ロスゼロが、環境省と消費者庁が主催する「令和5年度 食品ロス削減推進表彰」の「審査委員会 委員長賞」を受賞しました。
食品ロス削減推進表彰 概要
「食品ロス削減推進表彰」は、食品ロス削減の取組を広く国民運動として展開していくことを目指し、食品ロスの削減に効果的かつ波及効果が期待できる取組を行った人・団体を表彰するものです。
主催:消費者庁、環境省
後援:文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省
選考基準:【A】波及効果・将来性、【B】貢献・成果、【C】具体性、【D】先進性、【E】継続性
受賞の対象となったロスゼロの取組
ロスゼロは、食品ロスを活用したサブスクリプション「ロスゼロ不定期便」およびアップサイクルのオリジナルブランド「Re:You(りゆう)シリーズ」を通して、消費者から地域生産者・企業・自治体など、各人・セクターで取り組める「食品ロス削減」へのアクションを促進することで、「食品ロス問題」のみんなごと化を実現しました。
なお、今回の表彰に際し、当社は、表彰候補者として大阪府の推薦を受けていました。
当社と大阪府は2022年より包括連携協定を締結しており、食品ロス削減に係るプロジェクトを推進しています。当社は2023年3月に令和4年度「おおさか環境賞」を受賞しており、大阪府での食品ロス削減への取り組みをさらに加速してまいりました。
ロスゼロとは
ロスゼロは、食品ロスという社会問題を消費者に重く伝えるのではなく、ポジティブに変換し、笑顔で楽しく美味しくたべることで自然な社会貢献を提案しています。また多様な他セクターとの連携を最大化して食品ロス削減を目指しています。
サブスクリプション「ロスゼロ不定期便」は、各食品メーカーで余剰になった食品を福袋のように詰め合わせ、2か月に一度ユーザーへお届けするサービスです。こだわりの食品を最後まで食べてほしい「食品メーカー」、おトクに美味しく社会貢献がしたい「ユーザー」、そして地球環境まで、みんながハッピーになる消費スタイルを実現しています。総出荷件数は15,000件を超えており、累計約35万点・約85トン超の食品を消費者・法人にお届け。毎月約5~7.5トンの食品ロスの削減、約27トンのCO2削減(※)に貢献しています。
(※)毎月の配送件数(1,000件)×1件あたりのCO2削減量(27.19kg[7.5kg×3.625])=1か月のロスゼロ不定期便のCO2削減量(27.19トン)
ロスゼロ不定期便: https://losszero.jp/products/futeiki004
商品化されず廃棄につながっていた未利用原材料に新しい命を吹きこむアップサイクル食品開発事業は、「食べる理由がある」という意味を込めた独自のRe:You(りゆう)シリーズで展開。総販売数は22,000点を突破しています。開発過程では様々なセクターの強みを活かす形で協業、特に「気仙沼みなといちご」は、気仙沼のいちご農家、地域復興支援NPO、株式会社JTB、気仙沼在住デザイナーなどぞれぞれの強みとインパクトを最大化した商品になっています。百貨店の常設店舗での販売や、ふるさと納税の返礼品にも採択されるなど、継続的な販売促進につなげています。
アップサイクルブランド「Re:You」: https://losszero.jp/collections/upcycle
ロスゼロ代表コメント
素晴らしい賞をいただき、大変嬉しく思います。
食品ロスは、令和3年度の推計で523万トン。この大きな社会問題への国民の意識はここ数年で随分変わってきたように思います。しかし削減量にはまだまだ課題が残っています。
言い換えれば、これから消費者や食品関連事業者の取組み次第で、大きく減らしていけるということです。その一例として弊社の取組みを評価していただけたことはありがたいと同時に、改めて気持ちが引き締まる思いです。
私たちロスゼロが目指すのは、資源循環社会の実現です。「食品ロスを削減する」というより「もったいないものを活かす」という言葉で常に捉えています。
スタッフ一同、今後もさらに取り組みを進めていく所存です。
この度は誠にありがとうございました。
ロスゼロ表彰実績
2020年:「食品産業もったいない大賞」特別賞受賞
2021年:パソナグループ主催「淡路島スタートアップイノベーションコンテスト」準グランプリ
2022年:「東急アライアンスプラットホーム2021 DemoDay」オーディエンス賞・SOIL賞
アップサイクル食品コンテスト「K,D,C,,, Food Challenge」JR東日本賞
「日本サブスクリプションビジネス大賞2022」特別賞
「CSOフォーラム2022」グランプリ・大阪ロータリークラブ賞
2023年:「令和4年度おおさか環境賞」大賞
今回の受賞を受け、当社はもったいない食品を活かし、持続可能な社会の実現に向けて、さらに邁進してまいります!