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【EXPO2025】サーキュラーエコノミー研究所へ出展しました

公開日: 更新日:2025.10.03
サーキュラーエコノミー研究室 会場内のパネル前に立つ文社長と山口

 

未来の循環型社会を体験できる「研究所」

大阪・関西万博で開催された「サーキュラーエコノミー研究所」は、循環型社会(サーキュラーエコノミー)という未来の社会のあり方を、子どもから大人まで楽しく、体験しながら学べるイベントでした。
特に人気学習漫画「科学漫画サバイバル」シリーズとコラボレーションしている点が特徴的で、6日間で58,000人もの参加者で賑わいました。

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開催期間:2025年9月23日(火)〜9月29日(月)の期間限定
場所:大阪・関西万博EXPOホール WASSE南側

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会場内の様子と特典の冊子と新聞

 

【入場時とクリア特典】
入口では、サーキュラーエコノミーに関する学習冊子が配布されました。子どもには人数分、グループには1冊渡され、これによって学習意欲を高める工夫がされていました。
体験をクリアすると、最後のエリアで参加者の個別の内容や名前が入った新聞をPDFおよび印刷で受け取ることができ、学びの成果を形として持ち帰れる点も大きな魅力でした。

【4つの研究室と参加型体験】
研究所内は、サーキュラーエコノミーのプロセスである「買う」「使う」「分ける」「まわす」などに焦点を当てた4つの研究室に分かれ、クイズラリーや参加型コンテンツを通じて資源循環の仕組みを体感できました。

【出展企業も多数!リアルな技術と取り組みを体感】
会場には多くの企業が出展しており、それぞれがサーキュラーエコノミーに関する取り組みを紹介していました。パソコンの分解体験や、衣類のリペアをテーマにした展示など、実際の技術や工夫に触れることができる貴重な機会でした。

【子どもも大人も本気!会場は笑顔と熱気でいっぱい】
印象的だったのは、子どもたちが本当に楽しそうだったこと。そして、大人たちも負けじと真剣に取り組んでいたこと。親子で一緒に学び、考える時間が自然と生まれていて、まさに「未来をつくる学びの場」だと感じました。

 

これらの展示を通じて、参加者はサーキュラーエコノミーが私たちの日常的な消費や企業のビジネスに密接に関わっていることを実感できたでしょう。

このイベントは、万博という国際的な場で、「楽しく学んで行動につなげる」サーキュラーエコノミーのあり方を広く伝える、象徴的な場となりました。

 

ロスゼロ出展「楽しみながら食品ロス削減を学ぶ」

ロスゼロは「かう(買う)」研究室にて、サーキュラエコノミーへの取り組みを紹介しました。

ロスゼロ研究室の様子

 

サーキュラーエコノミーの理解や、消費者行動の変化はまだ十分に浸透していません。私たちは、楽しみながら体験できる場を通じて、より多くの方に食品ロス削減の可能性を知っていただきたいと考えています。国際的な注目を集める万博という舞台は、理念や取り組みを広く発信し、共感や連携を生み出す最適な機会となりました。

 

「かう(買う)」研究室とは

この研究室では、実際のお店を再現し、参加者がモノを手に取りながら「どのような買い方がサーキュラーにつながるのか」を体験できる仕組みが用意されました。クイズや“グッドチョイスミッション”を通じて、楽しみながら「未来につながる選択の基準」を学べるエリアです。

 

ロスゼロの展示テーマ

ロスゼロは 「食品ロスゼロ! 美味しく食べて地球も喜ぶ、新しいお買い物」 を研究テーマに掲げ、消費者が日常の買い物でサーキュラーエコノミーにつながる行動を選択できるよう、以下の展示を行いました。

  • アップサイクル食品「Re:YOU」ブランドと、その背景にある理念の紹介
  • ロスゼロ不定期便(サブスクリプションサービス)の提案
  • 食品廃棄物から生まれ変わったTシャツの展示
  • サーキュラーエコノミーに関する解説映像の放映

来場者の皆さまからは「身近な買い物からサーキュラーが始められるんだ」「食品ロスが楽しく解決できるのは新鮮!」といった声をいただき、真剣に学びながらも楽しんで参加されている様子が印象的でした。

 

「かう」という日常的な行動が、実は未来の資源を守る大きな一歩になります。
ロスゼロはこれからも、アップサイクルやサブスクなどを通じて、消費者が無理なく・楽しく参加できるサーキュラーエコノミーの実現を目指してまいります。

 

パネルディスカッション 登壇レポート

登壇前のステージとディスカッション風景

 

9月29日、大阪・関西万博「サーキュラーエコノミー研究所」にて、【ビジネス向け】パネルディスカッション「資源を次へつなぐ未来 ― 私たちにできること ―」が開催され、弊社代表・文美月が登壇いたしました。

本セッションでは、サーキュラーエコノミーの実現に向け、企業・行政・学術機関がどのように連携し、行動変容を促していくべきかについて議論が交わされました
文は、これまでロスゼロが取り組んできた事例や経験をもとに、変革を促す具体的な視点を発信しました。

【サーキュラーエコノミーの取り組み最前線】
弊社が実践している食品ロス削減の取り組みを紹介。余剰在庫や規格外品を「おいしい価値」として再流通させる仕組みや、消費者に楽しく参加していただけるサービス設計について共有しました。

【実現のための課題と解決に向けた道筋】
アップサイクルに取り組むうえで直面する「コスト・物流・認知」の課題を取り上げ、産官学のスムーズな連携が不可欠であることを強調しました。行政の制度支援や企業間の協業によって、社会全体で新しい循環の仕組みを築く重要性について提案しました。

【消費者の行動変容につながる提案】
食品ロス削減を推進するには、消費者一人ひとりの意識と行動が欠かせません。文は「楽しさ」や「共感」を入り口にした仕組みが有効であると述べ、ロスゼロのサブスクリプションサービスやアップサイクル商品の事例を挙げながら、日常の小さな選択が未来の資源循環につながることを呼びかけました。

 

今回のディスカッションを通じて、サーキュラーエコノミーの推進には多様なステークホルダーの協働が不可欠であること、そして「企業の挑戦」と「消費者の参加」を両輪としたアクションが重要であることが再確認されました。

 

来場者の声に感動!「楽しく貢献」が広げる食品ロス削減の可能性◆山口の感想

来場者に説明する白衣姿の山口

 

今回の1週間の出展で、本当に多くのお客様にお立ち寄りいただきました。ロスゼロを既に知ってくださっていた方からは嬉しい励ましのお言葉をいただき、この出展からロスゼロを知ってくださった方とはお話を通してロスの現状や解決策について一緒に考える機会をいただけて、大変有意義な時間となりました。

ブースでは「みなといちご」「再生あられ」「不定期便」を実際に展示。立ち寄ってくださった方々は商品にとどまらず、食品ロスの背景や仕組みにも強い関心を寄せてくださいました。
特に「ロスってこんなに身近なんですね」「楽しみながら貢献できるなら挑戦してみたい」といった前向きな言葉を直接いただけたことは大きな励みとなりました。

子どもから大人まで真剣に耳を傾けてくださる姿を見て、食品ロス削減は社会全体の関心事となっていることを改めて実感しました。
今回の出展で得られた経験を力に、今後ももったいないを笑顔に変える活動を広げていきたいと思います!

 

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