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デジタルスタンプラリーで地域をもっと元気に!~SDGs達成への貢献も~

公開日: 更新日:2024.09.20
デジタルスタンプラリー

スマートフォンを使って、街中を歩きながらスタンプを集める「デジタルスタンプラリー」は、楽しみながら街の魅力を発見できる新しい体験です。このデジタルスタンプラリーは、地域活性化の鍵となり、経済効果を生み出すだけでなく、観光客誘致やSDGsの達成にも貢献しています。

本ブログでは、デジタルスタンプラリーが地域をどのように元気にするのか、経済効果の測定方法、そして未来の展望まで詳しく解説します。


デジタルスタンプラリーとは?新たな地域活性化の鍵

スマホを使って宝探し

スマートフォンで楽しむ宝探しゲーム

スマートフォンを片手に、まるで宝探しゲームのように、街中を歩きながらスタンプを集めるのがデジタルスタンプラリーです。GPS機能を活用し、指定された場所を訪れることで、スタンプを獲得できます。

従来の紙のスタンプラリーと異なり、アプリを通じて、よりインタラクティブに地域の魅力を発見することができます。
例えば、歴史的な建造物を訪れたり、地元のカフェで限定メニューを頼んだりすることで、スタンプを集めるだけでなく、地域とのつながりを深めることができます。


デジタルスタンプラリーの仕組み

デジタルスタンプラリーは、GPS機能を利用して、スマートフォンの現在地を正確に特定します。そして、あらかじめ指定された場所に到達すると、アプリ上でスタンプを獲得できる仕組みです。

スタンプラリーによっては、AR(拡張現実)技術を活用し、現実世界にデジタルコンテンツを重ね合わせることで、より没入感のある体験を提供するものもあります。
例えば、歴史的な建造物にARで当時の様子を再現したり、街中のオブジェにARでアニメーションを投影したりすることで、参加者を驚かせることができます。

また、ゲーム要素を取り入れることで、楽しみながら参加できるよう工夫されているものもあります。
例えば、制限時間内に全てのスタンプを集めるタイムアタック形式や、他の参加者と競い合うランキング形式など、さまざまなゲーム要素を取り入れることで、飽きさせない工夫がされています。


なぜデジタルスタンプラリーが地域を元気にするのか?

地域の魅力再発見

地域の魅力再発見

デジタルスタンプラリーは、普段見過ごしがちな地域の隠れた魅力を発見するきっかけとなります
例えば、古い町並みを散策したり、地元の職人による手仕事に触れたりすることで、地域の歴史や文化を深く理解することができます。また、地元住民との交流を通じて、地域への愛着が深まり、地域への貢献意欲を高めることができます。


地域経済の活性化

スタンプラリーに参加した人々が、地元のお店に立ち寄ることで、地域経済が活性化します。地域産品とのコラボレーションや、地元企業との連携により、経済効果を高めることができます。
例えば、地元の特産品を使った限定メニューを提供したり、地域の店舗で使える割引クーポンを配布したりすることで、参加者を誘引することができます。また、地域産品を販売するオンラインストアと連携することで、地域経済の活性化に貢献することもできます。


観光客誘致

地域の魅力を広く発信することで、観光客誘致に繋がります。特に、若い世代や訪日外国人観光客の誘客に効果的です。
例えば、SNSでハッシュタグキャンペーンを実施したり、インフルエンサーとコラボレーションしたりすることで、多くの人に知ってもらうことができます。また、多言語に対応したアプリを提供することで、訪日外国人観光客の誘致にも貢献できます。


住民同士の交流促進

スタンプラリーを通じて、地域住民同士が交流する機会が増え、コミュニティの活性化にも繋がります
例えば、スタンプラリーのゴール地点で交流会を開催したり、SNS上で参加者同士が交流できるコミュニティを形成したりすることで、地域の一体感を高めることができます。また、地域住民が企画段階から参加することで、より地域に根ざしたスタンプラリーを開催することができます。


