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ふわふわ、しっとり!カステラの魅力を解き明かす

公開日: 更新日:2024.09.25
カットしたカステラ

カステラ」と聞いて、どんな味が思い浮かびますか?
ふわふわのスポンジケーキのような食感?それとも、しっとりとした重みのある口どけ?

古くから愛される日本の伝統菓子、カステラ。実は、その歴史や作られる過程には、奥深い秘密が隠されています。
ふわふわの秘密、しっとり感を出すコツ、そして、世界に広がるカステラ文化。ご家庭で作るカステラあるある、アレンジレシピもご紹介。 カステラをもっと好きになること請け合いです。


カステラとは

栄養食のイメージ

カステラとは、飽きのこないシンプルな味わいの焼き菓子です。他のスイーツと比べて脂質が少なく、卵や小麦粉、砂糖が主な原料であるため、比較的健康的なスイーツとされています。特に、アスリートが栄養補給に利用することもあるほど、消化が良く、栄養バランスが優れています。

【カロパ(カロリーパフォーマンス)】
カステラは、カロリーが比較的低く、GI値(グリセミック指数)が他のスイーツよりも低いため、血糖値の急上昇を抑える効果があります。そのため、カロパを意識した食事に取り入れることができます。

【タイパ(タイムパフォーマンス)】
カステラはそのまま食べることができるため、調理の手間がかからず、タイパを重視する場合にも適しています。また、カステラを使った簡単なデザートレシピも多く、忙しい時でも手軽に楽しむことができます。

一般的には、カステラを買う人の方が多いです。カステラは専門的な技術と時間が必要なため、市販のものを購入する方が手軽で便利です。特に有名なブランドや老舗のカステラは、品質が高く、家庭で作るのが難しい味わいを楽しむことができます。
ただし、最近では家庭でカステラを焼く人も増えてきています。特にパンデミックの影響で自宅での料理やベーキングが人気となり、カステラのレシピも多くの人に試されています。


カステラの起源と歴史

海外のアレンジカステラ

カステラのルーツを探る

カステラ、それは私たち日本人にとってどこか懐かしい、素朴ながらも奥深い魅力を持つお菓子です。ふわふわとした食感、優しい甘さ、そしてどこか懐かしさを感じるその風味は、多くの人々を魅了してきました。

さて、このカステラというお菓子、一体どこから来たのでしょうか?

カステラの誕生は15世紀に遡ります。ポルトガルの商人たちが航海中の保存食として、シンプルな材料から作られるこのスポンジケーキを持ち込みました。カステラという名前自体も、ポルトガル語の「Pão de Castela」(カスティーリャのパン)に由来しています。これは、スペインのカスティーリャ地方を指す言葉であり、贅沢品ではなく、庶民の間で広く親しまれていたお菓子だったとされています。

カステラのシンプルながらも豊かな味わいは、その後、日本に伝わると大きく進化を遂げることになります。


日本へ渡ってきたカステラ

16世紀後半、ポルトガルから長崎に伝わったカステラは、日本の食文化の中で独自の進化を遂げました。

長崎のカステラの特徴は、そのしっとりとした食感です。これは、長崎で手に入る水飴を生地に加えるようになったことが大きな要因と言われています。水飴を加えることで、カステラはよりしっとりとした、そして風味豊かなものに変化していきました。
また、長崎のカステラは、その形も特徴的です。一般的に、長崎のカステラは、長方形の形をしていますが、これは、焼き型に由来すると言われています。

カステラは、砂糖や卵といった貴重な食材で作られていたため、元々は贈り物として用いられることが多く、その風味と質感が高く評価され、次第に日本全国に広まることとなります。江戸時代には、カステラは将軍にも献上されるほどの高級品となりました。

特に、砂糖と卵をふんだんに使った日本式カステラは、ふわふわの食感が特徴で、今日見られるスタイルへと洗練されていきました。また、この時期、カステラは茶道の席などでも重宝されるようになり、日本のお茶文化とも深い関連性を持つようになりました。


世界に広がるカステラ文化

カステラの人気は、日本国内に留まらず、今や世界中で愛されるスイーツの一つとなっています。

特にアジア各国では、日本からの影響を受けつつ、それぞれの国の特色を加えたカステラが生まれています。韓国の「カステラ」や台湾の「カステラ」など、地域によって少しの違いはありますが、基本的な製法は同じです。
これらの国々では、カステラを日常的なおやつとして楽しむだけでなく、祝事や特別な日の贈り物としても選ばれています。

