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ゆるキャラと一緒!食品ロス削減のすすめ

公開日: 更新日:2024.07.22
ゆるキャラと一緒!食品ロス削減のすすめ

日本はキャラクター文化が世界でもトップクラスに発展している国です。
地域ごとに個性的なゆるキャラが、食品ロス削減の大切さを伝えるために活躍しています

これらのゆるキャラは、私たちが日常でできる食品ロスの具体的な対策を楽しく教えてくれます。食品を大切にする行動一つ一つが、地球環境への貢献につながるのです。

食品ロス削減に一役買うゆるキャラたちと一緒に、食品ロス削減の重要性や具体的な取り組みを楽しく学びませんか?


親しみやすさタップリ。ゆるキャラ大集合

ゆるきゃら集合

ゆるキャラの役割

食品ロス削減は、環境問題や社会問題として重要な課題です。近年、その重要性を伝えるために、さまざまな取り組みが行われています。その中でも、注目を集めているのが、ゆるキャラを活用した啓蒙活動です。

ゆるキャラは、親しみやすく愛らしい存在として、人々の心を掴み、メッセージを効果的に伝えることができます。特に、子どもたちにとっては、ゆるキャラは親しみやすく、笑顔になれる存在であり、彼らの行動に大きな影響を与えることもできます。

食品ロス削減ゆるキャラは、さまざまな場面で人々に食品ロス問題の重要性を伝え、行動を促す役割を果たしています。
イベントやキャンペーン:ゆるキャラが登場するイベントやキャンペーンは、多くの人々に食品ロス問題を身近に感じてもらうきっかけとなります。
商品パッケージや広告:ゆるキャラが描かれた商品パッケージや広告は、消費者の購買意欲を高め、食品ロスの削減に貢献することができます。
教育教材:ゆるキャラを題材とした教育教材は、子どもたちに食品ロス問題について楽しく学ぶ機会を提供することができます。


日本代表!官公庁の食品ロス削減キャラクター

農林水産省、環境省など、食品ロス削減に取り組む官公庁は、それぞれ個性豊かなキャラクターを制作しています。
また消費者庁は、地方公共団体公認マスコットキャラクターに対し、消費者庁長官より「消費者教育推進大使」を委嘱しています。

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【農林水産省:ろすのん】
ろすのん」は、食品ロス削減国民運動のロゴマークです。
名前:ろすのん
性別:♂(男性)
口ぐせ:語尾が「のん。」
好きな食べ物:刺身のつま、パセリ
夢:食品ロスがなくなること
好きな言葉:残り物には福がある
「ろすのん」は、食品ロス削減に取り組んでいることの意思表示として、食品ロス削減に取り組む団体、店舗等が使うことができます。

ろすのん

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【環境省:すぐたべくん】
「すぐに食べる」商品については、賞味期限や消費期限がより長い商品を選択的に購入するのではなく、陳列順に購入することが挙げられます。
すぐたべくん」は、食品の消費期限が近いことを示す「すぐ食べなきゃ!」というフレーズとともに、快活で前向きなイメージを持ち、消費者に対して賢く、効果的に食品を利用する方法を教える役割を担っています。
「すぐたべくん」はポスターと商品棚で使うポップがそれぞれ2種類(消費期限バージョン(黄色)と賞味期限バージョン(ピンク))あり、ダウンロードして利用することができます。

すぐたべくん

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【消費者庁:消費者教育推進大使】
消費者教育の重要性を一般の人々に広め、特に若者や子どもたちに正しい消費行動を教えるため、地方公共団体公認マスコットキャラクターが消費者教育推進大使に任命されています。
食品ロス削減、エシカル消費だけではなく、消費者被害防止キャンペーンなど、消費者教育・啓発活動全般に一役買っています。

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これらのキャラクターは、イベントやキャンペーンなどで活躍し、多くの人々に親しまれています。


ユニークなゆるキャラが勢揃い!地方公共団体の取り組み

地方公共団体では、食品ロス削減の取り組みの一環として、地域の特色を活かしたさまざまなゆるキャラ等が作成されています。
これらのゆるキャラは、親しみやすいデザインやストーリーを通じて、食品ロス問題について分かりやすく伝え、消費者の意識改革や行動変容を促す役割を担っています。

