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ケーキの上の砂糖菓子活用法:エコ&クリエイティブ

公開日: 更新日:2024.03.06
ケーキの上の砂糖菓子活用法:エコ&クリエイティブ

ケーキの上の砂糖菓子、あなたは食べますか?

お雛さまやサンタの砂糖菓子は、ひな祭りやクリスマス時期に特に人気がある砂糖菓子の一例で、子供たちにとっては魅力的な存在です。これらの菓子は、お雛さまや桃の花、サンタクロースや雪の結晶、トナカイなど、季節にちなんだ形で作られ、ケーキやデザートを祝祭的に彩ります。

しかし、ケーキの上の砂糖菓子には、実は色々な種類があり、食べられるものと食べられないものがあるのです。

ケーキをもっと美味しく、もっと楽しくするために、砂糖菓子について正しく理解しましょう!


砂糖菓子の種類:食べられる?食べられない?

砂糖菓子


食べられる砂糖菓子

食べられる砂糖菓子は、その多様性と芸術性で知られています。

材料は主にグラニュー糖、水飴、食用色素で、食品用の安全な材料のみを使用しています。これらの菓子は、ケーキの装飾だけでなく、直接食べる楽しみも提供します。

特に人気なのは、細工された砂糖の花や、キャラクターを模したもので、子供の誕生日パーティーや特別なイベントで好まれています。これらは味も良く、食感も楽しめるため、見た目だけでなく味わいも重視されています。


食べられない砂糖菓子

残念ながら、食べることができない砂糖菓子もあります。

食べられない理由は主に、食品用ではない材料を含んでいるためです。これには、食べることが安全ではない色素や、食品用ではない金属の支柱、プラスチック製の部品が含まれる場合があります。

また、見た目は魅力的でも、非常に硬くて食べにくい、または口に合わない味のするものもあります。これらの砂糖菓子は、ケーキのビジュアルを高めるために使用されることが多く、食べることを目的としていません。


見分けるポイント

食べられる砂糖菓子と食べられない砂糖菓子。「食用禁止」などと記載があることもありますが、表示義務はないため、その場合は購入者が自分で判断する必要があります。

【販売場所】
食べられる砂糖菓子は、食品売り場やスーパーマーケットなどで販売されています。食べられない砂糖菓子は、手芸店や雑貨店などで販売されています。

【表示】
食べられる砂糖菓子には、原材料名や栄養成分表示などが記載されています。食べられない砂糖菓子には、食品表示がありません。

【見た目】
食べられる砂糖菓子は、光沢があり、透明感があります。食べられない砂糖菓子は、光沢がなく、粉っぽかったり、固かったりします。

【触感】
食べられる砂糖菓子は、弾力があり、柔らかです。


どこで売ってる?

食べられる砂糖菓子は通常、専門のお菓子店やオンラインショップ、大型スーパーの菓子売り場で購入することができます。

これらの場所では、さまざまな形や色の砂糖菓子が見つかり、ケーキデコレーション用の素材として広く利用されています。
購入する際には、製品のラベルを確認し、食品用の安全な材料で作られていることを確かめることが大切です。
特にオンラインで購入する場合は、信頼できる販売者から購入することをお勧めします。


食べる派 vs 食べない派:それぞれの意見

サンタ飾り


食べる派

ヨーロッパでは昔からケーキに砂糖菓子を飾る文化があり、伝統的な楽しみ方の一つです。

食べる派は、その色鮮やかさと楽しさ、ケーキの見た目を豊かにする装飾的価値を高く評価します。近年では、食べられる素材で精巧な砂糖菓子を作ることが可能になり、見た目も味も楽しめる作品が増えています。

砂糖菓子は特別な日のお祝い感を高めるとともに、子どもたちにとっては目を輝かせる魅力的な要素となります。また、甘さの増加も、甘いものが大好きな人にとってはケーキの楽しみを一層深めるものなのです。