このように、カステラは、日本を代表するお菓子として、世界中にその名を知られるようになりました。カステラの柔らかな食感と優しい甘みが、世界中の人々の心を掴んで離さないのです


プロの技が生むカステラの秘密

カステラの材料

ふわふわカステラの材料

カステラの基本の材料は、卵、砂糖、小麦粉、牛乳です。カステラのふわふわとした食感を作り出すには、それぞれが重要な役割を担っており、材料選びはとても重要なポイントとなります。

【卵】
カステラの膨らみを出すために欠かせないのが卵です
卵白を泡立てると、空気をたくさん含むようになります。この空気が、焼き上げる際に膨張し、カステラをふっくらと仕上げるのです。また、卵黄は、カステラにコクと黄色みを与えます。

【砂糖】
砂糖は、カステラの風味を豊かにし、焼き色を付ける役割を果たします
上質な砂糖を選ぶことで、カステラ全体の味が大きく変わります。グラニュー糖が一般的ですが、きび砂糖やてん菜糖を使うと、風味に深みが出ます。

【小麦粉】
小麦粉は、カステラの骨格となる部分です
低温でゆっくりと粉砕された薄力粉が最適です。薄力粉のたんぱく質含有量は少ないため、グルテンが過度に発生せず、ふっくらとした食感に仕上がります。

【牛乳】
牛乳は、生地をしっとりさせる効果があります
全乳を使うのが一般的ですが、低脂肪乳や豆乳を使うことも可能です。牛乳の種類によって、カステラの風味が少し変わるので、色々試してみるのもおすすめです。

特に卵は、カステラの主要な風味と構造を決めるため、新鮮で質の高いものを選びましょう。日本のカステラ職人たちは、卵黄と卵白を分けて使用することで、生地に空気をしっかりと含ませ、軽い食感を実現しています。
また、砂糖は生地の甘さだけでなく、モイスチャーを保持する役割も持っているため、その配合にも注目です。


空気を含む生地のポイント

カステラのふわふわとした食感は、生地の中に空気をたくさん含ませることで生まれます
では、どのようにすれば、生地の中に多くの空気を含ませることができるのでしょうか。

【卵白の泡立て方】
卵白を泡立てる際には、ボウルや泡立て器を清潔にし、完全に脂分を取り除いておきましょう。
卵白は室温に戻してから使用すると、泡立ちが良くなります。冷蔵庫から出してから数十分放置しておくと適温になります。
また、砂糖は一度に全てを加えると泡立ちにくくなるので、少しずつ加えることがポイントです。卵白が少し泡立ち始めたら、徐々に砂糖を加えながら泡立てを続けます。
最初はゆっくりと大きな円を描くようにして泡立て、空気を含ませます。卵白にある程度体積が出てきたら、スピードを上げて細かい泡を作ることで、より細かく均一な泡ができます。

【混ぜ合わせ方】
卵白と卵黄を混ぜ合わせる際には、空気をできるだけ逃がさないように、優しく混ぜ合わせることが大切です。
泡立て器ではなく、ゴムベラを使うと、より空気を潰さずに混ぜ合わせることができます。ゴムべらで大きく底からすくうようにして混ぜることがポイントです。この方法では生地に無駄な力が入らず、空気が逃げにくくなります。

【型に流し込む際の注意点】
生地を型に流し込む際には、高いところから勢いよく落とすと、空気が抜けてしまうため、注意が必要です。ゴムベラを使って、静かに生地を型に広げましょう。


しっとり感を生むコツ

口の中でふわっととろけるような、カステラのしっとりとした食感は、その保存性を高めるだけでなく、味わいをより豊かにしています。
では、どのようにすれば、しっとりとしたカステラを作ることができるのでしょうか。

【砂糖と小麦粉の割合】
この食感を実現するためには、砂糖と小麦粉の割合が鍵を握ります。一般的な比率としては、卵に対して砂糖は同量またはそれ以上、小麦粉は卵の約半量が目安です。
砂糖の量が多いほど生地がしっとりとして、甘味も増しますが、過剰になると焼成中に沈んだり形が崩れやすくなることがありますので注意が必要です。

【バターの温度】
カステラは伝統的にはバターや油脂を加えないレシピが多いですが、少量のバターを加えることで、よりリッチでしっとりした食感を実現することができます。
バターは、常温に戻して柔らかくしておくと、生地に混ぜ込みやすくなります。ただし、溶かしすぎると、生地がベタついてしまうので注意が必要です。