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【香川県:たるる】
香川県では、食品ロスを減らす生活習慣を環境・身体・家計にかしこい「スマート・フードライフ」と名付けて県民に提案しており、その推進キャラクターであり、食品ロス削減に取り組むのが「たるる」です。

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【千葉県:ノコサーヌ】
千葉県では、食品ロスの削減のため、身の回りでできることを実践する「ちば食品ロス削減エコスタイル」を推進しています。そのキャラクターであるノコサーヌは、ドギーバッグ(食べ残し持ち帰り用容器)がモチーフの食欲旺盛な架空の動物です。

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【山梨県:かんしょくま】
山梨県民に食品ロスのことについて知ってもらい、食品ロスをゼロにする活動をしていくマスコット『かんしょくま』。富士山柄のナフキンとスプーンとフォークの耳がポイントです。


ゆるキャラと一緒に行動しよう!身近な食品ロス削減

ゆるきゃら食品ロス

賞味期限チェックで賢く消費

賞味期限のチェックは、食品ロスを減らすための最も基本的な方法の一つです。チェックリストを使い冷蔵庫や食品棚の整理を定期的に行うことは、賞味期限が迫った食品を見逃さず、有効に消費する手助けとなります。
実際、日本の家庭から出る食品ロスの約半分が、賞味期限切れによるものであるとされています。賞味期限管理を徹底することで、そのロスを大幅に削減できるのです。

【知多市:いちごニャンコ】
いちごをモチーフにした猫の形をしています。宴会や家庭内での食品消費を見直すことを促す活動を行い、特定の日に冷蔵庫の中をチェックして無駄を減らすことを提案しています。


手前どりで食品ロス削減!

手前どり」は、新鮮な食品を適切に消費するための方法です。この手法では、新しい商品を買った際、古いものから前に出して消費する「先入れ先出し」の原則を適用します。
この習慣は、消費者が直感的に理解しやすい方法です。地方公共団体では、この手法を通じて家庭内の食品ロス削減を奨励しており、結果的に廃棄する食品の量を減らすことができます。

【四日市市:ゆりゾー】
四日市市の空から大量の食品ロスを目の当たりにしたゆりかもめが、悲しみのあまり食品ロスを削減するよう呼びかけるために人間界に降りてきた姿。主にスーパーやコンビニエンスストアで、すぐたべるなら手前から取るようつぶらな瞳で訴えかけています。


食べ残しゼロを目指そう

食べ残しは、家庭でも、外食でも食品ロスを発生させてしまっています。食品ロス削減には、適量を知り、残さず食べることが大切です。
具体的には、料理する前や注文する前に食事をする人数や食べる量を考えることで、作る・頼む料理の量を調節し、食べ残しを未然に防ぎましょう。

【川西市:完食戦士 中年カラダ】
「川西市食べ残しゼロ運動」PRキャラクター。「完食は愛だ!」をモットーに、食べ残しを撲滅すべく闘う、底抜けにエコなスーパー戦士。


キャラクターと考える食品の価値

地産地消

食品ロス削減と地産地消の推進

地産地消は、地域で生産された食品をその地域内で消費することを意味し、食品ロス削減にも大きく寄与します。運送距離の短縮は食品の鮮度を保ち、廃棄リスクを減らすため、非常に効果的です。
また、地産地消を通じて消費者は食品の生産背景を学び、食品に対する価値観を高めることができます。これは、地元の農家を支援し、地域経済にも貢献するため、持続可能な消費パターンを促進する重要な手段です。

【岡山県:ももっぴー】
岡山の豊かな自然の恵みを受け生産された、高品質で安全・安心そして新鮮な農林水産物のイメージが浮かぶ地産地消県民運動マスコットキャラクター。岡山特産の白桃、マスカット、ピオーネを使ったデザインは、元気な子どもが大きな口をあけておいしそうに果物を食べる姿をイメージしています。


