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【日本の伝統行事:ひな祭り】ひな祭りで健康もアップ!伝統行事を楽しむヒント

公開日: 更新日:2024.03.01
ひな祭りを楽しむ

ひな祭りは、女の子の健やかな成長を願う日本の伝統行事です。
華やかで可愛らしい雛人形を飾り、菱餅や白酒、ひなあられなど色鮮やかな食べ物を供えるのが習わしです

時代と共に進化するひな祭り料理、東西で異なるちらし寿司の味わい、地域限定のひなあられの秘話、そして健康に良いひな祭りの食べ物まで、さまざまな角度からひな祭りを楽しむヒントをお届けします。


ひな祭りの食べ物

ひな祭りの食べもの


時代の変化とともに移り変わるひな祭り料理

ひな祭りの食卓は、時代と共に変化してきました。

江戸時代、ひな祭りには菱餅や白酒、ひなあられといった、現在でも定番の食べ物が供されていました。当時は庶民の間でも米が貴重品だったため、餅や団子など米を使った料理は特別な行事の食べ物として重宝されていました。また、白酒は神様への供物として使われており、ひな祭りにも縁起物として取り入れられていました。

明治時代以降、西洋文化の影響を受け、ひな祭りの食べ物にも変化が現れます。ちらし寿司や蛤のお吸い物など、現代でも定番となっている料理はこの頃に広まったと言われています。

近年では、ケーキやゼリーなど洋風のデザートを供える家庭も増えています。
また、地域によって異なる独自の食文化も生まれ、ひな祭りの食事は多様性を増しています。

このように、ひな祭りの食べ物は時代とともに変化を続けてきました。しかし、女の子の健やかな成長を願うという根底にある願いは今も変わっていません


縁起物に込められた願い

ひな祭りには多くの縁起物があり、それぞれに子供たちの健康や幸せを願う深い意味が込められています。

菱餅:緑、白、ピンクの三色は、それぞれ大地、雪、桃の花を表し、女の子の健やかな成長と幸せを願う縁起物です。
白酒:白酒は、古くから神様への供物として使われていた縁起物です。また、白酒の「白」は、清浄や無垢を表す色とされ、女の子の純粋な心を表すとも言われています。
ひなあられ:ひなあられは、厄除けや魔除けの力があるとされています。また、小さく色鮮やかなひなあられは、女の子の将来が明るく華やかであるようにという願いも込められています。
ちらし寿司:使われる具材一つひとつにも、長寿や繁栄などの願いが込められています。
ハマグリの潮汁:将来良い夫婦になれるようにとの願いが込められています。

また、食べ物以外でも、桃の花は邪気を払い、幸せを呼び込むとされており、ひな祭りに飾られることが多いです。

これらの縁起物を通じて、家族は祖先から受け継がれた文化と伝統を次世代に伝えていくことができます。


華やかさアップ! 現代のひな祭り料理

現代のひな祭り料理は、その華やかさで特に注目されています

インスタグラムなどのSNSが普及するにつれ、見た目にも美しい料理が多く共有されるようになりました。色鮮やかなデコちらし寿司や、キャラクターを模した可愛らしいお菓子など、目にも楽しい料理が増えています。

また、健康志向の高まりを反映して、野菜をたっぷり使用した料理や、添加物を控えた手作りスイーツも人気です。

これらのトレンドは、家族や友人とのコミュニケーションを豊かにし、ひな祭りの楽しみ方を広げています。


こんなに違う! 東西で変わるちらし寿司

ひな祭り-ちらし寿司

 

関東対関西 ちらし寿司の違い

ひな祭りの定番料理といえば、ちらし寿司です。しかし、ちらし寿司は地域によって作り方や具材が大きく異なります。

【関東】
酢飯に鯛やサーモンなどの鮮魚、いくら、エビ、卵、レンコン、シイタケ、キュウリなどの具材を乗せるのが一般的です。具材は彩り鮮やかに並べられ、見た目も華やかです。
塗りの桶に一人前ずつ盛り付けられます。
色鮮やかな具材を酢飯の上に美しく散らす「散らし寿司」として知られています。

【関西】
酢飯に酢飯に味付けした椎茸や人参、タケノコ、レンコン、などの野菜、かまぼこ等を混ぜてご飯を作ります。その上に、焼きアナゴやエビ、錦糸玉子、刻み海苔などの具剤を飾ります。
基本的に生魚は用いず、煮たり焼いたり味付けした具を細かく刻んで混ぜ、大きめの具材上に飾ります。そのため見た目は関東版よりも素朴です。
大きな器に盛られていることが多く、「ばら寿司」ともいわれます。

