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カンボジアのゴミで作られた学校「ココナッツスクール」に潜入!

公開日: 更新日:2023.06.20
カンボジアのゴミで作られた学校「ココナッツスクール」に潜入!

こんにちは

 

今回はカンボジアのキリロムという自然豊かな地域にある、ゴミで学費を払う学校についてご紹介します!

 

まず、キリロムという地域はカンボジアの避暑地であり、首都プノンペンから車でおよそ4時間ほどのところにあります。

 

豊かな森林の中にあることから、近年海外資本による観光開発が進んでいます。

 

日本人によって設立された大学もあり、リゾート施設も増えています。

 

美しい森林風景にうっとりしていると、急にカラフルな建物が見えてきます。

ココナッツスクール

 

こちらが学費の代わりにゴミを払う学校『ココナッツスクール』です!

ご覧の通り、ペットボトルや缶などのゴミによって作られています!

 

不要なチューブで作った馬

 

不要になったチューブも、クリエイティブな発想で、馬のオブジェに大変身!?

 

ペットボトルを使ったサッカーゴール

 

ペットボトルを使って、サッカーゴールに!?

サッカーはカンボジアで一番人気なスポーツです!

 

タイヤやアルミ缶を使った壁アート

 

インスタ映えしそうなフォトスポットまで!

タイヤやアルミ缶を使った壁アート。

 

トイレへの道

 

トイレへの道は、とても華やかでした(笑)

ペットボトルの蓋を地面に埋め込むだけで、こんなにも華やかになるのですね!

 

水道は流れていますが、断水した時のために雨水も貯水されています!

 

 

ちょうど私が訪問したときには、教室の外から英語の授業を観察することができました。

 

カンボジアの学校

 

こちらが教室で、生徒約15人ほどが学年関係なく一緒に授業を受けていました!

 

英語で自己紹介の練習をしていて、観光客の方が来たら、今習った英語を使って挨拶するんだよ~っと朗らかな先生が言っていました。

 

外国人にたくさん出会える環境なら、英語を勉強するモチベーションも上がりそうですね!

 

 

一方で、以前まではキリロムには学校がなく、その地域に住む子どもたちは学校へ行かずに観光客に物乞いをすることで家族の生活を支えていました。

 

その現状に問題意識を持ったココナッツスクールの創立者が、キリロムに『お金ではなくゴミを払う』ことで通える学校を作り、他人に頼るのではなく、経済的に自立できる人材を育てることを目標に、活動されています。

 

また、キリロムを緑豊かな観光地として成り立たせるためにも、投棄されているゴミを回収し、学校のデコレーションとして再利用されています。

 

ゴミを再利用して作られた可愛らしい商品

 

学校の敷地内には、ゴミを再利用して作られた可愛らしい商品も販売されており、売り上げを学校の拡充に当てているそうです。

 

休み時間に外に出て遊ぶ子どもたち

 

休み時間に外に出て遊ぶ子どもたちと、ココナッツスクールの創始者兼教師の方(画面左)授業の休み時間に、創業者とお話をさせていただきました。

 

とても未来を担う子供たちの為に献身的な方で、話を聞きながら筆者も胸を打たれました。

 

これから学校を拡大させていくにつれて、教師不足が喫緊の課題だそうです。

 

田舎には教師が少なく、都会から来た教師は環境に慣れにくいことから、これからは教師の寮となる建物のインフラ設備を強化していく予定だとおっしゃっていました。

 

みなさんもカンボジアへ行くことがあれば、ぜひココナッツスクールを訪れてみて下さい!

 

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この記事を書いた人

中角

関西学院大学総合政策学部卒業。
カンボジアの現地企業にて、ゼロウェイスト関連の仕事に従事したのち、ロスゼロの広報担当として社内のことやSDGsについて発信しています。
趣味は犬と戯れること。

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。