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もうコンビニおやつは卒業!シリアルバーをカバンに一本

公開日: 更新日:2024.09.30
いろいろなシリアルバー

毎日のおやつ、何を選んでいますか?甘いものが食べたいけど、健康も気になる…。 そんなあなたにぴったりなのが、シリアルバーです。

シリアルバーは、穀物などを固めて作った栄養バランスに優れたおやつ。カバンにポンと入れて持ち運べるので、忙しい毎日をサポートしてくれます。さらにダイエット中の方や、スポーツをする方にもおすすめです。

このブログでは、シリアルの基礎知識から、自分にぴったりのシリアルバーの選び方、さらには手作りレシピまで、シリアルバーの魅力をたっぷりとお伝えします。


シリアルって何?

器に入ったシリアルとフルーツ

シリアルの基本的な定義

シリアルは、主に朝食に食べられている穀物加工食品のことです。トウモロコシ、オーツ麦、小麦、大麦、米などの穀物を原料としています。これらの穀物は押しつぶしたり、パフ状にしたり、シート状にしてから砕いたりして、食べやすい形に加工されています。

シリアルは、手軽に多くの栄養素を摂取できることから、多忙な現代人にとって非常に便利な食品とされています。特に、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、便秘解消や血糖値の安定化に役立つなど、健康的な食生活をサポートする食品として重宝されています。


シリアルの歴史

シリアルの歴史は古く、紀元前から穀物を加工して食べていた記録があります。

現代のようなシリアルが誕生したのは、19世紀後半のアメリカです。療養中の患者に提供する食事として、オート麦を調理中に偶然フレーク状にしたことが始まりと言われています。このフレーク状のオート麦は、患者から好評を得て、その後、シリアルとして商品化され、健康食品として位置づけて販売されました。

20世紀に入ると、シリアルはアメリカで爆発的な人気を博し、さまざまなフレーバーや種類のシリアルが開発されました。砂糖やドライフルーツなどを加えることで、子供たちにも受け入れられるようになり、朝食の定番食品として定着しました。

第二次世界大戦後には、シリアルは世界中に広がり、それぞれの国の食文化に合わせてさまざまな種類が誕生しました。日本でも、戦後、アメリカ文化の影響を受けてシリアルが普及し、今では多くの家庭で朝食として食べられています。


シリアルの原料と特徴

シリアルを作る基本的な原料には、オーツ麦、トウモロコシ、小麦などがありますが、これにフルーツやナッツを加えることで、味や栄養価を向上させています。

【トウモロコシ】
シリアルの原料として風味の豊かさとカリッとした食感が特徴です。コーンフレークなどによく使われ、β-カロテンなどの栄養素も豊富です。加工しやすいことから、さまざまな形状やフレーバーのシリアルに利用されています。

【オーツ麦】
シリアルの中でも特に食物繊維が豊富で、特にβ-グルカンという水溶性食物繊維が豊富です。このβ-グルカンは、腸内環境を整え、コレステロール値を下げるなどの効果が期待できます。また、タンパク質やビタミン、ミネラルもバランス良く含み、腹持ちが良いのも特徴です。

【小麦】
シリアルの原料として古くから利用されており、グルテンを含んでいるため、さまざまな形に加工できます。全粒粉を使用することで、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富になり、栄養価の高いシリアルを作ることができます。

【大麦】
食物繊維が豊富で、特にβ-グルカンが豊富です。オーツ麦と同様に、腸内環境を整え、コレステロール値を下げる効果が期待できます。大麦フレークなど、シリアルの原料としてさまざまな形で利用されています。

【米】
シリアル原料として日本人にとって馴染み深い穀物です。軽い食感と消化の良さが特徴で、アレルギーを起こしにくいことから、子供向けのシリアルなどにもよく使われます。玄米を使用することで、食物繊維やビタミンが豊富になり、栄養価の高いシリアルを作ることができます。

これらの特徴により、シリアルは日々の健康管理に役立つ優れた食品とされています。


シリアルの分類

シリアルは、栄養補助食品というよりは、朝食や間食として手軽に栄養を摂取できる食品として分類されることが多いです。
現在では、グラノーラ、コーンフレークス、オートミールなど、さまざまな種類が市場に出回っています。それぞれのシリアルは食感や栄養成分が異なり、消費者の健康志向や好みに応じて選ばれています。

【グラノーラ】
オーツ麦をベースに、ナッツやドライフルーツなどを加えて焼き上げた、栄養満点のシリアルです。食物繊維、タンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富で、朝食や間食にぴったりです。香ばしい風味とザクザクとした食感が特徴です。

