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【デジタルギフト】地球にも人にも優しい贈り物

公開日: 更新日:2025.03.14
リボン付きの箱が電脳空間にある

「贈る」という行為は、人との繋がりを深める大切な行為です。

昔は、手作りの品や、心を込めて選んだプレゼントなどが主流でしたが、現代では、デジタルギフトがその選択肢の一つとして加わりました。デジタルギフトは、主にオンライン上で贈り物を完結できるサービスです。

企業では特典やキャンペーンの一環として利用され、多くの人に親しまれる存在になっています。また、近年では個人間でも手軽な選択肢として、その利用が急速に広がっています。

しかもデジタルギフトの魅力は、その手軽さだけではありません。 環境問題への関心が高まる中、デジタルギフトは、物理的な商品を伴わないため、環境負荷を低減できるという側面も注目されています。

このブログでは、個人での利用に焦点を当て、その魅力や活用術、安全な選び方をご紹介します。


デジタルギフトの基本

タブレットでギフトを選んでいる手元

デジタルギフトとは?

デジタルギフトとは、インターネットを通じて電子的に送受信できるギフトカードやクーポンを指します。例えば、オンラインショップで使えるコードや、スマホアプリで受け取るクーポンやポイントが代表的なものです。

贈り主は、特定の商品だけではなく、相手が自由に選べる商品やサービスも、オンライン上で簡単に贈ることができます。贈られた側は、メールやSNSで送られてきたURLやコードを使って、好きな時に、好きな場所で、贈られたギフトを利用できます。

紙媒体のギフト券とは異なり、デジタル形式で発行されるため、受け取りまでの時間が最短数分というスピード感が魅力です。また、環境負荷が少なく、SDGsにも配慮した選択といえます。

利用シーンは多岐にわたり、企業の販売戦略としてだけではなく、個人が誕生日やお礼などのちょっとしたプレゼントなどでも活用されています。

日本では近年、電子マネーやサブスクリプションサービスの普及に伴い、年々利用者が増加しています。気軽に贈れる手軽さが、多くの人に支持されている理由といえます。


メリット・デメリット

デジタルギフトには多くのメリットがあります。

手軽さ:スマホやPCから数クリックで購入や贈呈が可能で、相手が離れていても瞬時に送ることができます。
低リスク:紛失のリスクが少なく、使い勝手の良さが特徴です。
多様性:幅広い商品やサービスから選べるため、相手の好みやシーンに合わせてギフトを選べます。
環境に優しい:紙のギフト券の製造や配送に必要な資源やエネルギーを削減できます。

一方で、デメリットも存在します。

実感が薄い:物理的なギフトと比べて、贈り物としての実感が薄い場合があります。
利用期限・制限:一部のデジタルギフトには利用期限が設定されている場合があります。また、利用可能な店舗やサービスが限定されている場合があります。
使い方がわからない:デジタルに不慣れな方には使い方がわかりにくいこともあります。

こうした点を踏まえ、状況に応じた利用が求められます。


基本の贈り方・使い方

【贈り方】
デジタルギフトの贈り方はとても簡単です。
まず、デジタルギフトを提供しているサービスを選び、贈りたいギフトを選びます。次に、相手のメールアドレスや電話番号を入力し、メッセージを添えて贈ります。
贈られた側は、メールやSMSで届いたURLやコードにアクセスし、ギフトを利用することができます。

【使い方】
デジタルギフトの使い方は、サービスによって異なりますが、基本的には、オンラインストアでコードを入力して商品を購入したり、店舗でコードを提示して商品と交換したりします。


ギフトを選ぶ上でのポイント

スマホの画面を指す女性と画面を見ている男性

安心の操作とセキュリティ

デジタルギフトを利用する上で、操作とセキュリティの確保は非常に重要です。
個人情報が漏洩してしまうのではないか、不正利用されるのではないかといった不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、多くのデジタルギフトサービスでは、高いセキュリティ対策が施されており、安心して利用することができます

まず購入時には、公式サイトや信頼できるプラットフォームを選ぶことが第一です。不正利用を防ぐため、暗号化通信(SSL)のあるウェブサイトを利用し、支払い情報が安全に保護されているか確認しましょう。

クレジットカード情報を入力する際は、SSL暗号化通信が採用されていることが一般的です。また、不正利用防止のための2段階認証や、不正利用時の補償制度を設けているサービスもあります。
サービスを選ぶ際には、これらのセキュリティ対策がしっかりと行われているかを確認するようにしましょう。