【焼きあがり後】
焼き上がったら、10cmほどの高さから型ごと軽く台に打ち付けて衝撃を与え、余分な水蒸気を一気に抜きましょう。その後、型から出して、ケーキクーラーの上で冷ましましょう。
焼き上がったカステラをクッキングシートで包み、さらにキッチンタオルでくるんでゆっくり冷まします。これにより、生地内の水分が逃げるのを防ぎ、しっとり感が保たれます。
焼き上がりにメープルシロップやはちみつを塗ることで、カステラにしっとりとした甘みと湿度を与えることができます。また、生地にシロップを加えることも効果的です。
熱いうちに切り分けると、切り口がぼろぼろになってしまうので注意が必要です。


焼き方のポイント

カステラは、焼き方によって、その出来上がりが大きく変わります。オーブンの種類や、型の素材によっても焼き方は異なりますが、一般的な家庭用オーブンを使った場合の焼き方についてご紹介します。

天板の位置:天板の位置は、オーブンの種類によって異なりますが、一般的には、オーブンの真ん中がおすすめです。
予熱:オーブンを予熱しておくことで、生地を均一に温めることができます。予熱温度は、レシピに記載されている温度に従いましょう。
温度:オーブンの温度設定は通常、170度から180度の間で、焼き始めにはオーブンの底に水を入れたトレイを置くことで湿度を保ちます。これによりカステラの表面が急激に乾燥することを防ぎ、均一に膨らむことができます。
焼き時間:焼き時間は、カステラの大きさや、オーブンの性能によって異なりますが、約30分から40分が目安です。竹串を刺して生地がついてこなければ焼き上がりです。
焼きムラを防ぐ:焼きムラを防ぐためには、オーブンの扉を頻繁に開け閉めしないようにしましょう。また、オーブンの内部にアルミホイルを敷くことで、熱を均一に伝えることができます。


カステラをご家庭で

頭を抱える人

手作りカステラあるある

家庭で作るカステラは、お店で買うものとはまた違った、手作りならではの温かみと味わいが楽しめます。しかし、残念ながら理想通りとはいかないこともあります。
家庭で美味しく作るためのポイントをまとめました。

【生地がダマになる】
小麦粉には固まりやすい性質があります。事前にふるっておくことで、固まりをほぐし、生地に均一に混ざりやすくなります。
また、一度にたくさんの小麦粉を加えると、均一に混ぜるのが難しくなります。小麦粉は少量ずつ加え、都度よく混ぜ合わせることが重要です。
生地を強くかき混ぜすぎると、小麦粉が均等に水分を吸収せずにダマになりやすくなります。混ぜる際は、ゴムベラで底から持ち上げるようにして生地を優しく折り込むことがポイントです。

【生地がパサパサになってしまう】
卵白をしっかりと泡立てていないと、空気が少なくなり、パサつきやすい生地になります。卵白はしっかりとツノが立つまで泡立てましょう
砂糖が溶け残っていると、生地にザラつき感が残り、パサつきにつながります。砂糖は湯煎にかけながら混ぜ、完全に溶かすことが大切です。

【生地が均一にならずに焼きムラが生じる】
生地を型に流し込む際に、厚みが不均一になると、焼きムラができやすくなります。生地を型に入れた後、型を軽くテーブルに数回たたくことで大きな気泡を抜きます。これにより、焼きムラを防ぐことができます。
また、オーブンの中央に型を置くと、熱が均一に伝わりやすくなります。

【カステラが膨らみすぎてしまう】
オーブンの温度が高すぎると、表面が急激に固まり、内部が膨張してしまうことがあります。170℃~180℃の温度で焼くのが一般的ですが、オーブンによっては温度設定を少し調整する必要があります。
事前にオーブンの特性を知ることが大切です。

【底が焦げてしまう】
オーブンの温度が高すぎると、底が焦げ付きやすくなります。オーブンの温度を少し下げましょう。
また、オーブンの中段またはやや上段に置くことで、直接底に熱が当たりすぎるのを防ぎます。下段に置くと底が直接熱源に近くなり、焦げやすくなります。
型の材質によっても焼き上がりに差が出ます。例えば、金属製の型は熱伝導率が高く、底が焦げやすくなることがあります。シリコン製やアルミニウム製の型は熱が均一に伝わりやすく、焦げにくいです。