【フレーク】
穀物を薄くフレーク状にしたシリアルの一種です。コーンフレーク、オートミールなどが代表的。サクサクとした軽い食感が特徴で、牛乳やヨーグルトと合わせて食べることが多いです。ビタミン、ミネラル豊富で栄養価も高く、手軽に朝食や間食として楽しめます。

【パフ】
穀物を高温で膨らませた軽くてサクサクとした食感のシリアルの一種です。コーンパフ、ライスクリスピーが代表的。牛乳やヨーグルトと合わせると、より美味しくいただけます。ビタミン、ミネラルが豊富で栄養価も高く、朝食や間食にぴったりです。

【シリアルバー】
オーツ麦やフレークなどのシリアルを固めて棒状にした、手軽に食べられる食品です。食物繊維が豊富で、ナッツやドライフルーツなどが含まれているものもあり、栄養満点。忙しい朝や小腹が空いた時などに最適です。


シリアルバーの便利さ

シリアルバーと穀類

安心して食べられるおやつ

現代人にとって、手軽に食べられるおやつは欠かせないものとなっています。しかし、市販のお菓子には糖分や脂質が多く含まれているものが多く、健康面への不安を抱いている方も少なくはないでしょう。

シリアルバーは、穀物、ナッツ、ドライフルーツなどを固めて作られており、自然な甘みと食物繊維が豊富です。また、添加物が少なく天然素材にこだわった製品が多いため、安心しておやつとして楽しむことができます。
さらに市販のお菓子に比べて、糖質や脂質を抑えられ、ビタミンやミネラルも摂取できるため、健康を意識した食事に取り入れることができます。

市場には無糖タイプやオーガニック素材を使用した製品も増えており、健康を意識する方に特に人気です。特に子どものおやつとして選ぶ親御さんからの信頼も厚く、アレルギー対応や低アレルゲンの製品が充実している点も、安心感に繋がっています。


健康的な食事の選択肢

忙しい現代人にとって、バランスの取れた食事を毎日摂るのは容易ではありません。そんな時、シリアルバーは手軽に栄養補給できる便利な食品です。

シリアルバーはバランスの良い栄養成分を含んでおり、食事の質を向上させる手助けをします。高たんぱく質、低糖質、豊富な食物繊維を含むシリアルバーは、エネルギーが必要な時やダイエット中の間食にも適しています。
また、栄養価が高いため、小さな一本で満足感を得られることが多く、無理なくカロリーコントロールが可能です。

持ち運び出来、袋を開けるだけで食べられるので、時間がない朝や外出先で小腹が空いた時などにも最適です。


携帯食・保存食として

シリアルバーは栄養バランスがよく、保存性と携帯性に優れており、アウトドア活動や災害時の非常食としても適しています。多くのシリアルバーは個包装されており、常温保存が可能で、賞味期限も長いため、常に手元にストックしておくことがおすすめされています。

 

目的別シリアルバーの選び方

運動の休憩中にシリアルバーを食べる女性

ダイエット向けシリアルバー

ダイエット中の方にとって、食事制限はつらいもの。そんな時に、シリアルバーは強い味方になってくれます。

一般的に、ダイエット向けのシリアルバーとしては、低カロリーで、糖質と脂質が控えめなものがおすすめです。食物繊維が豊富なものなら、満腹感が得られやすく、小腹がすいたときの間食として最適です。また、たんぱく質が豊富なものなら、筋肉量の維持をサポートし、基礎代謝を上げる効果も期待できます。
さらに、不足しがちな栄養素を補うことができるため、栄養バランスを崩しやすいダイエット中でも体調を保ちやすくなります。

選ぶ際は、成分表示をしっかりと確認しましょう。砂糖の量や、脂質の種類(不飽和脂肪酸が多いものが望ましい)などもチェックするポイントです。


美容効果があるシリアルバー

美肌や健康な髪を維持したい方におすすめなのが、美容効果があるシリアルバーです。

特にビタミンEやコラーゲン、オメガ3脂肪酸などの成分が含まれているかをチェックしましょう。これらの成分は肌の健康をサポートし、アンチエイジング効果が期待できます。
また、抗酸化物質を豊富に含むスーパーフード(例えば、ブルーベリーやアサイー)が加えられている製品もおすすめです。

栄養バランスも重要で、不必要な添加物が少なく、全体的に天然由来の材料で作られたシリアルバーを選ぶことが肌にも優しく、美容にも効果的です。

シリアルバーを日々のスナックとして取り入れることで、美容のサポートが期待できます。


トレーニングサポートバー

運動の前後には、適切な栄養補給が大切です。トレーニングサポートバーは、運動のパフォーマンスを向上させたい方におすすめです。
運動前には、炭水化物を中心にエネルギー源となるものを摂取することが大切です。運動後には、たんぱく質を摂取することで筋肉の修復を促し、成長をサポートします。