この違いは、食文化だけでなく、地域の歴史や気候が影響していると言われています。
関東では、江戸時代に庶民の間で寿司が広まったことが、関西では、古くからの都としての文化や食に対するこだわりが、それぞれのちらし寿司の形成に寄与しています。


ちらし寿司具材の地域差

関東版と関西版以外にも、地域によってちらし寿司の具材には様々な違いがあります。

例えば、北海道では、鮭やイクラなど海鮮系の具材が人気です。また、東北地方では、山菜やきのこなど山の幸が使われることもあります。九州では、鯛やカンカンパチなどの白身魚が人気です。また明太子を使うこともあります。
さらに柑橘の果汁を酢飯に混ぜたり、味付けした柑橘の皮を具材として混ぜて使う地域もあります。

このように、ちらし寿司の具材は地域によってさまざまなバリエーションがあります。
このような地域差は、それぞれの地域に豊富にある食材を活かす知恵や、季節を大切にする日本人の心が反映されています。


寿司酢の味付け比較

寿司酢の味付けは、ちらし寿司の味わいを大きく左右する要素の一つです。関東と関西では、この寿司酢の味付けにも違いが見られます。

【関東】
比較的酸味が強めの寿司酢を好む傾向にあり、関東地方の酢飯は、酢の量を多くして、酸味を強調する傾向にあります。酢の酸味がしっかりと感じられることで、魚の新鮮さを引き立てる効果があります。
また、関東では塩味も比較的しっかりと効かせることが多く、これにより酢飯の味にキレと深みが加わります。

【関西】
関東地方に比べて、酢の量が少なめで、砂糖の量が多めにされることが多いです。これは、関西地方の寿司がもともと甘味を重視する傾向にあるためです。
関西では、砂糖を多めに使うことで、酢の酸味を和らげ、全体の味をまろやかにすることを好みます。

この違いは、関東人が新鮮な魚の旨味を際立たせるために酸味を利用するのに対し、関西人は食材の自然な味わいを生かすために寿司酢を調和させる風土があるためとされています。

このように、寿司酢の味付けを通じても、地域ごとの食文化の違いを垣間見ることができます。


あなたはどっち派?ひなあられ東西味くらべ

ひなあられ


東西ひなあられの風味対決

ひな祭りの定番菓子であるひなあられ。一口サイズで食べやすく、子供から大人まで楽しめるお菓子です。しかし、このお菓子もまた、地域によって大きな違いがあります。

【関東】
塩味が主流で、シンプルな白やピンク、緑の色合いが一般的です。これらの色は、春の訪れを象徴する桃の花や新緑を表しており、季節の変わり目を楽しむ日本の文化を反映しています。
形状は比較的小さく、食べやすいサイズ感が特徴です。うるち米を炒って作る爆米(はぜ)という菓子や、ポン菓子をもとに作られています。ひなあられを食べることで、厄払いや健康を願う意味合いも込められています。

【関西】
もち米を原料にしており、直径1センチ程度の大きさがあり、しょう油や砂糖などであまじょっぱく味付けがしてあります。色彩も白、ピンク、緑に加え、黄色いものを見ることもあり、これは内側からの健康と外からの幸せを願う意味が込められています。
関西では、ひなあられを通じて、家族の絆や幸福を願う風習が色濃く反映されており、味だけでなく、願い事を込めた食べ物としての役割も重視されています。

東西のひなあられを比較すると、地域ごとの文化や風土が味わいや見た目に深く反映されていることがわかります。
東日本では、春の訪れを素朴に祝う姿勢が、シンプルな味わいと色合いに現れています。西日本では、春の華やかさと豊かさを祝う心意気が、多彩な色と味わいに表れており、どちらも日本のひな祭りを彩る大切な要素となっています。


意外な違い! ひなあられの歴史と由来

ひなあられの歴史は古く、平安時代にまで遡ることができます。ひし餅を砕いたものがひなあられの原型とされており、当時は、邪気を払うための儀式として、小さなあられを使用していたとされています。

また、江戸時代には「雛の国見せ」という、部屋に飾られている雛人形を連れ出して、野山を見せてあげるという風習がありました。そのときに、持ち出しやすいお菓子として、ひな祭りの伝統食である「菱餅」を砕いて携帯したことが、ひなあられの始まりとも言われています。