【生地が型から剝がれない】
型に油を塗っていないと、生地が型にこびりつき、焦げ付いて型から剥がれない原因になります。クッキングペーパーで型の内側をライニングするか、薄く油を塗り、小麦粉を薄く振りかけることで、カステラが型から綺麗に剥がれやすくなります。
ただし、油を塗りすぎると、生地が型から剥がれにくくなるので、注意が必要です。
また、生地がまだ温かいうちに取り出すと、型から剥がれにくくなります。型ごと網の上などで冷ましてから、型から出しましょう。

【カステラが乾燥してしまう】
焼き上がり後、カステラがまだ温かいうちにクッキングシートで包み、さらにキッチンタオルで覆うことで、蒸気を閉じ込めて乾燥を防ぐことができます。これにより、しっとりとした食感が保たれます。


オーブンがありません

オーブンがないご家庭でも、フライパンを使ってカステラを作る方法があります。
生地はオーブンで焼くときと基本的には同じです。

【基本の手順】
フライパンを用意する:中火でフライパンを温め、内側にバターまたはクッキングスプレーで軽く油をひきます。
生地を流し入れる:生地をフライパンに流し入れ、表面を平らにならします。
弱火で蓋をして焼く:弱火にしてフライパンの蓋をし、約15分から20分ほど蒸し焼きにします。途中でフライパンを揺すって生地が固まっているか確認します。
焼き上がりを確認する:竹串などを刺してみて生地がついてこなければ焼き上がりです。
冷ます:フライパンから取り出して、網の上で冷まします。

【美味しくつくるポイントとコツ】
低温でじっくりと:フライパンでカステラを焼く際は、焦げないように注意しながら、弱火でゆっくりと焼くことが重要です。
蓋をする:蒸し焼きにすることで、オーブンで焼くような均一な熱がカステラ全体に行き渡ります。
型紙の使用:フライパンの底にクッキングペーパーを敷くことで、焦げ付きを防ぎ、型からも簡単に取り出せます。

フライパンで焼くと、カステラ特有の焼き色は控えめですが、しっとりとした食感は楽しめます。


カステラ保存方法のコツ

箱入りのカステラ

カステラのカサカサ防止の秘策

せっかく作った美味しいカステラも、買ってきたプロのカステラも、時間が経つとカサカサになってしまい、風味も落ちてしまいますよね。

カステラがカサカサになってしまう原因の一つに、水分が蒸発してしまうことが挙げられます。これを防ぐためには、カステラを乾燥から守ることが大切です。

そのため、カステラを切った後の断面に薄く蜂蜜やシロップを塗り、さらにラップなどで丁寧に包むことが効果的です。このシンプルな一手間が、カステラ内の水分を保ち、しっとりとした食感を長持ちさせる秘訣となります。

また、保存する際は、直射日光を避け、涼しい場所に保管することも重要です。密封容器や密閉できるプラスチックバッグに入れることで、外部の空気との接触を最小限に抑え、鮮度を保つことができます。
容器の中にシリカゲルなどの鮮度保持剤を入れることも、カビの発生を防ぎ、さらに長持ちさせる助けになります。


常温vs冷蔵vs冷凍保存

カステラの保存方法には、それぞれメリットとデメリットがあります。

【常温保存】
短期間(1週間以内):カステラは常温で保存できます。直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い、涼しい場所に置いてください。夏場など高温多湿の環境下ではおすすめできません。
ラップで包む:カステラが乾燥しないように、ラップでしっかり包むと良いです。

【冷蔵保存】
長期間保存(1週間以上):冷蔵庫で保存することをおすすめします。ラップで包んだ後、密閉容器に入れて保存すると、風味が保たれます。

【冷凍保存】
さらに長期間保存:カステラは冷凍することも可能です。ラップで包んだ後、冷凍用のジッパーバッグに入れて保存します。
食べる際は、自然解凍するか、電子レンジで軽く温めると美味しくいただけます。


カステラのおいしい食べ方

カステラを食べる少女

美味しい食べ方のポイント

カステラを美味しくいただくには、いくつかポイントがあります。

【切り方】
カステラは柔らかく、繊細な食感を持っているため、ナイフは必ず湿らせてから使用し、優しくゆっくりと切りましょう。これにより、断面が美しく仕上がり、味わいも変わりません。
手作りカステラを熱いうちに切り分けると、切り口がぼろぼろになってしまうので注意が必要です。