特に、運動前後に消費するために開発されたシリアルバーは、筋肉回復を助けるたんぱく質と、持続的なエネルギーを供給する炭水化物がバランス良く配合されています。これにより、長時間のエクササイズ中にも持続的なパフォーマンスを支え、効果的なトレーニングを助けます。

トレーニングサポートバーを選ぶ際は、炭水化物とたんぱく質のバランスが良く、運動前に手軽に食べられるものがおすすめです。また、BCAA(分岐鎖アミノ酸)が含まれているものも、筋肉の疲労回復をサポートする効果が期待できます。


シリアルバーを手作り

手作りシリアルバー

手作りシリアルバーの材料

市販のシリアルバーは、さまざまな種類がありますが、手作りすることで、自分好みの味や栄養バランスのシリアルバーを作ることができます。
手作りシリアルバーの主な材料は、穀物、ナッツ、ドライフルーツ、シードなどです。

穀物:オートミール、グラノーラ、玄米フレークなどが一般的です。食物繊維が豊富で、腹持ちが良いのが特徴です。
ナッツ:アーモンド、カシューナッツ、くるみなどが人気です。良質な脂質やタンパク質が豊富で、食感も楽しめます。
ドライフルーツ:ドライイチジク、レーズン、クランベリーなどがよく使われます。自然な甘味と、ビタミンやミネラルが豊富です。
シード:チアシード、ひまわりの種、かぼちゃの種などが人気です。オメガ3脂肪酸や食物繊維が豊富です。

これらの素材をバランスよく組み合わせることで、栄養価の高いシリアルバーを手作りできます。


基本のシリアルバーの作り方

健康的なシリアルバーを自宅で作る方法は簡単で、誰でもトライできます。

【材料】(18cm×18cmの型1台分)
オートミール:1カップ
グラノーラ:1カップ
ドライフルーツ(レーズン、クランベリーなど):1/2カップ
ナッツ(アーモンド、カシューナッツなど):1/2カップ
シード(チアシード、ひまわりの種など):大さじ2
ハチミツ:大さじ3
ココナッツオイル:大さじ2
塩:少々

【作り方】
1.オーブンを180℃に予熱する。
2.耐熱容器にオートミール、グラノーラ、ドライフルーツ、ナッツ、シード、ハチミツ、ココナッツオイル、塩を入れてよく混ぜる。
3.天板にクッキングシートを敷き、2を平らに広げる。しっかりと圧縮することで、固まりやすくなります。
4.180℃のオーブンで15~20分焼く。(オーブンの機種によって調整が必要)
5.焼きあがったら、粗熱を取ってから切り分ける。

【アレンジ】
甘味:ハチミツの代わりにメープルシロップやアガベシロップを使う。
風味:シナモン、ナツメグなどのスパイスを加える。
チョコレート:ダークチョコレートやホワイトチョコレートを混ぜる。
フルーツ:バナナやリンゴを混ぜて作る。
プロテイン:プロテインパウダーを加えて、高たんぱく質のバーを作る。

シリアルバーメーカーを使うと、電子レンジで簡単にシリアルバーを作ることができます。

シリアルバーはさまざまなバリエーションを楽しむことができるので、色々な材料を試してみてください。


味と風味の工夫

手作りシリアルバーの良いところは、自分好みの味にアレンジできることです。チョコレートチップ、ドライフルーツ、ナッツなど、お好みの材料を混ぜて、オリジナルのシリアルバーを作ることができます。

チョコレート:ダークチョコレートやカカオニブを使うと、風味豊かで、カカオポリフェノールも摂取できます。
スパイス:シナモンやナツメグなどのスパイスを加えると、風味が増します。
ハーブ:ミントやローズマリーなどのハーブを加えると、爽やかな香りが楽しめます。

これらの材料を組み合わせることで、無限にバリエーションが広がります。



シリアルバーは、手軽に栄養補給ができ、忙しい現代人の強い味方です

ぜひ、あなたも自分のお気に入りのシリアルバーを見つけて、毎日の生活に彩りを加えてみてください。






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この記事を書いた人

中山

地球を愛する料理研究家であり、SDGsと食品ロスに情熱を傾けるライターです。食品ロス削減を通じて、環境保護と健康的な食生活の両立を促進し、持続可能な社会の実現を目指しています。趣味は家庭菜園。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。