子どもが食べ物を嫌いになる要因としては、味、食感、風味、そして見た目が主な理由とされています。
そんな子どもの嫌いな食べ物の上位に、必ず入っているのが野菜!
嫌いな野菜ランキングを発表すると共に、苦手な野菜克服のためのレシピもご紹介しますね。
子どもが野菜をしっかり食べるようになると、お子様が嫌いな野菜を避けて残してしまうことが少なくなるので、無駄になる食材が減ります。
これは家計にも、そして地球環境にも優しいですね。
お子様の健康と一緒に、食品ロス削減にも貢献できる一石二鳥の効果が期待できます!
子どもが苦手な野菜は何?
子どもが苦手な野菜ランキングトップ5
野菜の苦手な理由は、色、味、食感など多岐にわたりますが、特に子どもたちが嫌いな野菜をランキング形式で5つ見てみましょう。
1位:セロリ
2位:ニンジン
3位:ピーマン
4位:キャベツ
5位:ほうれん草
(2023年ロスゼロ調べ)
1位はセロリで、その独特の香りとシャキシャキとした食感が子どもたちから敬遠されています。
2位はニンジン、3位はピーマン、これらも食感や香り、苦味が子どもたちにとってハードルとなることが多いようです。
さらに4位のキャベツと5位のほうれん草は、大人が日常的に食べることが多い野菜ですが、子どもたちはそのクセの強さから苦手とする傾向にあります。
子どもが苦手な野菜の特徴は?
子どもたちが苦手とする野菜の特徴について見ていきましょう。
まず、色が鮮やかな野菜は目立つため、子どもたちの興味を引きますが、それが反対に警戒心を引き起こすこともあります。
また、味については甘さや塩辛さに慣れ親しんだ子どもたちは、野菜特有の苦味や青臭さを苦手とすることが多いです。
食感も大きな要因で、特にシャキシャキとしたものや、ネバネバしたものは嫌われる傾向にあります。
大人が嫌いな野菜のランキングは?
次に、大人が苦手とする野菜のランキングを見てみましょう。
1位:ゴーヤ
2位:セロリ
3位:ナス
4位:ピーマン
5位:クレソン
(2023年ロスゼロ調べ)
1位はゴーヤで、その苦味が特に大人にとっては抵抗となるようです。
2位はセロリで、これは子どものランキングと同じく、独特の香りと食感が敬遠される理由となっています。
3位はナス、4位はピーマン、5位はクレソンと、苦味や青臭さが敬遠される傾向が見られます。
大人もまた、味や食感によって苦手とする野菜が存在することがわかります。
子供が野菜を苦手とする理由
なぜ子どもは野菜が嫌い?:子供特有の食事の傾向
子どもたちが野菜を苦手とする背後には、子供特有の食事の傾向があります。
子どもたちは、新しい食べ物に対する警戒心が強く、見た目や匂い、食感が少しでも自分の知っているものと違うと、避けてしまう傾向にあります。
この警戒心は、昔の人間が有害な食べ物を避けるための生存戦略とも言われています。
また、子どもたちは甘いものや塩分が多いものを好む傾向があり、それらに比べると野菜の味は物足りなく感じられるかもしれません。
野菜を嫌う子どもの心理
子どもたちが野菜を避ける心理的な理由は多岐にわたります。
先ほども述べたように、味や食感が原因で避けることも多いですが、その他にも子どもが食事を楽しむ時間にストレスを感じてしまうと、その原因となった食べ物を避ける傾向にあります。
例えば、強制的に野菜を食べさせられた経験があると、野菜自体に対して嫌悪感を持つこともあります。
子どもの食事における野菜の位置:大人との比較
大人にとって、野菜はその栄養価や健康への効果から食事の主要な部分を占めることが多いですが、子どもにとっての野菜の位置づけは異なることが多いです。
子どもは成長過程にあり、エネルギー源となる炭水化物や蛋白質が必要とされるため、積極的に肉や魚、ごはんを食べる傾向があります。
一方、野菜は味が薄く、食事の際にはあまり注目されないことが多いです。
これらの理由から、子どもにとって野菜は「食事の中で二の次」になりがちなのです。
野菜嫌いを克服するための重要なステップ
野菜嫌いの克服方法
子どもが野菜嫌いを克服するためには、何よりも「野菜と友だちになる」ことが大切です。
野菜の種類や色、形、味を知り、野菜に興味を持つことから始めましょう。
また、子ども自身が育てた野菜を食べる経験を持つと、その達成感から野菜に対する好意的なイメージを持つことができます。
そのためには家庭菜園や学校の農業体験などが有効です。
さらに、食事の準備を一緒に行うことで、野菜の扱い方や調理方法を覚えるとともに、料理への興味や好奇心を育てることができます。
楽しく学ぶ
味覚教育は、子どもが野菜嫌いを克服するための重要なステップとなります。
それは、味覚教育を通じて子どもが食べ物の味を正確に理解し、食べ物の選択をする基準を形成するからです。
例えば、適度に塩分を控えた食事を提供することで、子どもが野菜本来の味を認識する機会を作り出すことができます。
また、味覚教育を行う際には、味だけでなく香りや食感、見た目なども一緒に教えると良いでしょう。
それにより、食べ物に対する理解が深まり、食事に対する幅広い興味を育てることができます。
人気の野菜から嫌いな野菜へのステップアップ
多くの子どもが好きな野菜であるさつまいもやじゃがいもは、野菜嫌いを克服するための入門となる野菜です。
