、健康に配慮する多くの人々にとって一見良い選択のように思えますが、実は注意が必要です。

【メリット】
栄養素の吸収率アップ:空腹時に果物を食べると、果物に含まれるビタミンやミネラルなどの栄養素が、効率よく吸収されます。
消化がスムーズ:空腹時であれば、果物が胃の中で他の食物と混ざることがなく、消化がスムーズに行われます。
デトックス効果:一部の果物には、デトックス効果があると言われています。

【デメリット】
血糖値の急上昇:果糖が非常に速く血流に吸収され、血糖値が急激に上昇します。これは、インスリンの急激な分泌を引き起こし、糖尿病やインスリン抵抗性のリスクを高める可能性があります。特に、果物の中でも糖分が高いもの(例えば、バナナ、マンゴー、ぶどう)を空腹時に大量に食べると、これらのリスクがさらに増加します。
胃酸過多:空腹時に摂る果物は胃酸の刺激を強く受けることがあり、胃腸の不快感や消化不良を引き起こすことがあります。特に柑橘類のように酸味が強い果物は、胃粘膜を刺激しやすく、胃痛や胃炎の原因にもなり得ます。

理想的には、果物は食事の一部として、または食事と食事の間に摂るのが最も効果的です。これにより、果物に含まれる栄養素がよりバランス良く体内に吸収され、血糖値の急上昇も抑えられます。
また、他の食品と一緒に摂ることで、果糖の吸収速度を緩やかにし、より健康的な方法で果物を楽しむことができます。


目的別、果物を食べるタイミング

時計とメジャーとフルーツ

ダイエットに効く時間

ダイエット中の方にとって、フルーツは悩みの種の一つかもしれません。フルーツは糖質を含んでいるため、太るのではと心配になる方もいるでしょう。
しかし、適切なタイミングでフルーツを摂取すれば、ダイエットをサポートしてくれることもあります。

ダイエット中の果物の最適な摂取タイミングは、運動前の30分から1時間です。このタイミングで果物を摂ることで、自然な糖質がエネルギー源として利用されやすくなり、運動効率を高めることができます。
特に、低カロリーで水分を多く含む果物、例えばメロンやパパイヤは、満腹感を得つつカロリー摂取を抑えるのに役立ちます。また、適度な糖質が運動中のパフォーマンス向上をサポートし、より効果的なダイエットに繋がります。


美容効果を高める時間

フルーツには、美肌効果やアンチエイジング効果が期待できる栄養素が豊富に含まれています。美容効果を高めたい方は、いつフルーツを食べるのが良いのでしょうか。

【朝食前のビタミンC】
ビタミンCはコラーゲンの生成を助けるため、肌のハリや弾力を保つのに役立ちます。また、抗酸化作用があり、シミやそばかすの原因となる活性酸素から肌を守ります。
朝、空腹時に食べることで、ビタミンCの吸収率が高まります
おすすめはキウイ、いちご、オレンジなどです。

【食物繊維でお肌の調子を整える】
物繊維は腸内環境を整え、便秘解消や肌荒れ改善に役立ちます。また、血糖値の上昇を緩やかにするため、肌の糖化を防ぎます。
食事の後に食べることで、食物繊維が腸の働きを活発にし、腸内環境を整えます
おすすめはりんご、梨、キウイなどです。

【リラックス効果で質の高い睡眠を】
セロトニンやメラトニンといった睡眠ホルモンの分泌を促す成分が含まれている果物を食べることで、リラックス効果が高まり、質の高い睡眠が得られます。
寝る1時間前までに食べるのがおすすめです。
おすすめはバナナやチェリーです。

果物ジュースやジャムなどは、糖分や添加物が多く含まれているため、できるだけ避け、生の果物を食べるようにしましょう。


健康維持に最適な時間

健康維持のために果物を食べるタイミングは、どの栄養素を摂りたいかによって変わってきます。

【一日のエネルギー源として】
朝、空腹時に果物を食べることで、血糖値を穏やかに上昇させ、一日の活力を得られます。また、ビタミンやミネラルを補給することで、代謝をアップさせ、健康的な一日のスタートを切ることができます。
バナナやりんご、キウイなど糖質やビタミンC、カリウムが豊富な果物がおすすめです。

【消化を助ける食前の果物】
食前に果物を食べることで、消化酵素が分泌され、消化を助けます。また、食物繊維が豊富な果物は、満腹感を与え、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。
食物繊維や消化酵素が豊富なパイナップルやキウイがおすすめです。

【食後の果物で血糖値の上昇を抑える】
食後に果物を食べることで、血糖値の急上昇を抑えることができます。特に、低GI値の果物を選ぶと、より効果的です。
食物繊維やビタミンCを多く含む低GI値の果物であるりんご、グレープフルーツ、ブルーベリーなどがおすすめです。

【手軽な栄養補給として(特に午前中または午後のスナックとして)】
間食に果物を食べることで、小腹を満たし、次の食事まで持ちこたえることができます。また、ビタミンやミネラルを補給することで、エネルギー不足を防ぎます。
どの果物も間食としてはおすすめですが、特にりんご、バナナ、ブドウなどがおすすめです。
一日に必要な野菜の量は350gと言われています。果物も野菜の一種なので、この量を目安に、食べ過ぎないようにしましょう。

【運動前の栄養補給】
果物に含まれる炭水化物が速やかにエネルギーに変換され、持久力やパフォーマンスの向上に役立ちます。
運動の30分から1時間前に果物を摂ることで、効率的なエネルギー源として活用できます。
特にバナナはカリウムも豊富で筋肉の痙攣予防にも役立つのでおすすめです。

【運動後の疲労回復促進】
ポタシウムやマグネシウムが豊富な果物は、筋肉疲労の回復を助けます。運動後すぐに果物を摂ることで、筋肉の回復とエネルギーの迅速な再補給が可能です。
おすすめはチェリー、オレンジ、パイナップルなどです。


朝は一日の活力を、夜は質の良い睡眠をサポートしてくれるなど、果物の力は本当にすごいもの。
果物を上手に取り入れることで、美容と健康が手に入ることをお分かりいただけたかと思います。

ぜひ、今日からこれらの情報を参考に、ご自身のライフスタイルに合った果物の食べ方を試してみてくださいね。



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この記事を書いた人

中山

地球を愛する料理研究家であり、SDGsと食品ロスに情熱を傾けるライターです。食品ロス削減を通じて、環境保護と健康的な食生活の両立を促進し、持続可能な社会の実現を目指しています。趣味は家庭菜園。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。