はじめまして。都内の大学に通う山口と申します。現在は、1年間のギャップイヤーを取得して、オランダでワーキングホリデーをしています。
今回のブログでは、私の自己紹介を踏まえて、オランダへの留学を決意した理由とオランダ生活の一部をお届けします。
なぜ一年間大学を休学して留学することを選んだのか
将来の選択肢を増やしたい
私は現在大学4年生ですが、大学を休学し、就職活動を一年間遅らせて留学に行くことを決意しました。
年々、海外に移住する日本人が増加していますが、大学生のうちに海外経験をすることで、「海外で生活できる力」を試し、将来の選択肢を広げたいと思っています。
また、海外生活を経験された方が口を揃えて言うのが「日本ほどいい国はない」という言葉です。この言葉は本当なのか、海外の視点から客観的に日本というひとつの国を見たいと思っています。
留学を通して、見たことのない広い世界を知り、異なった価値観を持つ人々と出会うことは、私の人生における大きな財産になると信じています。
就職活動への不安
大学3年生になってから、周りが就職活動を始める中で、私にはやりたいことが見つからず、就職に対する不安が芽生えました。
こうした思いの中で、就職活動をしても失敗するのでは?と感じ、大学生のうちに留学したいという思いと相まって、休学を決意しました。
三年間の大学生活を通して、こんな大人になりたいと思えるような理想のロールモデルに出会うことができました。そのため、この一年はじっくりと自分と向き合い、将来について深く考える期間にしたいと思っています。
なぜオランダを選んだのか
私は、大学では家族社会学を専攻しています。
家族社会学の領域の中で、ヨーロッパ諸国はワークライフバランスが充実していることが知られています。その中でもオランダは、「世界一子供の幸福度が高い国」と言われています。
これらの観点から、オランダのライフスタイルや働き方、教育に関心を抱きました。
加えて、チューリップ畑が続く広大な景色や、私の推しであるミッフィー誕生の地という点にも惹かれ、オランダを選びました。
また、私は学校を通しての留学ではなく、ワーキングホリデー制度を利用して留学しました。
現在は、オランダのフレヴォラント州郊外にある運河沿いのお家にホームステイをさせていただいています。
ホームステイを通して、オランダの家庭のライフスタイルや文化をたっぷり吸収し、かつ自分のことをしっかりと考える時間も作りながら過ごしています。
オランダに来て約3週間で感じたこと
仕事とプライベートの線引きがない
私がホームステイをしている家庭のご夫婦はふたりとも完全フルリモートで働いています。
家の中には「お仕事ルーム」があり、普段はその部屋で仕事をしています。そのため、平日の日中であっても家族の予定を優先したり、仕事を早めに切り上げてプライベートな時間にあてることが多々あります。
また、私のホストファミリーに限らず、オランダではテレワークで働いている方が多いような気がします。ふと外を見てみると、お昼時に子どもと公園で遊んだり、ペットを連れて散歩している人がたくさんいます。
散歩文化
(私の散歩コース)
オランダの人々は、よく散歩をします。私のホストファミリーは毎日夕方の散歩が日課で、私も2日に1回は散歩をするようにしています。
オランダは急な雷雨が多いですが、緑豊かで、過ごしやすい気温のため、散歩をするとリラックスできます。
時間がゆっくり流れる
オランダでの生活が始まってから、1日の時間の流れがゆっくりになったと感じています。
それもそのはず。6月のオランダでは午後10時ごろまで陽が昇っており、朝起きてから夜寝るまでほとんど外が明るいです。
その影響か、生活リズムが良くなった気がします。
驚くほど自転車が多い
(自転車用道路)
オランダは、さすが自転車大国と言われるほど自転車が多く、自転車用の道路が存在します。
アムステルダムなどの大都市になると自転車の数も多くスピードも速いのでぼーっとしていると轢かれそうになります。訪れる際はご注意くださいね。
自然と街の融合が美しい
オランダの街並みは自然との融合が美しく、歩いているだけでもうっとりしてしまいます。
街の至るところには自然いっぱいの公園があります。
また、庭の手入れにこだわりを持つ人も多いです。各家の庭には、テーブルと椅子が置かれていて、天気が良いとおしゃべりをしたり、ご飯を食べたりしている人がたくさんいます。
(自然との融合が美しいユトレヒト)
どこの街を訪れても美しい街並みが広がっているオランダですが、私のおすすめの街は「ユトレヒト」です。
オランダ人が一番住みたい街で、ミッフィー誕生の地としても知られています。日本の都市でいうと、京都市に例えられると思います。運河沿いに並ぶ歴史的な建物と木々の融合は息を呑むほど美しいです。
スーパーに並ぶ乳製品の数
オランダは酪農が盛んで、電車で郊外に行くと、車窓から放牧されている牛や馬などを見ることができます。
スーパーに行くと、チーズや牛乳、ヨーグルトなど、乳製品の種類の多さに圧倒されます。
美術館が多い
(アムステルダム国立美術館)
(牛乳を注ぐ女:ヨハネス・フェルメール)
オランダには、かの有名なヨハネス・フェルメールの「牛乳を注ぐ女」を所蔵しているアムステルダム国立美術館をはじめ、数えきれないほど多くの美術館が存在します。
ミュージアムカードを購入すると、1年間ほとんどの美術館を無料で訪れることができるのも魅力です。
まだまだたくさんありますが、オランダでの生活が始まったばかりの私が感じたことをまとめてみました。
これから、留学生活を通して発見した、オランダのライフスタイルや環境問題への取り組みなど、日常のあれこれをみなさんにお届けします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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