特にSNS経由でコードを贈る場合、第三者に内容が見られないよう、プライバシー設定やメッセージの送信方法を工夫する必要があります。
また、フィッシング詐欺や不正アクセスを懸念してデジタルギフトの利用を躊躇している人もいます。このような不安を解消するため、相手にも安心して使えるよう、使い方を丁寧に伝えるのも配慮の一つです


贈る相手への配慮

デジタルギフトを選ぶ際には、贈る相手のことをよく考えてみましょう。相手の好みはもちろん、年齢やライフスタイルなども考慮することで、より喜ばれるギフトを選ぶことができます。

例えば、よくネットショッピングをする方にはオンラインショップのギフトカード、趣味が多い方には特定ジャンルのサブスクリプションサービス、若い世代には、最新ガジェットや体験型のギフトが喜ばれることが多いです。一方で、デジタルに不慣れな方や高齢者の場合、紙のギフト券やサポートのあるサービスを選ぶと親切です。

さらに、利用可能な店舗や有効期限についても確認しておくことで、贈られた側が困ることを防げます。また、特定の宗教や文化的な背景を持つ方に贈る際には、その内容が適切かどうかを意識しましょう。

このような配慮があると、より心のこもったギフトになります。


サイト選びの重要な基準

カスタマーレビューの画面

レビューでチェックする方法

デジタルギフトサービスを選ぶ上で、最も手軽に情報収集できるのが、実際にサービスを利用した人の口コミやレビューです。

インターネット上には、様々なデジタルギフトサービスのレビューサイトや、SNSでの口コミなどが数多く存在します。これらの情報から、サービスのメリット・デメリット、使いやすさ、サポート体制などを把握することができます。
特に注目したいのは、セキュリティに関する評価です。個人情報がしっかりと保護されているか、不正利用された際の対応が適切に行われているかなどを、複数のレビューから総合的に判断しましょう。多くの人が高評価をつけているサイトは、信頼性が高い傾向にあります。
また、レビューでは、商品の品質だけでなく、購入から配送までのスムーズさや、サポート対応の丁寧さについても確認できます。

ただし、すべてのレビューが公平とは限りません。オンラインレビューでは、操作された内容である可能性が指摘されるものもあります。
そのため、極端に高評価または低評価ばかりのレビューには注意し、具体的な体験談や星の分布を参考にするとよいでしょう。

多くのレビューを比較し、総合的な判断をすることが失敗しないコツです


オンラインショップの価格比較

デジタルギフトは同じ金額でも、販売プラットフォームによって特典や手数料が異なる場合があります

例えば、公式サイトではポイント還元がある一方で、仲介業者では割引価格で販売されることがあります。そのため、事前に複数のオンラインショップで価格を比較することをおすすめします。
特に、手数料や送料が発生する場合には、最終的な支払い金額を確認しましょう。実際、価格比較をせずに購入して後悔した経験がある利用者もいます。

また、公式サイトでは安心感が得られる一方、セール期間中の特価販売も見逃せません。こうしたポイントを踏まえて、自分に合った購入先を見つけることが大切です。


キャンペーンを活用した選択

デジタルギフトをお得に購入するためには、各種キャンペーンをうまく活用することがポイントです。特に、年末年始や新生活シーズンは、多くのプラットフォームで割引やポイント還元が行われます。

例えば、あるサービスではギフトカード購入額の5%が電子マネーとして還元されるキャンペーンが人気を集めました。また、友人紹介キャンペーンなどを利用すると、贈る側も受け取る側も特典を得られる場合があります。ただし、キャンペーンには期間や条件があるため、公式サイトで詳細を確認し、見逃さないようにしましょう。

こうした情報を上手に活用することで、より満足度の高い買い物が実現します


安全な贈り方のポイント

電話をしながらPCを操作する高齢の女性

安全性を確保する操作方法

デジタルギフトは便利ですが、使い方によってはトラブルに繋がる可能性も。安全に利用するためには、いくつかのポイントを押さえておきましょう。

まず、公式サイトや信頼できる販売プラットフォームを利用しましょう。インターネット上で手軽に探せるサービスもありますが、口コミや評判をしっかり確認し、セキュリティ対策が万全なサービスを選びましょう。
特に、購入時に「SSL(暗号化通信)」マークが表示されていることを確認してください。この技術は、入力した情報を保護し、第三者による盗聴を防ぎます。
また、支払い方法も重要です。クレジットカードや電子マネーなど、追跡可能な方法を選ぶとトラブル時の対応がスムーズです。

次に、ギフトを送信する際は、必ず正しいメールアドレスや電話番号を入力しましょう。誤った情報を入力してしまうと、ギフトが相手に届かず、トラブルに繋がる可能性があります。