SDGs達成への貢献

デジタルスタンプラリーは、地域の魅力向上、経済活性化、観光振興など、多岐にわたる分野でSDGsの達成に貢献します。特に、都市の再生、雇用創出、IT技術活用、持続可能な消費、地域住民との連携といった目標に貢献します。
例えば、地元の伝統工芸を体験できるワークショップを開催したり、環境問題に関するクイズを出題したりすることで、SDGsの達成に貢献することができます。また、地域住民が環境問題に関心を持つきっかけとなり、環境保護活動に繋がる可能性も期待できます。


デジタルスタンプラリーの経済効果と測定方法

デジタルスタンプラリーの経済効果

経済効果の測定方法

デジタルスタンプラリーの経済効果を測定するためには、以下の方法が考えられます。

【売上データの分析】
スタンプラリーの実施前後で、スポットとなった店舗や地域全体の売上データを比較することで、具体的な経済効果を把握できます。

【アンケート調査】
参加者へのアンケートにより、消費金額や利用したサービスなどを分析し、経済効果を推定します。

【経済学モデルによるシミュレーション】
投入産出表などを用いて、スタンプラリーによる直接的な消費支出が、他の産業に与える波及効果を分析します。


地域経済への波及効果

デジタルスタンプラリーは、地域経済に多角的な効果をもたらします。

【消費の活性化】
参加者が地元のお店で飲食や買い物をすることで、地域の小売業やサービス業の売上増加に繋がります。

【雇用創出】
スタンプラリーの企画運営や、関連するサービス提供によって、新たな雇用が創出される可能性があります。

【税収増】
地域経済の活性化に伴い、消費税や法人税などの税収増が見込まれます。


デジタルスタンプラリーと他の地域活性化施策との連携

デジタルスタンプラリーの地域活性化

イベントとの連携

地域のイベントや祭りとの連携することで、集客力向上や地域全体の活性化に繋がります
例えば、地域の祭りでデジタルスタンプラリーのゴール地点を設定したり、地元の商店会でスタンプラリー参加者向けの特典を提供したりすることで、地域全体の賑わいを創出することができます。

ええやん!大阪府商店街 デジタルスタンプラリー

韮崎市制施行70周年記念「デジタルスタンプラリー~富士山絶景スポット~」

かいづかええとこ!つげさんマンホールデジタルスタンプラリー

かき氷コレクションin佐原2024スタンプラリー


観光施策との連携

観光ルートにデジタルスタンプラリーを取り入れることで、観光客の滞在時間を延ばし、地域への経済効果を高めることができます。また、観光案内所などでスタンプラリーの情報を提供することで、観光客にアピールすることができます。

萩のおたから発見スタンプラリー

ルート・グランブルーを巡る 唐津スタンプラリー


地域産品との連携

地元の特産品とコラボレーションしたスタンプラリーを開催することで、地域産品の販路拡大に貢献できます。例えば、スタンプラリーで集めたポイントを地元の特産品と交換したり、スタンプラリー参加者限定の特産品セットを販売したりすることができます。

「清流の国ぎふ」鮎料理フェア デジタルスタンプラリー

「SAGA FUNドライブ」 デジタルスタンプラリー


歴史観光・世界遺産巡り

歴史的な建造物や世界遺産を巡るデジタルスタンプラリーは、歴史学習と観光を同時に楽しむことができ、地域の魅力を発掘するきっかけとなっています。

藤枝宿てくてくデジタルスタンプラリー

熊野三山まちあるきデジタルスタンプラリー

北海道デジタルドライブスタンプラリー

世界遺産「明治日本の産業革命遺産」デジタルスタンプラリー


アニメ聖地巡礼

アニメの舞台となった地を巡るデジタルスタンプラリーは、アニメファンを呼び込み、地域経済に貢献しています。

BanG Dream! It’s MyGO!!!!! 夏祭り in池袋 池袋デジタルスタンプラリー

弱虫ペダルLIMIT BREAK × 奄美の船旅 コラボキャンペーン


サステナビリティとの連携

SDGsの目標達成に向け、環境問題や社会問題に貢献するようなデジタルスタンプラリーが求められています。
例えば、ゴミ拾い活動と連携したスタンプラリーや、地域住民によるボランティア活動と連携したスタンプラリーなどが考えられます。カーボンオフセット機能を導入し、環境負荷を低減する取り組みも考えられます。