【厚さ】
カステラは適度な厚さでスライスすることで美味しさが引き出されます。一般的には1.5〜2cmの厚さが食べやすく、食感も楽しめます。

【温度】
カステラは常温で食べるのが基本ですが、少し冷やしても違った食感を楽しむことができます。特に夏場は、冷蔵庫で冷やすことで、しっとり感が増します。
また、レンジで軽く温めて食べると、香りが引き立ちます。さらにトースターで軽く焼くと、外はサクッと中はふわっとした食感が楽しめます。
お好みで温度を変えて食べ比べてみてください。

【飲み物との組み合わせ】
カステラに合う飲み物は、カステラの種類や個人の好みによってさまざまです。
◆コーヒー
カステラの甘さと、コーヒーの苦みが絶妙なバランスを生み出します。特に、中煎りのコーヒーは、カステラの風味を邪魔せず、お互いを引き立て合うことができます。
紅茶
紅茶の爽やかな香りが、カステラの甘さを引き立てます。アールグレイやダージリンなど、香りが豊かな紅茶がおすすめです。
日本茶
煎茶、ほうじ茶、抹茶などの日本茶は、カステラの甘さを引き立て、さっぱりとした後味をもたらします。
牛乳・ミルクティー
カステラの優しい甘さと、牛乳のまろやかな風味がよく合います。特に、ホットミルクはカステラの風味を引き立てます。
ジュース
オレンジジュースやアップルジュースなど、爽やかなフルーツジュースは、カステラの甘さを中和し、さっぱりとした味わいを楽しめます。
炭酸飲料は、カステラの風味を薄めてしまうため、あまりおすすめしません。


カステラの食品ロス削減レシピ

ちょっとパサついてしまったカステラ。少し硬くなってしまったカステラ。でも大丈夫です。まだまだ美味しくいただけます

☆カステラのフレンチトースト☆
【材料】
カステラ
卵 1個
牛乳 100ml
砂糖 大さじ1
バター 適量
シナモン(お好みで)
メープルシロップ(お好みで)

【作り方】
1.卵、牛乳、砂糖を混ぜ合わせて卵液を作ります。
2.カステラを適当な厚さにスライスし、卵液に浸します。
3.フライパンにバターを熱し、浸したカステラを両面がキレイに焼けるまで中火で焼きます。
4.お皿に盛り付け、シナモンやメープルシロップをかけて完成です。

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☆カステラプディング☆
【材料】
カステラ
卵 2個
牛乳 400ml
砂糖 50g
バニラエッセンス 数滴

【作り方】
1.カステラを小さくカットし、耐熱容器に均等に敷き詰めます。
2.ボウルで卵、牛乳、砂糖、バニラエッセンスをよく混ぜ合わせます。
3.2の液体をカステラの上に注ぎ入れます。
4.160℃に予熱したオーブンで約30分間焼きます。表面が少し焼けたら完成です。

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カステララスク
【材料】
カステラ
バター(またはマーガリン)適量
砂糖 適量
シナモン(お好みで)

【作り方】
1.カステラを1cm幅程度のスライスに切ります。厚みはお好みで調整してください。
2.バターまたはマーガリンを室温に戻して柔らかくし、カステラの両面に薄く塗ります。
3.バターを塗ったカステラの両面に砂糖をまんべんなく振りかけます。お好みでシナモンパウダーを少し加えると風味が増します。
4.オーブンを170℃に予熱します。シュガーコートしたカステラをオーブントレイに並べ、予熱したオーブンで10分焼きます。
5.10分経ったらカステラを裏返して、さらに5分から10分程度焼きます。焼き加減はお好みで調整してください。カステラがカリッとして色がつき始めたら完成です。
6.オーブンから出したカステララスクを冷却ラックに移し、完全に冷ますことでさらにサクサク感が増します。

※カステララスクは完全に冷めると食感が良くなり、保存も可能です。密閉容器に入れて常温で保存すれば、数日間は美味しく食べられます。



ふわふわ、しっとりとしたカステラの魅力、少しでも伝わりましたか?

家庭で作るもよし、お店で買うもよし、カステラは、老若男女問わず愛される日本の伝統菓子です。
しかし、常に進化を続けています。新たな食材や調理法を取り入れた、新しいカステラも続々と登場しています。

カステラはこれからも、多くの人に愛され続けることでしょう。






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この記事を書いた人

村上

サステナブルライターとして、SDGsや生活の知恵を発信しています。育児をしながら、子どもと一緒に地球に優しい生活を目指し中。趣味は料理と美術館巡り。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。