食べない派

砂糖菓子の過剰な甘さや特有の食感に対して否定的な意見を持つ人々がいます

砂糖菓子が口の中で溶けにくい、または予期せぬ硬さを持っていることから、全体の食体験を損なうと感じるとの理由から避けることが多いです。
健康への配慮から余分な砂糖は控えたい、という人もいます。また、砂糖菓子の人工的な色や香りが、自然なケーキの風味を損ねると感じるケースもあります。

特に、砂糖菓子がケーキの味や質感と調和しない場合、その存在が不要あると考える人もいます。


再利用派

砂糖菓子を食べる派、食べない派だけではなく、実は再利用派も存在するのです。

再利用を支持する人々は、砂糖菓子を捨てることなく、創造的な方法で再活用することの価値を見出しています。例えば、溶かして新たなデザートの装飾に使ったり、飲み物の甘味料として利用したりする方法があります。

このアプローチは、食品廃棄を減らすと同時に、料理やお菓子作りにおける新たな可能性を探る機会を提供します。
砂糖菓子の再利用は、特別な日の記念や、楽しい手作り活動へのきっかけにもなり、持続可能な消費を促進する心地よい方法として捉えられています。


砂糖菓子を美味しく作る方法

砂糖菓子作るコツ


砂糖菓子の作り方

砂糖菓子を美味しく作るには、いくつかのポイントがあります。

【材料】
砂糖:上白糖、グラニュー糖、三温糖など、お好みの砂糖を使うことができます。
水:砂糖と水を1:1の割合で使うことが多いですが、レシピによって異なります。
その他:レモン汁やクエン酸、香料、食用色素などを加えることもあります。

【作り方】
1.鍋に砂糖と水を入れ、弱火でゆっくりと加熱します。
2.混ぜながら加熱し、砂糖水が透明になったら、混ぜるのをやめて煮詰めます。温度計があれば、砂糖の温度が約150°C(硬いクラック段階)に達するまで煮詰めます。
3.火から下ろし、お好みでレモン汁やクエン酸、食用色素や香料を加え、よく混ぜます。
4.混合物をシリコンマットやベーキングシートの上に流し込み、冷まして固めます。型に入れる場合は、この段階で行います。


作り方のコツ

砂糖菓子を美味しく作るには、正確な温度管理とタイミングが鍵となります。

砂糖を溶かし始める際には、弱火でじっくりと加熱し、焦がさないよう注意が必要です。砂糖が完全に溶けたら、色がゴールデンに変わる直前で火から下ろし、冷却することでクリスタル(砂糖の結晶化)の形成を防ぎます。

この過程では、砂糖の温度が約160度から170度に達することが理想的で、この温度範囲で砂糖は美味しく溶け、適切な硬さの菓子が作れます。


溶ける温度を活用

溶ける温度を活用することで、砂糖はさまざまな形状や装飾に変身します。砂糖が溶ける温度、約160度を超えると流動性が増し、型に流し込んだり、スプーンで垂らして独自の形を作ったりすることができます。

この技術を用いることで、砂糖菓子を液体状から固体状へと変化させる過程で、創造性を発揮することが可能です。温度が下がるにつれて固まる性質を利用し、細工やデザインを加えることで、オリジナリティ溢れる砂糖菓子を作り出すことができます。

砂糖菓子は熱いうちに急速に固まり始めますので、成形やデザインは素早く行いましょう。


捨てずに活用!砂糖菓子リメイク3選

砂糖菓子リメイク


砂糖菓子を溶かして新しい形に再形成

砂糖菓子の人形などの再生方法としては、溶かして新しい形に再形成する方法があります。

このプロセスでは、溶かし直しによって砂糖の色が変わる可能性があるため、色を調整するための食用色素の使用すると良いでしょう。

再生した砂糖菓子は、再びケーキの装飾やプレゼントとして使用することができ、無駄なく素材を活用する方法として効果的です。

【材料】

  • 砂糖菓子(キャンディ、ハードキャンディ、砂糖の装飾など)
  • 水(砂糖菓子を溶かすための水の量は砂糖の量や形状によりますが、一般的には砂糖菓子に対して少量-1/3程度、状況により加減してください)
  • 鍋(小または中サイズで、熱伝導が良いものが適しています)
  • 木べらまたは耐熱のスパチュラ(砂糖をかき混ぜるため)