詐欺に合わないための対策

デジタルギフトは便利な反面、詐欺のリスクも潜んでいます

特に注意したいのが、フィッシング詐欺や偽サイトです。不自然なリンクやメールを受け取った場合は、必ず送信元を確認してください。また、公式サイトのURLが正確かどうかもチェックしましょう。正規のサービスのURLは、必ずhttps://で始まるなど、特徴があります。
安易にリンクをクリックしたり、個人情報を送信したりしないように注意しましょう。

さらに、無料のデジタルギフトや怪しいキャンペーン、高額な報酬を約束するような情報には注意が必要です。不正サイトを通じて購入されたギフトカードによる被害などは年々増加しています。
信頼性を確保するためには、定期的にセキュリティソフトを更新し、怪しいリンクを開かないことが基本的な対策です。

また、パスワードは定期的に変更し、複雑なパスワードを設定することで、不正アクセスを防ぐことができます。


個人情報保護について

デジタルギフトを贈る際には、個人情報の取り扱いについても注意が必要です。

多くのデジタルギフトサービスでは、個人情報を適切に管理するためのセキュリティ対策が施されていますが、万が一、情報漏洩が起こった場合に備えて、サービスの利用規約をよく読んでおくことが重要です。

個人情報の保護としては、例えばギフトコードを送信する際、SNSやメールのプライバシー設定を確認しましょう。不特定多数が閲覧できる場所にコードを載せると、悪用されるリスクがあります

また、受け取った側の情報を勝手に第三者に共有しないことも重要です。法律の観点からも、個人情報保護法を意識した対応が求められます。

多くの人がインターネット上の個人情報の取り扱いに不安を感じています。この不安を解消するため、情報を必要最小限に留め、安全な手段でやり取りすることを心がけましょう。


人に地球に優しいデジタルギフト

地球を支える手(環境保護イメージ)

チャリティーギフトで社会貢献

デジタルギフトは贈り物としての便利さだけでなく、社会貢献の手段としても注目されています
特に、購入金額の一部または全部が寄付される「チャリティーギフト」は、贈る側も受け取る側も気持ちよく利用できる選択肢です。チャリティーギフトの市場は年々拡大しており、多くの企業が独自のチャリティーギフトサービスを提供しています。

例えば、教育支援や医療支援、環境保護など、さまざまな分野の活動をサポートできるギフトが増えています。一例として、ある国際的な寄付プログラムでは、ギフト購入額の5%が発展途上国の教育資金に充てられています。この取り組みによって、2023年には1,000人以上の子どもが学用品を受け取ることができたそうです(出典:UNICEF)。

チャリティーギフトは、金額だけでなく「相手への想い」と「社会への想い」を同時に伝えることができます。特に環境問題や貧困問題など、社会全体の課題に関心を寄せるきっかけとしても有意義です。また、購入者の約7割が「寄付の一環として選んだ」という調査結果もあります(出典:国内消費者調査2023)。

チャリティーギフトを選ぶ際には、どの団体に寄付されるのか、寄付金の使途が明確にされているかなどを確認することが大切です。また、贈る相手がどのような社会問題に関心を持っているのかを考慮し、合ったチャリティーギフトを選ぶようにしましょう。


SDGsを意識した環境配慮型ギフト

環境への配慮を大切にするデジタルギフトは、SDGs(持続可能な開発目標)を意識した贈り物として注目されています
デジタル形式のギフトは、紙や包装材を使わないため、廃棄物の削減に大きく貢献します。日本国内の調査によると、年間の包装材廃棄量は約940万トンに達しており、その一部を削減できるデジタル形式の普及が期待されています(出典:環境省2022年データ)。

さらに、環境保護活動に直接つながるギフトも増えています。
たとえば、ある企業では特定のデジタルギフトカードの購入ごとに1本の植樹費用が寄付されるプログラムを実施。2023年には、これにより世界で50万本以上の植樹が実現しました(出典:Tree Nation)。また、再生可能エネルギーの活用を支援するデジタルギフトもあり、受け取る人も贈る人も地球環境に貢献できる点が魅力です。



デジタルギフトは、人とのつながりを深めながら環境や社会にも貢献できる新しい贈り物の形です。
便利さだけでなく、想いを伝えるツールとしても魅力的な選択肢です。少し工夫するだけで、より安心・お得に、そして地球にも優しい贈り方ができます。

あなたも、デジタルギフトを通じて、大切な人に喜びを届けてみませんか?
きっと、贈る人も贈られる人も笑顔になるはずです。





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この記事を書いた人

中川

環境開発学を専攻し、大学時代に訪れた北欧でエコライフに目覚めました。帰国後、国内外のエコプロジェクトに参加し、サステナブルな食文化や食品ロス削減のヒントを発信しています♪

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。