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【オランダ滞在記】4.「Dille & Kamille」のグッズ紹介&ものづくりに込められた想い

公開日: 更新日:2024.07.24
Dille & Kamilleの雑貨

オランダ留学中の山口です。

前回のブログでは、「Dille & Kamille」の店内の様子をお届けしました。そこで今回は、「Dille & Kamille」で私が実際に購入したグッズ紹介、さらには「Dille & Kamille」のものづくりへの想いを通して私が感じたことをお届けします。


グッズ紹介

マグカップ

マグカップ

まずは、こちらのオーガニック磁器のマグカップです。
小さな花が散りばめられたシンプルなデザインに惹かれて購入しました。よく見ると、マグカップの縁が少し歪んでいるのも、可愛らしいポイントです。


カトラリー

カトラリー

こちらは、木と竹でできたスプーンとバターナイフです。

ひとつひとつ形や木目、くぼみの深さが違うので、じっくりと吟味しました。主に朝食の時に使おうかなと思っています。


クッキー型

クッキー型

続いては、ステンレススチール製のクッキー型です。

悩みに悩んだ結果、今回はワンちゃんと木のクッキー型を購入しました。使うのがとっても楽しみです。


鍋敷

鍋敷き

「Dille & Kamille」のデザイン性溢れるこちらの鍋敷は、オーガニックコットンで作られています。

左側の鍋敷は、50周年限定のもので、「Dille & Kamille」の店舗の絵があしらわれています。


GOTS認証

「原料が製品として消費者の手に渡るまで、繊維製品が正しくオーガニックである」ことを示すGOTS認証もしっかりとついています。


ベイキングパウダー

ベーキングパウダー

こちらは、卵やバターを混ぜるだけでスコーンを作ることができるオーガニックベイキングパウダーです。

パッケージも紙でできていて、ゴミ捨ても簡単環境にも優しく、かつ可愛らしいデザインなのもポイントです。


猫ちゃん型ハンドソープ

猫型ハンドソープ

こちらは猫ちゃんの形をしたハンドソープです。

香りも強すぎず、ちょうど良い心地よい香りでした。実際に使ってみたのですが、洗い上がりがしっとりとしていました。
そのまま店舗に並べられているので、レジで新聞紙のような薄い無地の紙に包んでいただきました。


蜜蝋ラップ

蜜ろうラップ

一度、蜜蝋ラップを使ってみたいと思っていたので購入しました。

「Dille & Kamille」の蜜蝋ラップは、オーガニックコットン・蜜蝋・ココナッツ・ホホバオイルで作られています

生地がやや厚めで匂いが独特なので、苦手な方もいらっしゃるのではないかなと思います。電子レンジで使うことができないので、野菜やフルーツの保存用など、ちょっとした用途で使うのが良いです。

オランダでもスーパー等でラップを購入することは可能なのですが、私はホストファミリーがラップを使っている姿を見たことが一度もありません。「これも環境に優しい取り組みなのか」と思いつつも、なくてならない必需品なので、こちらの蜜蝋ラップを試してみたいと思います。


エコバッグ

エコバッグ

「Dille & Kamille」のエコバッグはオランダで大人気です。オランダのおしゃれ女子は必ず持っていると言っても過言ではないそうです。

私は今回、通常のエコバッグと、花柄のエコバッグを購入しました。サイズも大小あり、どちらもA4サイズが入るので、普段使いにもぴったりです。

オランダでは、エコバッグ文化が強く根付いています。日本でも近年エコバックがかなり浸透してきていますが、オランダではひとり数個持ちが当たり前で、買い物に行く際は必ず持って行きます
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、特にキャンバス生地のエコバックが主流です。美術館のお土産ショップや雑貨店などでは、オリジナルのエコバッグが売っているので集めてみるのも楽しいですね。


「Dille & Kamille」の秘密に迫る!

コスパの良さの秘密

「Dille & Kamille」の商品は、円安である今日においても比較的手に取りやすい価格です。カトラリーは安いもので100円台、食器類も1000円台から購入できます。

その要因としては二つ挙げられると考えます。
一つ目は、中国やインドなどアジア圏で生産することで、人件費を安く抑えている点です。そして二つ目は、包装を必要最低限にすることで包装コストを削減している点です。

包装されていない商品を購入することは、商品に対して清潔感を求める日本人にとっては難しいことかもしれません。しかし、清潔感だけではなく、「直感的な出会いや、ここにしかないたったひとつのものを大切に長く使う」という意識を、商品を選ぶときの一つの基準にすることが大切です


地球に優しい商品づくりへのこだわり

一方で、オーガニックコットンなどを使用したリネン類は比較的高めだと感じました。

鍋敷などは2.95ユーロ(500円ほど)、タオル類もフェイスタオルサイズで4.95ユーロ(850円ほど)からと日本のものと比較してもお高めです。オーガニックにこだわっており、素材の良さを追求した結果、コストがかかってしまうのは納得です。
また、オーガニックコットンだけでなく、100%リサイクルコットンで作られたタオルもあります。

オーガニックコットンやリサイクルコットンには、生産時にCO2を削減し、水質汚染を防ぐというメリットがあります。
地球に優しい原材料を使った商品づくりは、私たち一人ひとりの意識を変えるきっかけになると考えます



私は今回、「Dille & Kamille」の取り組みを通して、地球にも人間にも配慮したものづくりの大切さを学びました。

オランダの人々は、「ものを大切に、そして長く使う」という意識を持っています。日常に溢れる何気ない瞬間に意識を向け、シンプルな生活を送る。そうすることで、日々の毎日に小さな幸せを発見することができます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。







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この記事を書いた人

山口

都内の大学4年生。大学では専攻の家族社会学だけではなく、幅広い分野を学んでいます。
現在は、1年間のギャップイヤーを取得してオランダに留学しています。私のブログでは、オランダの日常をお届けします。
趣味は読書と美術鑑賞。田舎の風景とジブリの世界が大好きで、夢は自然いっぱいの場所で暮らすこと。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。