これらの野菜は甘みや香りが強く、さまざまな料理に使うことができます。
さつまいもやじゃがいもを使ったレシピで子どもたちの舌を慣らし、次第に他の野菜を加えるとよいでしょう。
野菜嫌いを克服!楽しいレシピアイデア
トマト、ピーマン、ゴーヤを使った楽しいレシピ
トマト、ピーマン、ゴーヤといった普段あまり好まれない野菜も、楽しいレシピに工夫することで子供たちの興味を引くことができます。
例えば、カラフルなピーマンを使ったピザや、ゴーヤチップス、トマトのゼリーなど、遊び心あふれるレシピが可能です。
驚くほど美味しく、子供たちが野菜の楽しさを発見できることでしょう。
セロリの新たな料理法:見た目も味も変わる驚きのレシピ
セロリはその独特の味わいから苦手な子供も多いですが、工夫次第で美味しく食べられます。
例えば、スライスしたセロリを牛乳と一緒に煮てからマッシュポテトのようにすれば、セロリのクリーム状のサイドメニューが完成します。
また、セロリをフライにすることで、ポテトフライのような形状にすることもできます。
これらのレシピにより、見た目も味も一新されたセロリを楽しむことができます。
0%ストレス!子どもも喜ぶ野菜の料理
ストレスフリーなレシピの一つとして、「ベジタブルチップス」があります。
さまざまな野菜を薄くスライスし、オーブンで焼くだけの簡単な方法です。
カラフルな野菜の見た目が子供たちの興味を引き、サクサクとした食感は喜ばれることでしょう。
また、「野菜スティックとディップソース」もお勧めです。
新鮮な野菜を細長く切って、子供たちの好みのソースと一緒に提供すれば、手軽に野菜を摂取できます。
ストレスフリーで楽しい食事を提供することで、子供たちは野菜を嫌がることなく、美味しく食べることができるでしょう。
実践!子供が喜ぶ野菜たっぷりレシピ
セロリを使ったレシピ
子どもが最も苦手とする野菜の1位は、独特の香りと強い味が特徴のセロリでした。
しかし、セロリはジュースやスープにすることで、その風味をうまく活かすことができます。
例えば、セロリとリンゴ、ミントをブレンダーにかけたジュースは、爽やかな味わいで子どもも喜ぶ一品。
また、じっくりと煮込んだセロリのクリームスープは、セロリ特有の香りが食欲をそそります。
ピーマンとゴーヤを楽しく食べるレシピ
子どもたちが苦手とする野菜の2位と3位は、ピーマンとゴーヤです。
ピーマンは肉詰めや炒め物にすると、その独特の苦味が和らぎ、香ばしい風味を楽しむことができます。
ゴーヤもまた、ゴーヤチャンプルーや漬物にすることで、その苦みを抑えつつ栄養価を最大限に引き出すことができます。
トマトとニンジンで挑戦する新感覚レシピ
子どもたちが苦手な野菜の4位と5位は、トマトとニンジンです。
トマトはそのまま食べるだけでなく、ジュースやソース、スープとして様々な料理に利用できます。
特に、トマトの甘酸っぱさを引き立てる冷製パスタは、暑い季節にぴったりのメニューです。
ニンジンもまた、生のままサラダにしたり、焼いたり、煮たりと多様な調理法があります。
ニンジンの甘さを最大限に引き出すためには、じっくりと炒めてキャラメリゼーションを促すと良いでしょう。
苦手な野菜でも美味しく食べられる味付け
トマト、ピーマン、セロリの嫌いな味を克服する調理法
トマト、ピーマン、セロリは一部の子どもたちにとっては苦手な野菜となりますが、調理法を変えることでその嫌いな部分を緩和できます。
トマトの酸味が苦手な場合は、じっくり煮込むことで自然な甘みが引き立ちます。
また、ピーマンの苦味は焼く、または肉詰めにすることで和らぎます。
セロリの特有の風味が苦手な場合は、他の食材と一緒に煮込んだり、ジュースにしたりすると良いです。
ゴーヤの苦みを減らすコツ
ゴーヤの特徴的な苦味は、一度水にさらすことで大幅に軽減できます。
また、塩もみをしてから調理することも効果的です。
さらに、ゴーヤを炒め物やスープにすると、他の食材との相乗効果で苦味が和らぎ、美味しく食べられます。
とうもろこしやじゃがいもをさらに美味しくする味付けの秘訣
とうもろこしやじゃがいもはそのままでも美味しいですが、一工夫加えることでさらに美味しくなります。
とうもろこしはバターと一緒に焼くと、甘味が引き立ちます。
また、じゃがいもは塩とバターだけでなく、ローズマリーやチーズと一緒に焼くと、新たな風味を楽しむことができます。
【成功の声】子供が野菜を好きになったエピソード
給食でみんなが食べていたから
お家では野菜を食べなかった子が、幼稚園や学校の給食でみんなと一緒だと食べられた体験からお家でも食べられるようになった。
親が野菜好きだったから
親御さんが野菜好きでサラダ煮物や炒め物などバリエーション豊富なレシピで毎日食卓にあがっており、美味しそうに食べる親御さんを見て自然と食べられるようになった。
気づいたら
細かいみじん切りやジュースなど姿が見えない状態なら食べていて、いつの間にか食べられるようになった。
プランターで育ててみて
学校でプチトマトの苗を植えて自分で水やりして育てて収穫したら食べられた。
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