このような風習が時代を経るうちに、現在のようなひな祭りでのお祝いの菓子へと変化しました。

ひなあられの3色の色は、菱餅の色に由来しており、3色には「健やかな健康を祈る」という意味が込められています。
・ピンク…魔除け
・緑…健康
・白…清浄

また、黄色を加えた4色の色は四季を表しているとされています。
・ピンク…春
・緑…夏
・黄色…秋
・白…冬

3色と4色のひなあられは、どちらも1年を通じて女の子の健康を祈るために、カラフルな色が付けられているのです

ひなあられの起源、色の意味などには、諸説ありますが、これらの違いは、この長い歴史の中で各地域の風土や文化が反映された結果です。

このように、ひなあられ一つを取っても、日本の豊かな歴史や文化が凝縮されていることがわかります。


独自味付けの地域限定ひなあられ

全国各地で楽しまれるひなあられですが、地域によっては独自の味付けを施した限定品も存在します。

北海道:かりんとうタイプのひなあられがある。
東海地方: 桜葉や抹茶を使ったひなあられがある。
中部地方: マヨネーズ味やカレー味など、ユニークな味のひなあられがある。
九州地方:辛子明太子味のひなあられがある。

これら地域限定のひなあられは、その地域ならではの食材を活かし、訪れる人々に新たな味わいと発見を提供しています

地域限定ひなあられを通じて、日本の各地が持つ独自の風味や文化を知ることができるのも、ひな祭りの魅力の一つです。このような地域限定品の存在は、ひな祭りの伝統を守りつつも、それを地域色豊かに展開していく日本の柔軟性を示しています。


ひな祭りの健康効果

ひな祭り-白酒


菱餅

菱餅は、白、緑、ピンクの3色の餅で構成されています。

【白餅】
菱餅全体として、もち米が主原料であるため、炭水化物が豊富でエネルギー源として優れています。
ビタミンB1やビタミンB2などのビタミンB群が含まれています。ビタミンB群は、糖質の代謝を促進したり、疲労回復効果があります。

【緑餅】
よもぎを原料としており、独特の風味と香りがあります。
β-カロテンやビタミンCなどの栄養素が豊富です。β-カロテンは、体内でビタミンAに変換され、抗酸化作用や免疫力向上効果があります。ビタミンCは、コラーゲン生成を促進したり、美肌効果があります。
葉酸や鉄分などのミネラルも含まれています。葉酸は、赤血球の生成を促進したり、貧血予防効果があります。鉄分は、ヘモグロビンの構成成分であり、酸素運搬に関与します。

【ピンク餅】
クチナシの実を原料としており、鮮やかなピンク色をしています。
ビタミンCやカリウムなどの栄養素が含まれています。ビタミンCは、コラーゲン生成を促進したり、美肌効果があります。カリウムは、体内の余分なナトリウムを排出し、血圧を調整する効果があります。

【菱餅の食べ方と注意点】
菱餅は、そのまま食べる以外にも、様々なアレンジが可能です。
ぜんざいに入れたり、アイスクリームのトッピングにしたりして、デザートとして楽しむことができます。細かく刻んで、餅米粉としてお菓子作りに利用することもできます。
ただし、菱餅は糖分が多く含まれているため、食べ過ぎには注意が必要です。1日1~2個程度を目安にしましょう。


白酒(しろざけ)

本来の白酒は蒸したもち米にみりん、または米麹と焼酎などを混ぜて仕込み、約1カ月間熟成させた後にすりつぶして作られたものです。アルコール度は10%前後で、甘みが強く、酒税法上ではリキュールに該当します。そのため、こどもは飲めません

では、ひな祭りに飲む「白酒」は・・・?
ひな祭りに飲む白酒は、ご飯やおかゆと米こうじから作られる甘酒の一種です。アルコール度数が低く、栄養価も高いため、健康面でも嬉しい効果が期待できます。

【白酒の栄養素】

白酒には、以下のような栄養素が含まれています。

【ビタミンB群】
ビタミンB1:糖質の代謝を促進し、疲労回復効果がある。
ビタミンB2:皮膚や粘膜の健康維持、エネルギー代謝に関与する。
ビタミンB6:タンパク質の代謝に関与し、貧血予防効果がある。

【オリゴ糖】
善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える。
便秘解消や免疫力向上効果がある。

