この度ロスゼロは、復興庁が主催する令和5年度「新しい東北」復興・創生の星顕彰にて受賞しました。
当社は2021年より、東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市のいちご農家の産業再生を目指し、規格外のいちごを活かしたアップサイクル食品「Re:You気仙沼みなといちご」を開発・展開しています。
「新しい東北」復興・創生 概要
復興庁では、「新しい東北」の創造に向けた取組について、大きな貢献をされている個人及び団体に光を当てることにより、その活動を広く情報発信するとともに、被災地内外への普及・展開を図るために平成28年度から顕彰を行っています。対象分野は2つあり、当社は分野Bの産業・生業の再生において受賞しました。
主催: 復興庁
対象分野: 【A】被災者支援、住まいとまちの復興、協働と継承
【B】産業・生業の再生
選定ポイント: ①水産加工業の復興/観光業の振興/
風評対策への取り組み/福島イノベーションコースト構想の促進
②ビジネスモデル
③雇用創出、域内循環創出、SDGs、女性活躍
④新たな研究投資・新分野進出の挑戦
HP: https://www.newtohoku.org/kenshou/index.html
受賞の対象となったアップサイクル食品「Re:You気仙沼みなといちご」
ロスゼロでは食品ロス削減と地域の魅力再発見を目指し、商品化されず廃棄につながっていた未利用原材料に新しい命を吹きこむアップサイクル食品開発事業を運営しています。「食べる理由がある」という意味を込めた独自のRe:You(りゆう)シリーズで展開し、開発過程では様々なセクターの強みを活かす形で協業しています。
「Re:You気仙沼みなといちご」は、いちご農家シーサイドファーム波路上の佐藤代表(写真左上)、ロスゼロといちご農家の橋渡し役になった気仙沼まち大学運営協議会の成宮さん(中央右)、みなといちごのラベルデザインを担当した気仙沼出身・在住デザイナーの志田さん(中央左)他、多くの人の想いが重なって誕生しました。
当いちご農家では、形や大きさが不揃いで出荷することができないいちごが年間数トン発生しています。
「Re:You気仙沼みなといちご」は規格外のいちごをフリーズドライ化し、未利用で上質素材のホワイトチョコレートと合わせブロック状にすることで、いちごの形をポジティブに活かしたメッセージ性のある商品となっています。
2022年6月にはアップサイクル商品コンテストにて「JR東日本賞」を受賞した他、百貨店の常設店舗での販売や、ふるさと納税の返礼品にも採択されるなど、継続的な販売促進につなげています。