野菜ペーストとは?
野菜ペーストとは、野菜を煮詰めたりすりつぶしたりして、なめらかにしたものを指します。ポタージュやスムージー、ソースなど、用途は多岐にわたります。
私が今回野菜ペーストに着目した理由は、暑くなってきたこの頃、毎日のように冷製スープが飲みたくなったからです。
市販の牛乳で割る粉末スープより健康的で、かつお手頃価格で、さまざまな野菜を摂るために、自分でポタージュの素を作りたいと思っていたところ、野菜ペーストと出会いました。
野菜ペーストのメリット3選
No.1 ヘルシーな野菜生活が手軽になる
野菜ペーストを作っておけば、牛乳や豆乳、ジュースで割るだけで簡単に野菜がたっぷり摂れるポタージュやスムージーが完成し、毎日の野菜摂取が手軽になります。
また、野菜を煮込むことで、噛むだけでは得られないファイトケミカルが多く引き出され、免疫力アップや抗酸化作用、デトックス効果などの様々な効果が期待できます。
No.2 食品ロス削減にも繋がる
野菜ペーストにすることで、キャベツやブロッコリーの芯、ほうれん草や小松菜の根元など、普段捨ててしまいがちな部分も食べやすくなり、食品ロス削減に繋がります。
例えば、キャベツの芯は葉よりもカルシウムやカリウムが豊富で、ブロッコリーの芯にはつぼみ部分よりも多くのビタミンCが含まれています。野菜を余すことなくペーストにすることで、摂れる栄養価も高まります。
また、大量の野菜を消費する必要がある場合でも、野菜ペーストを作って冷凍保存することで、野菜を傷ませずに長期保存が可能です。
保存期間は冷蔵で4日、冷凍で1か月が目安です。
No.3 作り方が簡単
野菜ペーストは、どの野菜も切って煮てミキサーにかけるだけで完成するシンプルな手順なので、手軽に作ることができます。
野菜ペーストの基本
キホンの野菜ペーストの作り方
1.野菜を切る
(硬い野菜は薄切りにする)
2.鍋で煮込む
塩と水を加えて中火で加熱し、煮立ったら蓋をずらして弱火で20分程蒸し煮にする
3.粗熱が取れたら、ミキサーで滑らかになるまで攪拌して完成
(粗熱をすぐに取りたい場合は、バットに移す)
野菜ペースト3種の材料を紹介!
※材料の重さは正味、完成量は約450g前後
1.小松菜ペースト(ほうれん草でも代用可能)
・小松菜 1束(300g) *2センチぐらいに切る。
・玉ねぎ 1個(200g)
・塩 小さじ1/4
・水 大さじ3
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2.キャベツペースト
・キャベツ 1/2個(400g) *2センチ角ぐらいに切る。
・玉ねぎ 1/2個(100g)
・塩 小さじ1/4
・水 大さじ3
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3.ブロッコリーペースト
・ブロッコリー 1株(350g)
・玉ねぎ 1/2個(100g)
・じゃがいも 1個(100g) *皮をむき、水にさらして水気をきる。
・塩 小さじ1/4
・水 大さじ3
野菜ペーストで夏に嬉しい爽やかドリンクレシピ
どれも材料を混ぜ合わせるだけで作ることができる、1人分のポタージュとスムージーの材料をそれぞれご紹介します。
ポタージュ
・野菜ペースト 75g
・お好きな水分(牛乳、豆乳、だし汁、具なしスープなど) 75~100ml
・塩、こしょう 少々
ポタージュは鍋で温めてホットでも、そのまま混ぜ合わせて冷製スープでも楽しめます。
スムージー
・野菜ペースト 70g
・お好きな果物ジュース(リンゴ、パイナップルなど) 100ml
甘味がほしいときは、はちみつをお好みでプラス!
実際に作ってみました!
私は、小松菜ペーストをつくり、小松菜の冷製ポタージュを作りました。
そして水分には、牛乳と野菜の捨てられがちな部分からだしを取ったベジブロスを50mlずつ入れて飲みました。
小松菜の根元から、捨てがちな野菜の部分まで余すことなく使い、栄養たっぷりなポタージュが出来上がりました。
冷たい冷製ポタージュは喉越しがよく、野菜の素朴な甘さを堪能する事ができてとても美味しかったです。 また、翌日はお通じがよく、ファイトケミカル効果を存分に感じました。
野菜ペーストのポタージュは、夏にずっと飲み続けたいと思います!
ご紹介したように、野菜ペーストは作り方はシンプルで、作ってしまえば簡単に冷製ポタージュやスムージーが楽しめます。
また、健康かつ食品ロスにも繋がり、地球にも自身にもいいこと尽くめなので興味がわいた方は、ぜひ一緒に野菜ペーストで野菜生活をはじめてみましょう!
【参考文献】
森崎繭香:野菜ペーストで簡単おかず
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