【アミノ酸】
体の構成成分やエネルギー源となる。
疲労回復や筋力増強効果がある。

【ブドウ糖】
脳のエネルギー源となる。
疲労回復や集中力向上効果がある。


白酒の健康効果

白酒の主な健康効果は以下の通りです。

疲労回復:ビタミンB群やアミノ酸、ブドウ糖などの栄養素が疲労回復効果をもたらす。
消化促進:オリゴ糖が善玉菌を増やし、腸内環境を整えることで消化を促進する。
美肌効果:ビタミンB群やビタミンCなどが肌の代謝を促進し、美肌効果をもたらす。
冷え性改善:血行を促進する効果があり、冷え性改善に役立つ。
免疫力向上:ビタミンB群やオリゴ糖などが免疫細胞を活性化し、免疫力向上効果をもたらす。


白酒の選び方と飲み方

白酒を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

原材料:米こうじと米のみで作られているものを選ぶ。
アルコール度数:アルコール度数が低いものを選ぶ。
無添加:添加物が入っていないものを選ぶ。

白酒は、そのまま飲む以外にも、以下のようなアレンジで楽しめます。
温めて飲む:寒い日に体を温める効果がある。
牛乳で割る:まろやかな味わいで、子供でも飲みやすい。
料理に使う:煮物や鍋に入れると、風味がアップする。


ひなあられ

ひなあられは、主に米を原料としています。グルテンフリーであり、小麦アレルギーやセリアック病の人でも安心して食べることができます。

ひなあられの健康効果

【エネルギー補給】
炭水化物や脂質が豊富に含まれているため、エネルギー補給に効果的。
疲れている時や運動後のエネルギー補給におすすめ。

【疲労回復】
ビタミンB群が豊富に含まれているため、疲労回復効果がある。
風邪やインフルエンザなどの予防にも役立つ。

【美肌効果】
ビタミンB群やビタミンCなどが肌の代謝を促進し、美肌効果をもたらす。
アンチエイジング効果も期待できる。

【消化を助ける】
ひなあられは消化が良く、軽いお菓子のため、胃腸に負担をかけにくい。食物繊維も含まれているため、腸の健康をサポートし、便秘の予防にも役立つ。

【骨粗鬆症予防】
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれているため、骨や歯の形成に役立ち、骨粗鬆症予防効果もあり。成長期の子供や高齢者におすすめ。


ひなあられの選び方と食べ方

ひなあられを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

原材料:もち米や米粉、砂糖など、シンプルな材料で作られているものを選ぶ。
添加物:合成着色料や合成甘味料など、添加物が入っていないものを選ぶ。
塩分:塩分控えめのものを選ぶ。

ひなあられは、そのまま食べる以外にも、以下のようなアレンジで楽しめます。
ヨーグルトに入れる:ヨーグルトの酸味とひなあられの甘味がマッチする。
アイスクリームのトッピングにする:アイスクリームの冷たさとひなあられの食感が楽しめる。
砕いてお菓子作りに使う:ケーキやクッキーなどの生地に混ぜると、食感と風味がアップする。

注意点
ひなあられは、糖分や塩分が多く含まれているため、食べ過ぎには注意が必要です。
また、小さなお子様は誤飲する可能性があるため、気を付けてください


ひな祭り

ひな祭りは、春の訪れを祝い、女の子の健やかな成長を願う日本の伝統的な行事です。この日には特別な食事が用意され、家族や友人が集まります。
ひな祭りの健康効果は、主に食事による栄養摂取社会的なつながりの強化、精神的な幸福感の向上の三つの側面から考えることができます。

【食事】
ひな祭りに供される料理は、栄養バランスが良く、季節感あふれる食材が使用されます。ちらし寿司には、色とりどりの野菜や魚介類が使われ、ビタミンやミネラル、良質なたんぱく質を豊富に含みます。また、ひし餅やひなあられなどの伝統的な菓子は、適度に楽しむことで、心の満足感を得ることができます。
これらの食事は、身体に必要な栄養をバランス良く提供し、健康の維持に寄与します。

【社会的・心理的健康】
家族や友人との集まりは、社会的なつながりを深め、精神的な健康を支えます。人との繋がりはストレスの軽減に効果があり、幸福感や所属感を高めます。
また、文化的な行事を祝うことで、世代間の絆を強化し、伝統を次世代に伝える大切な役割も果たします。

