ロスゼロブログ

カテゴリ一覧

ドライフルーツで自然の恵みを取り入れよう

公開日: 更新日:2025.02.17
ドライフルーツで自然の恵みを取り入れよう


ドライフルーツについて

ドライフルーツが並ぶ様子


ドライフルーツとは

ドライフルーツとは、果物を乾燥させて水分を取り除き、長期間保存できるようにした食品です。代表的なドライフルーツには、レーズン・アプリコット・マンゴーなどがあります。

ドライフルーツには、無添加のプレーンタイプや、塩や砂糖を加えて風味づけされたシーズニングタイプのものがあります。

一般的に糖分やカロリーが高いため、糖尿病の方は食べる量に注意が必要です。


歴史

人々は、木から落ちた果物が乾燥して長持ちすることに偶然気がづき、それを食料として利用したことがドライフルーツの始まりと考えられています。そこから果物を乾燥させ、保存食として重宝するようになりました。
特にレーズンは、古代ローマ帝国時代には富や権力の象徴として扱われ、貴族への贈り物としても用いられていました。

時代が経つにつれて、ドライフルーツは手軽に楽しめる食品として広く普及するようになりました。

日本のドライフルーツとしては、干し柿が特に有名です。干し柿の歴史は非常に古く、平安時代期に編纂された法典「延喜式」には、祭礼で使われる菓子として干し柿が食されていたことが記されています。


食品ロス削減にも

ドライフルーツは食品ロス削減にも貢献する食品です。捨ててしまいがちな果物の皮も一緒に乾燥させることで、その皮に含まれる栄養素も取り入れることができます。
例えば、みかんの皮は「陳皮(ちんぴ)」という漢方として効果が期待されています。ドライフルーツにすることで、普段食べにくい皮も美味しく楽しめます。

さらに、アメリカでは果物の皮を活用したドライフルーツスナックで、食品廃棄物削減に取り組む企業もあります。

ロスゼロでは規格外のいちごをフリーズドライし、チョコレートとあわせたアップサイクル食品気仙沼みなといちご】を製造・販売しています。

 

ドライフルーツの栄養

お皿に入ったドライフルーツが並ぶ様子


栄養価

ドライフルーツは、果物の栄養がぎゅっと濃縮されています。
便秘解消や腸内環境の改善に効果的な食物繊維のほか、クランベリーやマンゴーに含まれる抗酸化作用、プルーンのポリフェノールなど、健康にうれしい栄養素がたくさん!

ドライフルーツは種類によって異なる栄養素が含まれているので、目的に応じて選ぶことが大切です。


生より栄養価は高い?

ドライフルーツは乾燥過程で水分が抜けるため、食物繊維やカルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛などのミネラルが濃縮されて栄養価が高くなります。
しかし、その反面、ビタミンCは乾燥中に失われてしまうので、ビタミンCを摂取したい場合は生のフルーツの方がオススメです。

ドライフルーツは栄養が濃縮される部分と減少する部分があるため、用途に応じて使い分けることが大切です。


ドライフルーツの種類・製法

様々なドライフルーツが並ぶ様子


種類

【半生タイプ】
半生タイプのドライフルーツは、水分を多く含むため、しっとりとした食感で、果物本来の風味が強く感じられます。開封後は早めに食べることが推奨され、幅広い年齢層に人気です。

【完全乾燥タイプ】
完全乾燥タイプは砂糖なしでも甘さがあり、しっかりとした噛みごたえがあります。カロリーを抑えたい方や自然な甘さを楽しみたい方におすすめです。

【フリーズドライタイプ】
フリーズドライタイプは、生のフルーツの風味や栄養を保ちながらサクサクとした食感と鮮やかな色合いを楽しめます。


製法

ドライフルーツの製法は、大きく「天日干し」「機械乾燥」に分けられます。

【天日干し】

天日干しは、太陽光と風を使った伝統的な方法です。自然な甘さや風味が凝縮され、コストもかからない一方で、天候などに左右される場合もあります。

【機械乾燥】

熱風乾燥:熱い空気を使用して水分を蒸発させ、果物を乾燥させます。この方法は比較的安価で、フルーツの色や形を保持しながら乾燥させることができます短期間で大量生産できるのが特徴です。