上下水道関連施設を巡る「水循環デジタルスタンプラリー

自然環境学びめぐりスタンプラリー

ぐるーっと!信州ダムめぐり ダムデジタルスタンプラリー2024

極上の絶景満喫デジタルスタンプラリー


デジタルスタンプラリーの課題と解決策

デジタルスタンプラリーの課題と解決策

プライバシー問題と解決策

位置情報を取得するため、プライバシーに関する懸念が生じます

この問題に対しては、利用規約を明確化し、個人情報の適切な管理を行うことが重要です。また、位置情報の利用範囲を限定したり、匿名化技術を導入したりすることで、プライバシー保護を強化することができます。
さらに、参加者に対して、プライバシーポリシーについて十分な説明を行い、同意を得ることも重要です。


デジタルデバイドと解決策

スマートフォンを持っていない人や、操作が苦手な人にとっては、デジタルスタンプラリーに参加することが難しいという課題があります。

この問題に対しては、紙のスタンプラリーとの併用、スマートフォン貸出サービスの提供、操作説明会の実施、シニア向けの簡単な操作のスタンプラリーアプリの開発など、さまざまな解決策が考えられます。
また、地域住民同士で協力し、スマートフォン操作が苦手な人にサポートを提供するような仕組みを作ることも有効です。


デジタルスタンプラリーの未来

デジタルスタンプラリー、テクノロジーとの融合

テクノロジーとの融合

AR/VR技術との融合、ブロックチェーン技術の導入、スマートシティとの連携など、デジタルスタンプラリーはさらなる進化を遂げることが期待されています

例えば、AR技術を活用して、歴史的な建造物に命を吹き込んだり、VR技術を活用して、仮想空間で地域を体験したりすることが可能になります。また、ブロックチェーン技術を活用することで、安全なデータ管理や、独自のトークンを使った経済圏の構築も期待できます。
さらに、AI技術を活用することで、参加者の興味関心に合わせたコースを自動で生成したり、パーソナライズされた情報提供を行うことも可能になります。


メタバースとの連携

仮想空間上でデジタルスタンプラリーを体験できるようになることで、より多くのユーザーが参加し、新たな経済圏が生まれる可能性があります。


NFTの活用

スタンプラリーの限定アイテムをNFT(特別で貴重なデジタルアイテム)として発行することで、コレクター心を刺激し、新たな収益源となる可能性があります。

関西周遊NFTスタンプラリー


AIによるパーソナライズ

AIを活用し、ユーザーの興味関心に合わせた最適なコースを提案したり、リアルタイムで情報を提供したりすることが可能になります。

デジタルスタンプラリーは、地域活性化の新たなツールとして、ますます注目を集めています。テクノロジーの進化とともに、デジタルスタンプラリーはさらに発展し、さまざまな分野で活用されることが期待されます。



地域住民、企業、行政が協力し、それぞれの地域の特性に合わせたデジタルスタンプラリーを展開することで、より大きな効果が期待できます。

あなたもデジタルスタンプラリーを通じて、地域を盛り上げる活動に参加してみませんか?



一般社団法人日本スタンプラリー協会:スタンプラリーで未来の想い出を作ろう





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この記事を書いた人

中川

環境開発学を専攻し、大学時代に訪れた北欧でエコライフに目覚めました。帰国後、国内外のエコプロジェクトに参加し、サステナブルな食文化や食品ロス削減のヒントを発信しています♪

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。