【身体活動】
ひな祭りの準備や後片付けは、日常から少し離れ、新たな活動をする良い機会です。これらの活動は、軽い運動にもなり、健康維持に役立ちます。
また、祭りの喜びを共有することで、精神的なリフレッシュを促し、日常生活のストレスから一時的に解放される効果があります。

ひな祭りを通じて得られる健康効果は、単に身体的な健康に留まらず、心の健康や社会的な健康にも及びます。この伝統的な行事は、食事、社会性、精神的な幸福感を通じて、総合的な健康を促進する機会を提供します。


子供も喜ぶ! ひな祭り手作り料理

ひな祭り-手作り料理


ひな祭りをもっと特別な日にするために、家族みんなで料理を作る楽しさを取り入れましょう。簡単で楽しいレシピを選んで、子供たちも参加できるように工夫することがポイントです。

カラフルな野菜を使ったり、形や盛り付けにこだわったちらし寿司など、作りながら季節の行事について学べる料理はいかがでしょうか。料理を通じて家族の絆を深めるとともに、食育の一環としても役立ちます。

子供たちが自ら材料を選び、料理のプロセスに参加することで、食べ物への興味や尊敬の気持ちも芽生えます。


華やか手作りひな祭り寿司

ひな祭りの食卓を彩る手作りのお寿司。見た目にも華やかで、特別な日にふさわしい寿司は、家族や友人を招いてのお祝いに最適です。

具材:定番の具材に加えて、子供が好きなエビやカニ、ツナなどを加えると、より美味しくなります。
飾り付け:錦糸卵や海苔、チーズなどを使い、女の子の好きなキャラクターや動物などを形作ると、見た目も可愛くなります。
型抜き:ハート型や星型の型抜きを使って、ご飯や具材を型抜きすると、華やかになります。

ホールやハート型のバラ寿司に子供と一緒に具材を飾り付けるなど、準備をしている過程も楽しみながら、食卓を華やかに演出することができます。


健康を願う手作りお菓子

ひな祭りには、子供の健康を願う意味も込めて、手作りお菓子を作ってみてはどうでしょう。

ひなあられ:市販のひなあられも美味しいですが、手作りすればより安心です。米粉や砂糖、塩などを混ぜて、オーブンで焼けば簡単に作ることができます。
菱餅:菱餅は、餅米を丸めて作るお菓子です。餅米に色粉を混ぜて、緑、白、ピンクの三色にすると、より可愛くなります。
白酒:白酒は、米麹から作られる甘酒です。市販の甘酒に、生姜やみかん果汁などを加えると、より美味しくなります。

ひなあられや菱餅は、お正月の残りのお餅を使って、作ることもできます。色付けはいちごジュースや抹茶などを使うと便利です。
また、ゼリーや羊羹などをひし形にカットして重ねれば、菱餅風のカラフルでカワイイ飾りになります。


ひな祭りレシピ

☆餅を使ったひなあられ

【材料】
切り餅 2個
水 大さじ2
砂糖 大さじ2
いちごジュース 大さじ1(またはいちごピューレ)
抹茶パウダー 小さじ1(または抹茶ピューレ)
塩 少々

【作り方】
1.切り餅を水で軽く濡らし、耐熱皿に並べる。
2.ラップをかけて電子レンジで600W 1分ほど加熱し、餅が柔らかくなるまで加熱する。
3.餅をボウルに移し、砂糖を加えてよく練り混ぜる。
4.餅を3等分にする。
5.1/3量の餅にいちごジュースと塩を加えてよく練り混ぜ、ピンク色にする。
6.1/3量の餅に抹茶パウダーと塩を加えてよく練り混ぜ、抹茶色にする。
7.残りの1/3量の餅はそのまま白色にする。
8.3色の餅をそれぞれ食べやすいサイズにカットし、丸く形を整える。
9.天板にクッキングシートを敷き、3色の餅を並べる。
10.170℃に予熱したオーブンで15分ほど、表面がカリッとするまで焼く。
11.焼き上がったら、粗熱を取って完成。

【ポイント】
○餅を電子レンジで加熱しすぎると、硬くなってしまうので注意しましょう。
○餅を練り混ぜる際は、木べらやゴムベラを使うと便利です。
○オーブンがない場合は、フライパンで弱火でじっくり焼いても構いません。
○好みで、ざらめや粉チーズなどをまぶしても美味しくいただけます。