真空乾燥:低圧環境下で水分を蒸発させます。これにより、低温で乾燥が可能となり、栄養素の損失を最小限に抑えることができます。

フリーズドライ:果物を凍結後、真空下で氷を昇華させて乾燥します。この方法はフルーツの風味や栄養を最大限に保持し、軽くてサクサクしたテクスチャを生み出します。

古代のドライフルーツ製造では自然乾燥が一般的でしたが、現代では、製品の品質や目的に合わせたさまざまな製法が用いられています。


保存方法

瓶に入ったドライフルーツが並ぶ様子


生のフルーツは水分が豊富なためどうしても傷みやすく、長期保存が難しいですが、ドライフルーツにすることで水分が抜け、保存期間が延びます。

ドライフルーツの保存には、湿気と酸化を防ぐことが大切です。
未開封のドライフルーツは常温で保存できますが、湿気が多く高温の場所は避けるようにしましょう。
特に夏は温度や湿度が高くなりやすいので、冷蔵庫で保存するのが理想的です。
開封後のドライフルーツは、密閉容器に入れ、脱酸素剤も一緒にいれて、冷蔵庫で保存しましょう。野菜室は湿気が多いため避けましょう。

また、保存方法はパッケージに記載されている場合が多いので、そちらを確認しましょう。


ドライフルーツを使ったレシピ

ドライフルーツが花のように並ぶ様子


ドライフルーツはそのまま食べるだけではなく、さまざまなレシピに活用できます。
簡単でおいしいレシピをご紹介します!

プルーンといちじくのソース

お肉にもぴったり!濃厚でフルーティーなソースです。

【材料】
種なしプルーン(2個)
乾燥いちじく(2個)
水(大さじ8)
醤油(大さじ2)
みりん(大さじ1)
ブランデーまたはウイスキー(大さじ1)

【作り方】
1)種を取り除いたプルーンと乾燥いちじくを水と一緒にボウルに入れ、30分以上置いておき、ミキサーにかけ、滑らかなペースト状になるまで混ぜます。
2)ペーストに醤油、みりん、ブランデーまたはウイスキーを加え、しっかりと混ぜます。
3)鍋に移して、中火で煮詰めて完成です!


ドライフルーツ入りパンケーキ

いつものパンケーキにドライフルーツを加えて栄養価をUP!
さらに彩り豊かで、食べ応えが増し、ドライフルーツの自然な甘さが引き立つ美味しいパンケーキに!

【材料】
パンケーキミックス150g
牛乳150ml
卵1個
ドライフルーツ(お好みの物)30g
※大きなドライフルーツは小さく切って混ぜてくださいね。

【作り方】
パンケーキミックスと牛乳、卵、ドライフルーツを混ぜて生地を作り、フライパンで焼いて完成!

ドライフルーツはそのままでも美味しいですが、料理やお菓子にもぴったり!お好みのドライフルーツを使って、自分だけのアレンジを楽しんでみてください。



ドライフルーツは、忙しい現代人にとって栄養満点で手軽に食べられる食品です。日持ちが良く、持ち運びにも便利なので、仕事の合間やお子さんのおやつとしてもオススメです。
簡単に栄養補給できるので、日々の生活に取り入れて、健康をサポートしましょう!










同じカテゴリの他の記事はこちら

ロスゼロブログ一覧へ

この記事を書いた人

多田

映画鑑賞・読書が趣味の、一児のママです。日々の暮らしを少しでも楽しくするために、役立つ知恵やヒントをご紹介していきます。一緒に心地よい暮らしを目指しましょう!

監修者

文 美月

株式会社ロスゼロ 代表取締役
大学卒業後、金融機関・結婚・出産を経て2001年起業。ヘアアクセサリーECで約450万点を販売したのち、リユースにも注力。途上国10か国への寄贈、職業支援を行う。「もったいないものを活かす」リユース経験を活かし、2018年ロスゼロを開始。趣味は運動と長風呂。