もったいないを減らそう

もったいない」という言葉は、日本の文化に根ざしており、食品を大切にする心を表しています。ゆるキャラたちは、食べ物を大切にすることの大切さを教え、日常生活での簡単な行動変化を促します。
この精神を活かして、食品を無駄にしない生活習慣を促進しています。例えば、食べ残しを減らす、買い物を計画的にするなど、具体的な方法を楽しく学べるように助けてくれます。
ゆるキャラを通じて、持続可能な消費が促進され、食品ロスの問題に対する社会全体の意識が高まります。

【佐世保市:食品ロス戦隊「もったいないンジャー」】
佐世保市で知られている「佐世保バーガー」をリーダーに、「九十九島とらふぐ」「九十九島かき」「長崎和牛・レモンステーキ」「世知原茶」「味っ子みかん」の六つの特産品をモチーフとしたゆるキャラたちが「食品ロス」のことを分かりやすく伝えています。


食品ロス削減と食品リサイクル

食品リサイクルは、食品ロス削減のもう一つの重要な側面です。不要になった食品を有効に再利用する方法として、コンポスティングや飼料化などの方法があります。
例えば、家庭や飲食店から出る野菜のくずは、肥料やエネルギー源として再利用できます。これにより、食品が廃棄されることなく新たな価値を生み出すことが可能になり、環境への負担も減少します。
実際に、これらのリサイクル活動は地方自治体によって積極的に取り組まれており、持続可能な社会への大きな一歩となっています。

【北九州市:ていたん】
北九州市の環境マスコットキャラクター「ていたん」は、シロクマをモチーフに、鼻と口で「エコ」を表し、低炭素社会をイメージしています。北九州市の花「ひまわり」をあしらったバンダナがポイント。


子供から大人まで楽しめる!食品ロス削減啓蒙活動

子どもから大人まで

ゆるキャラを活用した啓蒙活動

食品ロス削減の啓蒙活動において、ゆるキャラは効果的なメッセージ伝達手段として活用されています。これらの活動は、情報の覚えやすさと行動変容の促進に寄与しており、特に学校や地域社会でのイベント、近年ではネットを活用した啓発活動も活発に行われており、ゆるキャラたちの出演で好評を博しています。

【京都市:こごみちゃん】
ごみを少なく(小さく)するため、知恵と工夫で、少ないもので楽しく暮らすことが大好きです。京都市のごみ袋でも、ごみダイエットを呼びかけ中。


食品ロス削減を見守るゆるキャラ達

食品ロス削減のキャラクターをみんなで考える公募は、食品ロス削減を楽しみながら学べる方法です。この活動に参加することで、食品の無駄についてたくさんの人が考えるきっかけになります。
みんなが考えたキャラクターは、食品ロス削減の大切なメッセージをわかりやすく伝える手伝いをしてくれます。このような公募をすることで、地域社会が一緒になって問題解決に取り組むことができるようになります。

【宮代町:すてずん】
すてずん」は、イルカに似ている宮代産の人参の妖精。口癖は「それ、ほんとにいるか?」


地元のエコゆるキャラと一緒に学ぶ

食品ロス削減キャラクターは、食品を大切にする心を育む一助となります。これらのゆるキャラは親しみやすく、食品ロスの問題に気軽に目を向けさせる効果があります。
また、食育の観点からも重要で、どのように食べ物が作られ、私たちのもとに届くのかを理解することが、無駄を減らす行動につながります。
ゆるキャラを通じて、食品の価値を再認識し、日々の消費行動を見直すきっかけを作ることができます。

【北海道:大地くん・めぐみちゃん】
愛食運動」のマスコットキャラクター。大地くんは北海道の農産物をイメージした服装をしている、緑色の髪と青い瞳を持つ元気な男の子。めぐみちゃんは北海道の海産物をイメージした服装をしている、ピンク色の髪と赤い瞳を持つ優しい女の子。



食品ロス削減は私たち一人ひとりの小さな行動から始まります

ゆるキャラたちと一緒に学んだことを生活に取り入れて、明日からでも実践を始めてみませんか?
みんなで協力すれば、地球環境を守る大きな一歩となるはずです。



世界にひろげよう「もったいない」の大切さ:もったいないばあさん



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この記事を書いた人

村上

サステナブルライターとして、SDGsや生活の知恵を発信しています。育児をしながら、子どもと一緒に地球に優しい生活を目指し中。趣味は料理と美術館巡り。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。