☆ゼリーで作る菱餅

【材料】
ゼラチンまたは寒天(パッケージの指示に従う)
砂糖(お好みで量を調整)
水またはフルーツジュース(クリアな色のものが望ましい)
食用色素(ピンク、緑)または自然な色素(例:いちごジュース、抹茶パウダー)で着色

【必要な道具】
菱形の型または好みの形の型

【作り方】
1.ゼラチンまたは寒天を使用する場合は、パッケージに記載されている指示に従って、水またはジュースで溶かします。ゼラチンを使う場合は、冷水で事前にふやかしてから、温めて溶かします。
2.ピンク色のゼリーを作ります。水またはジュースに砂糖を加え、温めて溶かした後、食用色素またはいちごジュースを加えてピンク色に染めます。ゼラチンまたは寒天の液を混ぜ合わせ、型に流し入れます。冷蔵庫で固まるまで冷やします。
3.第一層が固まったら、次は白色のゼリー層を作ります。この層は色を加えずに、ゼラチンまたは寒天と水(またはジュース)を混ぜて作ります。白い層も型に流し入れ、再び冷蔵庫で固まるまで冷やします。(白酒ゼリーを使ってもOK)
4.最後の層は、抹茶パウダーまたは緑の食用色素を使用して緑色にします。第二層が固まったら、緑色のゼリーを同様の方法で作り、型に流し入れます。すべての層が完全に固まるまで冷蔵庫で冷やします。
5.ゼリーが完全に固まったら、型から取り出します。型から簡単に取り出すためには、型の底を軽く温水に浸すと良いでしょう。

【注意点】
○各層を加える前に、前の層が完全に固まっていることを確認してください。そうしないと、層が混ざってしまう可能性があります。
○自然な色素を使用する場合、色の強さは調整してください。
○寒天やゼラチンは酸に弱いです。いちごジュースに砂糖やレモン汁を加えると、固まりやすくなります。


☆白酒お子様向けアレンジ

白酒は、アルコール度数が低く、甘くて飲みやすいお酒ですが、そのままお子様に飲ませるのはNGです。必ず加熱してアルコールを飛ばしてください

☆☆白酒ミルク☆☆

【材料】
白酒:50ml
牛乳:150ml
砂糖:大さじ1

【作り方】
1.鍋に白酒と砂糖を入れて弱火で温める。
2.沸騰直前に火を止め、牛乳を加えて混ぜる。
3.温かいうちに飲む。

【ポイント】
○牛乳の代わりに豆乳やアーモンドミルクを使っても美味しくいただけます。
○砂糖の量はお好みで調整してください。
○シナモンやカルダモンなどのスパイスを加えると、風味豊かに仕上がります。


☆☆白酒フルーツポンチ☆☆

【材料】
白酒:100ml
水:100ml
砂糖:大さじ2 フルーツ(いちご、みかん、キウイなど):適量

【作り方】
1.鍋に白酒、水、砂糖を入れて弱火で温める。
2.沸騰したら火を止め、フルーツを加えて混ぜる。
3.冷蔵庫で冷やしたら完成。

【ポイント】
○フルーツはお好みで色々試してみてください。
○シロップの量はお好みで調整してください。
○炭酸水で割って飲むのもおすすめです。


☆☆白酒ゼリー☆☆

【材料】
白酒:100ml
水:100ml
砂糖:大さじ2
ゼラチン:5g

【作り方】
1.鍋に白酒、水、砂糖を入れて弱火で温める。
2.沸騰したら火を止め、ゼラチンを加えて溶かす。
3.容器に流し込み、冷蔵庫で冷やしたら完成。

【ポイント】
○ゼラチンの量は、お好みの固さになるように調整してください。
○フルーツやヨーグルトを加えても美味しくいただけます。
○型抜きして、可愛く盛り付けましょう。



ひな祭りは単なる伝統行事ではなく、家族の絆を深め、健康を願う機会です。
時代を超えて受け継がれる料理を通じ、私たちは文化を味わい、未来への願いを込めることができます。

この春、古き良き伝統と新しいアイデアを融合させ、健康と幸せを家族で分かち合いましょう。






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この記事を書いた人

中山

地球を愛する料理研究家であり、SDGsと食品ロスに情熱を傾けるライターです。食品ロス削減を通じて、環境保護と健康的な食生活の両立を促進し、持続可能な社会の実現を目指しています。趣味は家庭菜園。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。