IMPACTとは
2025年8月7日・8日、大阪・関西万博 カナダ館において、太平洋・北極地域の気候変動と貿易をテーマとした先住民会議「IMPACT(Indigenous, Pacific, Arctic Climate Trade)」が開催されました。
この会議はカナダ・アジア太平洋財団(APFカナダ)が、2019年から2026年にかけて実施している「女性のビジネス・ミッション・アジア・シリーズ」の一環として行われたもので、カナダ、オーストラリア、アラスカ、日本、ニュージーランド、台湾という6つの太平洋および北極地域の先住民を招いて実施されました。
【目的】
- 先住民の権利と文化を尊重した持続可能な貿易の推進
- 気候変動の緩和に関する伝統的知識と経験の共有
- 気候変動へのレジリエンスを高めるための新たな協働戦略の模索
貿易と気候変動のふたつのテーマに焦点を当てることで、先住民の人々が変化する世界的課題に直面しながらも、自らの生計、文化、環境を守る力を持てるよう支援することを目指しています。
IMPACT(太平洋・北極地域の気候と貿易に関する先住民会議)
当社代表・文美月がプログラムに参加
ご報告が遅くなりましたが、8月7日、8日のプログラムに、当社代表の文美月が参加いたしました。
8月7日 女性ビジネスリーダーとのラウンドテーブル

【ラウンドテーブルの目的】
1.クリーンテック、ICT、小売業、クリエイティブ産業などの主要分野における、カナダと日本の女性起業家の経験、成功例、課題を共有する。
2.カナダと日本における女性起業家支援の枠組みを紹介し、公的および民間部門の両方で対処すべき課題を明らかにする。
3.持続可能で包摂的な貿易を支援する、国境を越えたパートナーシップや政策対話の機会について議論する。
また、同日には下記のプログラムも行われました。
○パネルディスカッション: 先住民族の女性が世界を変える:太平洋と北極圏からのメッセージ
○先住民ファッションショー
○ライブコンサート&パフォーマンス
8月8日 公式レセプション

IMPACT 2025 : プログラム概要
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【文美月の感想】
カナダ館での「太平洋・北極圏の気候と貿易に関する先住民会議は、初日のラウンドテーブルと、翌日の交流会、二日に渡って開かれました。
カナダだけでなくオーストラリアの先住民の方、アラスカや台湾から参加の方もいるなど、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、それぞれが置かれているビジネス環境や経験、課題をシェアしあいました。
日本からの参加者は女性経営者として男性社会の中でどう経営しているかを発表。
参加メンバーそれぞれにストーリーがあり、もっと話を聞きたいと思える方が多かったんですが、全体的な時間が足りなかったのが惜しかったのですが、二日目で少し解消されました。
ちなみに会議の同時通訳はAI。日本語・英語どちらの言語で話しても即座に訳されており、精度が高くて驚きました。