もう”おせち”がロスに?今年も「おそち」が登場!
一般的に元日から三が日にかけて食べられる「おせち」料理。
料理人が技巧を凝らして作り上げた料理でありながら、 実際には賞味期限を残したまま余剰になっても、 予約期間やお正月を過ぎると販売することが難しくなります。
ロスゼロでは、おせち関連事業者が元旦お届けのために予約受付を終了するこの時期、丁寧につくられたが余剰になったおせちを「おそち」として、最後までお客様にお届けすることで、ロスを減らし、少しおトクでみんなが笑顔になるお正月を提案しています。
「おそち」というネーミングは、少し時期が遅くなってしまったおせちを、みんなで楽しく最後まで食べようと、ワクワク感を込めたものです!
ところで、どうしてまだ年内なのに、おせちがロスになってしまうのでしょうか?
年ごとに受注にバラつきがあり販売予測が難しい「おせち」は、材料の確保なども必要なため夏ごろから準備を開始します。また、受注数に合わせて生産数をコントロールすることが難しいことや、年内配送の手配集中にともなう準備のため、年末の早い段階で受付を締め切ります。
一般的におせちの品数は20~30種類とされています。品数が多いということは、調達する材料はその倍以上あるのです!!
材料の仕入れから加工まで、すごい手間がかかっていることがわかります。
予約数が確定したとしても、「おせち」はお正月までに絶対にお届けしないといけない商品なので万が一のトラブルを避けるために、 余剰分を足して作るメーカーさんも多いそうです。
食品メーカーさんにとって、 お正月は「おせち」を販売するビッグイベント。
この日が1年で最高の売り上げになる企業も多いはず。
毎年需要が変わるので、販売機会を失わないように、 予約を受け付ける前から多く販売数を見積もって製造を開始します。
その結果、どうしてもロスが発生してしまいます。
そこで、ロスゼロでは毎年、「おせちロスを救おう!」ということで、年末年始におせちを「おそち」として販売しています。
「おせちロス」をなくそう企画 第一弾
今回は「肉づくしおせち」や「おせち3段+生ずわい蟹セット」など、豪華でボリューム満点な商品が満載です。
販売開始日:12月14日
注文受付締め切り:12月22日(金) 朝10時
お届け時期:12月29日もしくは30日
おそち販売会場: https://losszero.jp/collections/osochi24
また、各商品「消費促進ポイント」として商品発送時に1000~1500ポイントが付与されます!
今回は「おせちロスをなくそう」企画第一弾として、お正月前に余剰になったおせちを販売し、第二弾ではお正月後に各メーカーで余ったおせちを販売する予定です。
おせちの価格上昇
近年の円安の物価上昇を受け、おせちの原材料の価格は上昇傾向にあります。
特に今年は鳥インフルエンザの影響もあり、卵の価格は約30%上昇しました。
また、おせちのメイン食材でもある伊勢エビは地球温暖化の影響により生息地を北に移しており、日本一の水揚げ量を誇っていた三重県志摩市では2015年には年間130トン獲れていた伊勢エビが、 2021年はわずか71トンにまで減少しており、価格の高騰が続いています。
さらに、燃料代や人件費も上昇し、配送のコストが約10%高くなった他、おせちの重箱や梱包する段ボール箱も原油価格の高騰などで約10%値上がりしたため、おせち商品は全般的に値上げ傾向にあります。
作り手と食べ手、環境のWin-Win-Win
◎おせちメーカー・・・おせちはもともと賞味期限が長い味付けであり、かつ製造直後に急速冷凍しているため、冷凍賞味期限は1月末、もしくはそれ以降の場合が多い。何の問題もなく食べられるので本来は販売したい。
◎消費者・・・おトクなお買い物が、社会貢献に。エシカルなお正月を実現し、新年の福招きにも。
◎廃棄コストと環境負担を減らすとともに、作り手には経済的なプラスが見込める。
お正月のおせちをはじめ、節分の恵方巻、バレンタインデーのチョコレートなど、季節イベントに合わせて製造された商品は、イベント終了後には需要がなくなり、余剰になってしまいます。
でも、イベントを過ぎたからといって、商品そのものの価値は落ちていません。
「おせちはお正月に食べるもの」という枠を外して、 お財布にも環境にも優しい「おそち」を豪華なオードブル感覚で楽しみいただけるはず!
食品メーカーさんよりお問い合わせがあり次第おそち商品は追加されていき、1月末あたりまで販売される予定です。
おそちは会員限定商品なので、是非ログインしてチェックしてみてください!
では皆さん、よい年末年始を♪