溶かし方

  1. 準備:必要な材料をすべて準備します。鍋を清潔にし、砂糖菓子が入る大きさに合わせて選びます。
  2. 水を加える:鍋に水を少量加えます。水の量は、砂糖菓子を溶かすのに十分なだけで良く、多すぎると溶液が薄くなりすぎます。
  3. 砂糖菓子を加える:砂糖菓子を鍋に入れます。この時、砂糖菓子が均等に溶けるように、適度に分割しておくと良いでしょう。
  4. 加熱する:鍋を中火にかけ、砂糖菓子が完全に溶けるまでゆっくりと加熱します。この過程で、木べらやスパチュラでかき混ぜ、砂糖菓子が均一に溶けるようにします。
  5. 焦がさないよう注意:砂糖は高温で容易に焦げるので、加熱中は常に注意が必要です。色が変わり始めたら、すぐに火から下ろすか、温度を調整します。
  6. 冷却:砂糖菓子が完全に溶けたら、必要に応じて冷却します。この溶液は、他のレシピで使用するシロップとして、または新たな菓子作りの基材として活用できます。

     

注意点

  • 砂糖菓子を溶かす際には、砂糖が高温になりやけどのリスクがあるため、注意してください。
  • 砂糖の溶解度は砂糖を溶かすための水の温度に依存します。適切な温度で溶かすことが重要です。
  • 再利用する砂糖菓子は、食用可能であることを確認してください。

この方法で、砂糖菓子を溶かして新たなデザートや装飾を作ることができます。創造力を発揮して、さまざまな用途に活用してみましょう。


かんたん再利用!

再利用方法としては、砂糖菓子を細かく砕いて、新しいデザートのトッピングや、ヨーグルトやアイスクリームの甘味として加える方法があります。また、細かくした砂糖菓子をクッキーやケーキの生地に混ぜ込むことで、見た目にも楽しい色彩とサクサクした食感をプラスすることができます。

【砕く方法】
麺棒を使う:砂糖菓子をビニール袋に入れ、麺棒で叩いて砕きます。
すり鉢を使う:砂糖菓子をすり鉢に入れ、すりこぎで擦って砕きます。
フードプロセッサーを使う:砂糖菓子をフードプロセッサーに入れ、スイッチを押して砕きます。

【注意点】
〇砂糖菓子は硬いので、砕く際には怪我をしないように注意が必要です。
〇砕きすぎると、粉末状になってしまい、再利用しにくくなります。
〇フードプロセッサーを使う場合は、飛び散らないように注意が必要です。

このようにして、砂糖菓子は様々なスイーツのアクセントとして再利用可能であり、無駄なく食材を活用しつつ、料理の幅を広げることができます。


クラフトとして使用!

保存状態や衛生状態に不安がある場合は、食用として再利用するのではなく、クラフト素材として、再利用が可能です。

クラフトとして使用する方法としては、砂糖菓子を溶かしてから冷やし固め、装飾品やアートピースとして活用する方法です。例えば、クリスマスオーナメントや窓辺の飾り、さらには小さな彫刻作品など、砂糖菓子から作ることができます。
また、砕いて手作り石けんやバスソルトに混ぜ込んだり、オリジナルのキャンドルを作ることもできます。

このようにして砂糖菓子をクラフト材料として利用することで、食べ物としてではなく、美的な価値を持たせることができます。安全性を確保するためにも、この用途では食べられないことを明記し、装飾用としてのみ使用することが推奨されます。



宝石のように輝く食べられる砂糖菓子を見分けて、美味しく味わう方法。愛情を込めて手作りするコツ。温めて簡単!溶かして再形成するリメイク術。手軽で可愛いクラフト作品。子どもと一緒に地球に優しいお菓子作りを楽しむアイデア。

砂糖菓子の新たな価値を発見できたでしょうか?






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この記事を書いた人

村上

サステナブルライターとして、SDGsや生活の知恵を発信しています。育児をしながら、子どもと一緒に地球に優しい生活を目指し中。趣味は料理と美術館巡り。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。