最近では食品ロスに関心を持つ、学生さんからインタビューを受けることも多くなりました!
中学生の学校内での発表や、大学生の卒論のお手伝いなど、いろんな形でロスゼロが少しでもお役に立てれば幸いです!
先日、千葉県の高校生でロスゼロにインタビューした学生さんから、レポートを頂きましたので、ご紹介させて頂きます!
ロスゼロ様にお話を伺って
僕たちは11月25日に株式会社ロスゼロ様にインタビューさせていただきました。
そもそも僕たちは学校の授業の一環としてSDGsと食品ロスをテーマに調べ学習を進めていました。
その中で貴社の「食品ロス予備軍」を食べ手のもとへ届ける取り組みに大変興味を持ち、インタビューをさせていただきました。
貴社の活動は、規格外品・過剰在庫を美味しく食べられるうちにネットで販売するほか、未利用食材で作られるアップサイクル食品の開発、サブスクリプション「ロスゼロ不定期便」の運営、法人の福利厚生としてのロスゼロ導入を推進していました。
また、SDGsや環境問題に関する情報発信や啓発活動・研修も進めていました。
今回は貴社の前川さんに数多くの質問、疑問に答えていただきました。
Q & A
Q1 事業をするうえで気を付けていることは何ですか?
A1 傷がついているものや期限間近の商品をただ安売りするだけでなく、売れ残りを理由に食品会社にマイナスイメージをお客様に持たせないようロスになった経緯や商品の魅力を説明するようにしています。
Q2 現代の課題や困難なことは何ですか?
A2 食品ロスへの個人や企業への認知、共感が得られにくくなってしまっていることです。
企業へはマイナスイメージがつくのかもしれないと警戒されてしまうので正しい情報を発信できるようにしています。
Q3 SDGsは貴社にとってどのような影響がありましたか?
A3 前までは企業にとって得することはないのではないかと当社に興味を持つところが少なかったのがSDGsのおかげで食品ロスについて考えてくれるようになった人が増えたのでとても追い風になっています。
しかしながらまだまだ足りていないので、さらに積極的に認知、共感を得られるように頑張りたいです。
Q4 ロスゼロ食堂について教えてください
A4 大きかったり小さかったりという理由でスーパーで売ることのできない規格外食品を調理し、お客さんに食べてもらっています。
Q5 貴社が目指す新しい消費スタイルとは何ですか?
A5 エシカル消費を目指しています。
「安い、品質が良い」という観点から買うのではなく、論理的な観点、例えばプラスチックをリサイクルして環境に配慮している商品のように社会的ストーリーのある商品を積極的に消費することを目指しています。
Q6 フードロス削減に対して私たちにできることは何ですか?
A6 家族の中で話題として取り上げてもらう、並んでいる商品の手前取りをする、野菜や果物の皮をむきすぎないなど、楽しく食べられるように工夫をしてみてほしいです。
Q7 今後の目標は何ですか?
A7 ロスゼロの活動をさらに広げるために、自治体などと協力して更なる食品ロスの削減につなげていけるようにしたいです。
インタビューを終えて
今回のインタビューを通して食品ロスについての印象が大きく変わりました。
今までは食品ロスに対して堅苦しい印象を持っていたのに対して、今回の活動を進めていくうちに、身近なことからでも自分たちでできることはたくさんあるということを知り、身近なものとして感じられるようになりました。
日本人はサイズや形に厳しく、そのことが無駄な食品ロスにつながっていると思うので「食べられるものは食べればいい」という考えのもと課題の解決よりも食を楽しむことを大事にし、ネガティブな考えをポジティブに変えられるようにしたいです。
話を伺うだけではなく、レポートまでまとめてくださり、真摯な行動に胸を撃たれました。
未来の社会を担う学生さんたちが、SDGsに対してアクションを取るきっかけになれれば幸いです。
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ロスゼロは、食品加工メーカーで様々な原因によって発生する
食品ロス予備軍を直接消費者や企業につなげ
食品ロス(フードロス)の削減を目指す通販サイトです。
日本に溢れる「もったいない」を
ネット通販を通じ、より気軽に、よりポジティブに削減し、
次の笑顔へつなげる取り組みを行っています。
また、ロスゼロはSDGs12番「つくる責任・つかう責任」を
メインとして取り組んでいます。
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