こんにちは!
同志社大学グローバルコミュニケーション学部 FoodLinks 代表の前川です。
私たちはSeminar Projectという授業で、1から「食品ロス削減プロジェクト」を企画し、この1年間23名のメンバーと共に活動して参りました。
今月が最後のブログ投稿になります(;_:)
今回のブログでは私たちFoodLinksの最終活動報告を行いますので是非目を通して頂けると嬉しいです♪
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FoodLinks
発足のきっかけ
まずこのプロジェクトを発案したきっかけは日本と世界の「食品ロス」に対する取り組みにギャップを感じたからです。
代表である私はカナダに留学中、授業でフードバンクを訪れる機会があり初めてその存在を知りました。
フードバンクとは賞味期限が近づいていたり、善意で寄付されたりして集まった食材を必要な人に届ける場所です。
他にもカナダでは飲食店で持ち帰り容器を無料で提供してくれる為、食べきれなかったご飯を持ち帰り、次の日に食べるということもしばしばありました。
帰国後アルバイト先で毎日捨てられる食材を見て「必要とする人に届けることができればいいのに」「食品ロスを少しでも削減できないか」と思いました。
この経験から食品ロス削減に向けたプロジェクトを発案し23名のメンバーと共に「FoodLinks」としての活動が始まりました。
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活動目標
私たちの活動目標は「食(Food)を通して学生と地域、企業が繋がる(Links)する」ことそして「1人でも多くの消費者の食品ロスに対する意識を変える」ことでした。
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活動内容
①株式会社ロスゼロ代表 文美月様による講義
まず最初にメンバー一同食品ロスに関する知識を付けるために株式会社ロスゼロの代表 文美月さんに特別講義を行っていただきました!
食品ロスに関する知識はもちろん、ロスゼロが行っている事業についてもたくさん教えて頂きました。
またプロジェクトの方向性について相談したところ、「学生なら第3者を巻き込んでもっと大きな事ができるよ!」と文さんに背中を押して頂きました。
②カンナチュール、うつみ農園との商品販売
文さんのアドバイスをもとに沢山の企業様に1からコンタクトを取り、協力をお願いしました。
そこで快くOKしてくださったのが株式会社H&Wの自然派缶詰カンナチュールさんです!
1つ1つ手詰めで小ロット生産をしている為、規格外野菜や端材を用いた缶詰も取り扱っています。
私たちは見た目が悪いだけで捨てられてしまう規格外野菜に関心があった為、カンナチュールさんの取り組みに感銘を受けました。
その後担当者の方に京都山科のうつみ農園さんをご紹介頂きました。
大学と同じ京都ということもあり、始めは「一緒に規格外野菜を使った商品開発をしましょう!」という話にもなりましたが、時間やコロナ禍であまり打合せができず実現には至りませんでした。
ただ「食品ロスの現状を多くの人に伝えたい」という思いは同じだったので、カンナチュールさんとうつみ農園さんが既に一緒に販売している3種類の商品のリパッケージをさせて頂けることになりました!
前回のブログでパッケージ画像や各催事での販売の様子も紹介しているので是非ご覧ください♪
また12月4日の京都新聞(クリックすると記事画像が見れます)にも私たちの販売活動が取り上げられました!
③中学校への食育
FoodLinksのもう1つの活動として「中学生を対象とした食育」も行いました。
食品ロスの現状を伝える「フードロス新聞」やYoutube動画を作成しました。
京都市教育委員会後援の下、同志社中学校の学生に向けた「食品ロス啓発セミナー」をZoom上で開催したり、中学生に向けた「食品ロスコンテスト」を行い、標語やポスターを募集しました。
その他に「ヒューマンアカデミー日本語学校 心斎橋校」でも対面/オンラインで食品ロス啓発セミナーを開催しました。
予想を上回る数の中学生と食品ロスについて話すことができてとても嬉しかったです!
授業でSDGsについて学んでいる中学生も居て、関心度の高さに感動しました。
【 感 想 】
約1年間「FoodLinks」として活動してきましたが、私たちの目標であった「食(Food)を通して学生と地域、企業が繋がる(Links)する」ことそして「1人でも多くの消費者の食品ロスに対する意識を変える」ことを達成できたと身をもって感じています。
まず食品ロス削減という共通のテーマを通じて私たち学生と、当ブログを運営する株式会社ロスゼロ様を始め様々な企業様と繋がることができました。
無印良品山科店、Good Nature Station、阪神梅田本店、大丸京都店で私たちの活動を発信できるとは正直思っていませんでしたが、沢山の方々の協力があって実現することができました。
コロナ禍でありながらもお客様に直接お話することができてとても光栄でしたし、SNSを通じてよりもやはり「直接」伝えることに意味があったと思います。
学生だからと足を止めてくれるお客様も多くいらっしゃったので私たち「FoodLinks」が発信することでより多くの消費者の食品ロスに対する意識を変えるきっかけになれたと感じました。
またセミナーを通してこれからの未来を担う中学生にも食品ロスの現状や今自分たちにできることを伝えることができました。
食品ロス削減は企業努力だけでは達成できず、私たち消費者の努力が必要になってきます。
消費期限の近い「てまえどり」に協力する、野菜は根も葉も食べるなどできる範囲で食品ロス削減に貢献しませんか?
もちろん今回販売した規格外野菜を用いた商品を購入することでも貢献できます!
今回私たちのメッセージを届けたみなさんが、ご家族やご友人に伝えてくれることで更に多くの人々に届いていることを願います★
私たちもこれから消費者として自分たちが伝えてきたことを実行致します。
また来年度のSeminar Projectでも現3年生が「FoodLinks」の名前を引き継いで
食品ロス削減に貢献できるようなプロジェクトをする予定です♪
またどこかで「FoodLinks」という名前を見かけたら是非彼らのお話を聞いてあげてください!
毎月ブログをご覧になってくださったみなさん、掲載してくださったロスゼロ様に心より感謝申し上げます!
ありがとうございました!!
同志社大学
グローバルコミュニケーション学部4年 FoodLinks
今日までのブログ投稿
-------------------------【4】12/7 イベントから知ってもらいたい身近なSDGs
https://blog.losszero.jp/blogpost/news_0568/
【3】10/1 農家さんのフードロス対策
https://blog.losszero.jp/blogpost/news_0545/
【2】8/18 実際に試せる食品ロス削減レシピ!
https://blog.losszero.jp/blogpost/news_0527/
【1】7/28 学生目線で見た子ども食堂の課題と現状
https://blog.losszero.jp/blogpost/news_0521/